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スター・ウォーズ オタク向け豆知識 10選(ダークサイド編)

1.ダース・ベイダーがアナキンだと知っていた人物

本編で知らされたルーク、レイア、ハン、アソーカなどの主人公たちに加えて、独自にベイダーの正体に辿り着いた者たちがいる。新共和国時代には市民全員がこの事実を知ることになるが、もちろん帝国時代はそうではなかった。

モール

クローン・ウォーズ最終章で、マンダロアの統治者モールはシディアスへの復讐のためにアソーカに同盟をもちかける。彼はアナキン・スカイウォーカーが暗黒面に堕ち、ジェダイを滅ぼすシスの選ばれし者となることを予期した。モールは帝国に追われながらドライデン・ヴォスをリーダーとする犯罪組織クリムゾン・ドーンを確立し、シスを倒す計画を練る。しかしモール自身は惑星タトゥイーンでオビ=ワンに敗れ、計画はクリムゾン・ドーンの新たな支配者キーラが引き継ぎシスに戦争を仕掛けることとなった。

ウィルハフ・ターキン

邦訳小説「ターキン」では、ターキン総督がダース・ベイダーの正体を推察する場面がある。クローン戦争でのアナキンとの共同任務から得た戦術や軍事戦略、凶暴な野心を記憶していたターキンが、スカイウォーカーという人物に辿り着くのは難しい事ではなかった。

スローン(ミスローニュルオド)

帝国に潜入したスローンが初めて皇帝に謁見したとき、彼はある勇敢なジェダイの話をした。名はスカイウォーカー...
スローンはクローン戦争中にアナキンと面識があった。しかし皇帝は、かのジェダイは死んだという。のちにスローンがベイダーという男を知った時、彼はほどなくシスの正体を見破った。

ジョカスタ・ヌー

スター・ウォーズ世界の、特にこういった類の情報の秘密保持システムには重大な欠陥がある。
オーダー66発令から数年後。生き残ったジョカスタが聖堂に潜入しフォース感応者のリストを回収しようと試みたときのことだった。もちろんベイダーは聖堂に乗り込みジョカスタを捕らえようとするが、聖堂の一室の医療ドロイドがなんとベイダーをアナキンだと認識しその情報を読み上げてしまったのだ。聞いていたジョカスタは疑いながらも型破りな戦術でベイダーをタコ殴りにして逃走を図ったが、外で待ち構えていたコマンダー・フォックス率いるクローン軍に捕まった。皇帝から生かして捕らえよとの司令を受けていたベイダーだったが、ジョカスタが急に周りのクローンにベイダーの正体を暴露したため、動揺して味方共々ジョカスタを殺してしまった。

フェレン・バー

フェレンはオーダー66を生き残った後どういうわけか闇堕ちアナキンが聖堂を襲撃する映像を入手し、噂のシス卿の正体に辿り着いた。フェレン自身はモン・カラで弟子を逃がしてベイダーの犠牲となったが、その弟子ヴァーラはのちにオビ=ワンを失ったルークにジェダイの道を示した。

リーヴァ・サヴェンダー

リーヴァのように、アナキンに遭遇し生き残ったジェダイがシスの秘密を握っているのは珍しいことでもないだろう。


2.パルパティーンは自身の死を予期していた

パルパティーンは自分の死を予期し、皇帝すら守れなかった不要な帝国を抹消し未知領域で新帝国ファースト・オーダーを作る計画(シンダー作戦)をガリアス・ラックス元帥に託した。ラックスはジャクーの戦いで帝国残党と新共和国を共倒れにさせようとしたが、帝国の指揮官レイ・スローンが新共和国と協力して元帥は死に計画は阻止...と思いきや当のレイ・スローンが残党をまとめて未知領域に逃走、ファースト・オーダーを建設した。


3.グリーヴァスの意思は死んでいなかった

カービン中佐

帝国時代にグリーヴァスオタクがグリーヴァスになった。彼のことが好きすぎるカービン中佐は、グリーヴァスになるためにダース・ベイダーの創造者ドクター・サイロのもとで手術を受けた。カービンはグリーヴァスらしい戦い方を身につけたが、それほど強くなかったためベイダーに殺された。


4.レン騎士団はシスを滅ぼそうとした

クリムゾン・ドーンの協力者たち

パルパティーンによれば、未知領域の人々の間で、レン騎士団の伝説は長い間囁かれてきたらしい。帝国時代、レンはクリムゾン・ドーンと共にダース・ベイダー、パルパティーンと戦いを繰り広げたが失敗に終わった。


