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週間Steam通信#223(2021年1月16日~1月22日)

欧州おま国問題に決着か……Valveは上訴する意向

欧州委員会は20日(現地時間)、Steamを展開するValve、およびゲームパブリッシャーであるバンダイナムコ、カプコン、Focus Home、Koch Media、ZeniMaxに対し、欧州経済領域においてゲームタイトルを販売するさいに、国によって制限を課していることについて、EU反トラスト法に抵触するものとして合計780万ユーロ(約9億8千万円)の制裁金を課したことを発表
Valveはこれが不当なものであるとして上訴を行う方針であることを明らかにしました。広報担当者は「Steamゲームのアクティベーションキーはパブリッシャー・開発者の要請に伴い無料で提供されており、たとえそれがサードパーティの販売店で売られようとも、購入価格の一部を受け取ることはない」として、異議を表明。地域制限が行われていたのはValve以外のわずか3%のタイトルに過ぎず、さらには2015年からは法的な問題や販売ライセンス上の問題を除いては措置を行っておらず、責任の適応範囲外とした

「龍が如く」最新作ついに!見参

2020年11月にSteamでの配信が始まっていたものの、日本からの購入はできませんでした。今回の日本語収録は既存のSteam版『Yakuza:Like a Dragon』に日本語を加えるもので、何らかの手段によってすでに同作をSteam上で所有しているユーザーもその恩恵にあずかることができます。これでシリーズのナンバリングすべてがPCの単一プラットフォームで楽しめるようになった

やはりSteamユーザーを増やすことが先決

PCゲーマーのうちSteam利用者はわずか14.2%

2019 年のゲーム人口は、前年より 2.4%減の 4793 万人 となりました。家庭用ゲームユーザー(2206万人)とPC ゲームユーザー(1330万人)は減少する一方、アプリゲームユーザーは微増 しました。出典:ファミ通ゲーム白書 2020

7年ぶりの超大型MOD「Fallout: New Vegas」

「Fallout: The Frontier」は、2010年に発売された『Fallout: New Vegas』をベースとした大型Modだ。作中では本編より過去、フーバーダムの戦い以前を描いたオリジナルの物語。NCR軍と原住民、スカベンジャー、レギオンといった複数の派閥の抗争が描かれる。メインストーリーは3つのラインがあり、それぞれが15時間以上のボリュームを誇るという。特にNCRにまつわるルートでは35時間という長大なストーリーが語られるとのこと。

Steam所有者も『HITMAN 3』のデータ引継ぎが可能に!?

Steam版の所有者がEpic Gamesストア版を買い直さなければならないような状況を生み出すことは、同社の意図するところではないとし、IO Interactiveと共に調査していると述べていた。そして翌日になって、冒頭のIO Interactiveの発表に繋がった。Steam版『HITMAN 2』の所有者が、どのようにしてEpic Gamesストア版『HITMAN 3』とその購入情報を紐づけるのか、具体的な手続きについては今後詳細を公表するとしている。
申し訳ありませんが、チームはIOでこれを調査しています。Steamでゲームを所有している人が、そのメリットを最大限に活用するためにEpic Games Storeでゲームを再度購入しなければならない状況を作り出すことは、Epicの意図ではありません。

「ことばのパズル もじぴったんアンコール」配信決定

2021年4月8日に発売する。本作では、流行りの若者言葉やIT用語、さらに「ぴえん」の顔文字や「ソーシャルディスダンス」を模したステージなど、令和をときめくいまどきことば・いまどきステージが多数追加されている。また、本日最新PVが初公開となった。「もじぴったん」ファンだけでなく、初めて遊ぶ人でも楽しく予習もできる映像になっている。

接続者爆増MOBA『ブラックサバイバル:永遠回帰』日本語ボイス実装

同時接続プレイヤー数がSteam上で5万人を突破したようだ。同作は昨年10月14日に早期アクセスが開始されて以来、順調にプレイヤー数の増加に成功している。バトロワ×サバイバル×MOBAというジャンルをうまく掛け合わせていることや、度重なるゲームバランス・UIの改善、そしてコミュニティに対する真摯な姿勢がこの結果を生み出したのだろう

▼今週配信された主なゲーム

18日:FAUN AIR -フォーンアイル-

オーソドックスな剣と魔法の中世風ファンタジー世界のRPGです。
プレイヤーは伝説の英雄の子孫となり、王様の命を受け、世界を脅かす魔王を討伐する旅に出ます。この「勇者が魔王の討伐に向かう」というお馴染みの縦軸以外にはストーリーらしいものが語られることはほぼありません。レベルを上げて、仲間を集め、行動範囲を広げて、最終的にラスボスを倒せばクリアという、いたって明快な内容です。

19日:EVERSPACE™ 2

『EVERSPACE™ 2』舞台をより開かれた宇宙へと移した 戦闘特化スペースオペラゲーム、Steam早期アクセス開始。『EVERSPACE™ 2』とは
シングルプレーヤー・スペース・シューターとして高い評価を得た『EVERSPACE』の続編である本作は宇宙船での戦闘や探索、採掘やクラフトなど25時間以上楽しめるコンテンツです。2022年前期予定の正式リリースでは、日本語を含む様々な言語の対応予定で、UI・テキストの実装、同タイミングで製品版価格に引き上げを予定

19日:チン料理長

『チン料理長』は、異世界にやってきたシェフの「チン」が、飢えに悩む獣人たちのために、モンスターを美味しく料理するパーティーアクションゲーム。最大4人までの協力プレイに対応した本作の目的は、それぞれが持つ異なる特性を生かしてモンスターを倒し、手早く完成度の高い料理を作ること

