2輪教習 8日目 スラローム

(2輪教習シリーズの1日目は感想レポートみたいに描きましたが、今回は難関課題スラロームを突破する為のコツまとめです。
 スラロームで困っている方が楽しく読んでくれたら嬉しいです。)

 ついに、なんとか7回の2輪の技能教習を終えて、第一段階の「みきわめ」までやってきた!

 4輪の普通免許を取った時は4回くらい教習で合格をもらえずに補修を受けたから、正直まだ一度も不合格になっていないのはおかしいと思っています…。

 というわけで第1段階の「みきわめ」ですが、僕はここで今までギリギリで教習を合格してきたツケを払わされることになりました…。
 細い道をゆっくり渡る課題の1本橋は、最初一回失敗して、2回目で成功しました。(正直1回失敗してる時点でかなり「みきわめ」としてはまずい…)

 クランクとS字カーブは何とか一発で成功して、問題はスラロームでした。
 一回目は普通にパイロンに衝突しました。初めてです。こんな思いっきりぶつかったの。

 2回目以降は全然タイムを規定以内に収められず、時間的に最後の一回で一応時間内にはなったのですが、「もうこれはもっかいやらないとこの先危険だ」と僕も先生も思ってたので、もう一回みきわめはやり直すことにしました。


スラロームを攻略しよう。

 という訳で、スラロームを攻略できなかった僕が自分にできなかったことをまとめて次に活かす思いでスラロームの注意点を書き出します。

1,車体を傾けて曲がってみよう。

 これね、自転車なら出来るけど、バイクだと乗り物のデカさが違うから、そう簡単に傾けようなんて勇気は出てこないし、どう体を動かせばいいかもよく分からないんだ。

 という訳で、体の動かし方のコツを調べた限り自分に必要そうなことを書きます。教官、宜しくお願いします。

 「あのね、まず、上半身の力を抜きなさい。
 あなたね、ハンドル握る時、4輪でもそうだけど肩に力入れすぎなのよ。腕はリラックス~。背中もちょっと緩めてね。

 逆に膝とつま先で意識して燃料タンクをホールドしちゃいなさい。ニーグリップ。

 あのね、ニーグリップて言うけど、力を入れるのは意外と膝じゃなくてかかとなの。かかとで思いっ切りグッと車体を挟んで掴んであげたら、自然と膝もホールドしやすくなって、ニーグリップが出来るようになるの。これだけで大分変わるわよ。

 それで、背中は緩めにしながら腰以下の力で車体を傾けなさい。そしたら背中までは車体と一緒に傾くけど、首だけはずっと鉛直で同じ向きに出来るから。

 曲がる時の目線は2つ3つ先のパイロンを見なさいね。近いとこ見ると先が分からなくなって焦っちゃうから。」

2,アクセルのチョイ入れを覚えよう。

 「あなたね、まどろっこしいの抜きにして単直に言うけど、アクセルの入れ方がドヘタなの。

 ゆっくり入れるってことが出来ないからいっつも急加速だし、勢いに負けて体が後ろに持っていかれそうになってるでしょう。

 アクセルってわかってると思うけど、すごく感度が良いの。グリップを握り込んで手首で回してたら一生スムーズな加速なんてできないわよ。

 ほら、右手出して。右手のお母さん指とお父さん指でわっかを作りなさい?
 その輪っかでつまむような気持ちでアクセルを回してみなさい。

 そうしたら中々グリップに力が入らないから一気に回す方が大変になるわよ。

 ただ、チョイ入れだと思い過ぎてあんまりアクセルを入れる力が弱いと、アクセルがかからない「遊び」の分しかグリップが回らなくて、アクセルが欲しいタイミングで入らなったりするわ。

 アクセルは輪っかの手で、でもそれなりにグンとアクセルは回すようにね。

 今までの話はスラロームだけじゃなくて普通の路上でもの話。でも、スラロームはもう一つアクセルのコツがあるの。

 スラロームで大事なのは、アクセルの「回し方」よりも、むしろ「戻し方」。

 スラロームのアクセルのキーワードは『チョイ入れ』。チョンとアクセルを軽く入れると、オーバーランすることなくカーブを切り返せるの。

 コップの水に、絵の具を筆でチョンと入れると、絵の具が細かい糸になって無数に広がっていくようで綺麗よね。
 あのチョンと入れる時って、筆が水に入ったのが見えたらなるはやで筆を上に挙げるでしょう。

 それと同じ感じで、アクセルが入ったのが分かったら、すぐに力いっぱい戻しなさい。

 音はブオンでもなく、ブン、よ。これで車体を傾けてもすぐに戻すことが出来るはずよ。」

3,アクセルを入れるタイミングはちょうど次のパイロンを避ける向きになった時。

 「アクセルは、傾いた車体を起こすためにチョイ入れするのは分かってると思うんだけど、具体的にどのタイミングで入れたらいいのかよく分からないでしょう。

 パイロンの周りを曲がっていって、車体(後輪・身体の向き)が次のパイロンの外側にまで向いた瞬間にアクセルを入れれば、パイロンに向かって猛突進しないで、大回りもしない丁度いいタイミングになるわ。

 次の教習ではこの3つのことを意識してみてね。」

 教官ありがとうございました!!(個人的にcv 沢城みゆき さんでした)

追記:
これ書いて次の日見極め2回目行ったら革新的にスラロームが上手くなってました。
 頭の整理は大事です。

 


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