2輪教習 第2段階 検定コース練習

 2輪教習はその第2段階の一番最後に検定を行います。
 検定では、第2段階で練習した3つのコースのうちの一つを、検定当日に走って満足に走れたら合格となります。

 この3つのコースにはどれにも第1段階で練習したS字やクランク、一本橋、スラロームが含まれており、おまけに踏み切り・急制動・坂道発進まで付いてくるという、運転下手糞さんをちゃんとふるい落とせる内容となっており、僕も練習時点からしっかりドロップアウトしていきました。

 というわけで、ここで検定コースでの注意点を洗っていきたいと思います。

まずは一番難しいところから。

周りの車に気をつけろ

 これです。特に自分が右左折しようとするときです。2輪にしても4輪にしてもめちゃくちゃ入ってきます。

 検定中は変なコースばかり通るので、自分が右左折するときに自分側が優先であることはほとんどないです。
 つまり、めちゃくちゃ周囲の車の存在を確認しまくってからじゃないと中々発進できず、もし間違って発進してしまったらまあまあ怒られます。

 それそんなに難しいか?って思うかもしれません。結構僕には難しいです。自分の進行方向に入ってこれる優先道路が同時に4つもあったりするので(改めて数え直してみたら最大7つの交差点もあった)、まあまあ見落としが起こります。

 事故を回避するには落ち着いて全部確認するしかありません。

 特に、一本橋、スラローム直後の周囲確認はめちゃくちゃ見るところが多くて危険です。
 落ち着いて自分以外の車の動きを見て走りましょう。

 ちなみに、右左折以外で一番周囲の車とがっちゃんこしやすいのが急制動です。一本橋・スラロームの侵入時はそのコース中に先に入ってるバイクがいなければ入ればいいだけなのですが、急制動は急制動に入るまでのコースが長いので、単純に見るところが多く、広いです。

 大分手前から急制動の道を俯瞰して、2輪でも4輪でも誰かいたら大体止まります。ここで、同じ道でも急制動までの道は2車線になってるので、右車線に車がいるだけなら止まる必要はありません。

 また、止まる時もちゃんとした停車の措置をとらなければいけませんし、発進するときもちゃんと右合図、1速から発進します。

 そして急制動なので、ここからすぐに3速まで上げて急制動となります。
 ここで、大体1速から2速にするときに、焦っててまず「発進の右合図を消し忘れる」、「2速じゃなくてニュートラルにギアが入る」などの事故が起こります。これを気を付けるのも大変だし、起こってから対処するのはもっと面倒です。

 普段から、「合図はすぐ消す」、「1速から2速は強めにチェンジレバーを蹴る」ということを意識するようにしましょう。


坂道発進が焦ってると地味に難しい

 坂道発進って、リアブレーキとアクセルと半クラッチの合わせ技みたいなところがあって複雑で少し難しいです。

 個人的に、ポイントは「半クラッチ状態になってから、半クラッチのままリアブレーキを放す」です。
 半クラッチよりも解放しようとした時にまだリアブレーキを入れてると普通にエンストします。確かに、坂道発進はあらかじめ動力が必要な発進ですが、それはクラッチを放して得る動力ではなく、アクセルを回して回転数を上げて得る動力なので、間違えないように気を付けましょう。

 その後は半クラッチを徐々に放しながらアクセルで上ります。
 半クラッチを入れながらでもアクセルは回せるので、すぐにクラッチを放さないで、半クラッチのままアクセルを入れていくようにしましょう。

 どうしても何回やっても発進できない時は、多分自分の技術不足じゃなくてそもそもギアが2速以上に入ってる可能性が高いです。ギアがギルティな可能性があります。
 この場合はどうしたってエンスト地獄になります。

まずはギアを疑って、1速であることが確認できてからまた発進をしてみましょう。

ここにきてスラロームが難しい

スラロームって結構コツがあって、第1段階で成功しても、コツを身体が忘れてしまって第2段階では失敗してしまうことがあります。

 事前に練習できないですし。
 スラロームについては、2輪教習のマガジンの8日目で教官がコツを話してくれていますのでスラロームがまだ上手くいかないという方には見て貰えると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?