5.ファズマのアーマーの秘密

クロミウムはブラスターを弾く

ファズマのアーマーはクロミウムで出来ている。クロミウムは宇宙船の外壁に使われる貴重な金属で、特にナブーのアミダラ家外交船には純度の高いクロミウムが使われているため反射すれば眩しいほど光り輝く。ナブー出身のパルパティーンもまたクロミウムのヨットを所有しており、戦後ブレンドル・ハックス将軍(アーミテイジの父)が回収しファズマのアーマーとして再加工した。


6.正史に鏤められた伝承のシスたち

TORを除いて更新されなくなったレジェンズの世界線だが、現在そこから多くの設定やキャラクターが正史に輸入されている。スローン大提督、セイト・ペスタージやヴァランス、最近では2Dアニメ「クローン大戦」の象徴的な賞金稼ぎダージがカノンのコミックに登場している。
「スカイウォーカーの夜明け」では、ときに正史のキャラクターより人気を誇るレジェンズのシスたちがシス・エターナルの軍団名として正史に輸入された。

ダース・レヴァン:多分レジェンズで一番人気なキャラクター。KOTORの主人公で、続編TORでは主人公と共にシス皇帝を倒す

ダース・テネブラス:レジェンズではプレイガスの師匠。不意打ちで殺される

ダース・アンデッデュ:レジェンズでは最初にダースを冠した死神

ダース・デソラス:レジェンズでは2000人のジェダイを殺害した戦闘狂。フォース・アンリーシュドに訓練プログラムとして登場

ダース・フォボス:デソラスの師匠

この5人の他にも、レジェンズのシスの登場は様々なコンテンツで示唆されている。
同じく「スカイウォーカーの夜明け」の小説版ではハイパースペース大戦を引き起こしたナガ・サドウが、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ ストーリー」ではドライデン・ヴォスのコレクションからエグザ・キューンが正史化した。


7.パルパティーンの尋問官計画

「クローン・ウォーズ」のアークに、パルパティーンがフォース感応者の子供を攫ってムスタファーで訓練を施そうとする物語がある。これはアナキンによって阻止され子供たちは救出されたが、一連の伏線は数年後に「反乱者たち」で回収された。フォースの子供たちを使えない皇帝は生き残りのジェダイに尋問官としての道を与え、クローン・ウォーズと全く同じ人攫いを尋問官にさせている。


8.正史版ユージャン・ヴォング

皇帝に未知領域の脅威を警告したスローン、彼に協力するダース・ベイダー

レイがジェダイの道を歩み始めた同じ頃、レジェンズの世界線では銀河の果てから最強民族ユージャン・ヴォングが新共和国に戦争を仕掛けた。ヴォングは瞬く間にコルサントを陥落させ新共和国を滅ぼしたが、残党が帝国やマンダロリアンを含めた新たな同盟国家を形成して第二次コルサントの戦いが勃発、ヴォングは敗北した。
もちろんエピソード7公開によってこの設定は正史ではなくなったが、正史小説「Thrawn: Alliances」では似たような設定を持つ種族グライスクが初登場した。

半ば神話の生き物です。母星に定住することもなく、星を消し去るほどの大艦隊で移動し続ける遊牧民。彼らは恐ろしい戦士であり、その数と獰猛さで敵を圧倒すると言われています。
スローン大提督、ダース・ベイダーへ警告

グライスクは銀河帝国への侵攻を計画していたが、スローンは帝国が準備する時間を稼ぎ、2BBY、ついに両国家は惑星バトゥー軌道上で激突した。


9.スノークのアテンダント 

「最後のジェダイ」に登場したスノークの側近

ジャクーの戦いを経て新共和国から逃れた帝国の残党たちが星図もない未知領域を旅するのはほぼ不可能に近かった。彼らを導いたのは古代のハイパースペース知識を持つ”アテンダント”と呼ばれる者たちだった。もともとアンダントたちは前述のグライスクに仕えていたが、エピソード8では操り人形スノークの側近として登場した。


10.尋問官の要塞

衛星ナーの尋問官要塞

「ジェダイ:フォールン・オーダー」や「オビ=ワン・ケノービ」には、ムスタファーの衛星ナーの尋問官の要塞拠点が登場する。しかし、もともと尋問官要塞は帝都コルサントにあった。
ダース・ベイダーは逃走する規律違反の尋問官を罰するためにカーチェイスを繰り広げた。しかし誤って皇帝の計画に大事な議員を巻き込んで殺してしまったために皇帝の怒りを買い、本部は移された。

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