19日:ナユの冒険

『ナユの冒険』は、狐の少女ナユの小さな冒険譚だ。冒険の基本は、画面をクリックすること。ナユはクリックに反応し、手に持った武器を使ってモンスターを攻撃する。敵を殴って倒すと星のかけらが手に入り、星のかけらを使ってうわさばなしを解放すると、ナユたちの世界が少しだけ描かれるほか、パーティーのステータスが上昇し、ナユたちが強くなっていく。

21日:Teke Teke - テケテケ

本作は日本の都市伝説「テケテケ」をモチーフにした一人称視点のアドベンチャー。プレイヤーは女子高生となり、ある日学校に来なくなった恋人に会うために放課後に彼を訪ねることに。ゲームはパズルなどの謎解きと、ステルス要素が組み合わさった内容

21日:正式ローンチ「Skul: The Hero Slayer」

『スカール(Skul: The Hero Slayer)』は2Dローグライトアクションプラットフォームゲームで、高い完成度で開発されたピクセルアートグラフィックやスピーディーで爽快な戦闘が特徴なゲーム。正式バージョンでは計50種のスカールを体験することが可能で、5つのメインチャプターやさまざまなタイプや特徴を持つ数十のステージをプレイできます。

21日:フェノトピア(Phoenotopia: Awakening)

本作は,小さな農村の孤児院で育った少女ゲイルが,流れ星の出現とともに突然消えてしまった村人たちの謎を追うために冒険する2Dアクションアドベンチャーゲームだ。ゲイルは,バットを振り回したり,パチンコやクロスボウを撃ったりして,敵にダメージを与えられる。釣った魚や倒したモンスターを調理して,体力回復のアイテムを作ることもできるという。

21日:Dyson Sphere Program

本作では宇宙、冒険、探索、工場自動化といった要素を備えており、プレイヤーは宇宙同盟COSMOのエンジニアとして、地球が必要とするエネルギーを生み出すため銀河系の惑星に工場を建設していきます。宇宙はゲームを新しく開始するたびにプロシージャル生成され、すべてのプレイスルーはユニークなものになる

21日:Ocean's Heart

本作はドット絵2DアクションRPGです。プレイヤーは主人公の女性Tiliaを操作し、行方知れずの父親を探していくつもの島々を探検していきます。霧に覆われた森、山々、湿地などのフィールドをめぐりながら、モンスターと戦い、ダンジョンに隠されたアイテムを集め、キャラクターを強化していくという古き良き2DRPGのスタイルを踏襲しているだけでなく、物語に奥行きを生み出す豊富なサイドクエストも用意されている

21日:Lamp Chronicle

ランプクロニクルは、武器ベースの近接攻撃と魔法のスキルを組み合わせてユニークなモンスターと対峙する2D横スクロールアクションプラットフォーマーゲーム。複雑なコンボがないため、ゲームは直感的で、すぐにプレイを開始。さまざまな隠された武器、アイテム、スキルを見つけることで、より強くなります。

21日:ENDER LILIES: Quietus of the Knights

本作は2020年冬に登場予定と告知がされていましたが、開発を進める中でもう少し時間が必要になったことや、プレイヤーを待たせないため全8エリアのうち3エリアをアーリーアクセスで公開することを決めたことなどが明らかにされています。また、『Rez』や『エターナルアルカディア』などに携わった元セガの杉山圭一氏が効果音制作で参加することも発表されています。

22日:うたわれるもの 散りゆく者への子守唄

本作は,アクアプラスが展開しているアドベンチャー+シミュレーションRPGシリーズ「うたわれるもの」の第1部をベースとしたタイトルで,Steam版は全編,日・英・中の3言語に対応しているという。
 すでに販売中の第2部「うたわれるもの 偽りの仮面」と第3部「うたわれるもの 二人の白皇」とのバンドルセットも登場しており,通常よりも割引された価格になっている。

22日:Combat Mission Black Sea

本作は、架空のロシア対ウクライナの軍事衝突を描きます。時代設定は2017年夏となっており、ロシアのウクライナ侵攻を受けNATOが部隊を派遣、ウクライナ側の支援にまわります。機械化歩兵や戦車、装甲車など様々な地上ユニットが登場するほか、敵の脅威を無力化するAPS(アクティブ防護システム)やUAV(無人航空機)による戦況情報の送信、標的を一発で仕留める精密誘導爆弾などもフィーチャーされているとのこと。

22日:レイジングブラスターズ

「レイジングブラスターズ」は、「スピード&破壊のSTG」がコンセプトの縦スクロールシューティング。シューティングゲームの原点へ回帰し、ショットとサブウェポンのスタンダードな遊びが楽しめる。本作では、プレイ中にスクロール速度が頻繁に変化する、スピード感のあるゲームプレイが特徴だ。また、打ち込み感と爽快感にもこだわっており、ザコ敵はさくさくと、ボスや中型機にはコアシステムが採用されている。

22日:小さな世界

『小さな世界』は、分割画面でふたつの空間を見比べながら違いを見つける「間違い探し」ゲーム。ルールは基本に忠実な昔ながらのものだが、本作においてはちょっぴりリッチに仕上がっている。というのも、プレイヤーが挑むのは二次元に描かれた平面イラストではなく、3D空間上に作られた立体の箱庭なのだ。もちろん一方向の視点だけでなく、グリグリ動かしてさまざまな向きに見回さなくては、すべての間違いを見つけることはできない。


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