会社で働くことは、もはや収入の形態の一つにすぎなくなる

独立することが素晴らしいとされているこの世の中だが、僕は必ずしもその意見に賛成することはできない。

会社で働くということには、やはり大きなメリットが存在するからだ。それは、もし自分がその仕事が得意であれば、効率よくお金を稼ぐ手段といえるからだ。

また、個人で仕事をすることに比べれば、会社という後ろ盾があるのは、とても守られた立場といえる。何かミスをしても、個人で責任を負うことはまずない。会社が責任を負うことになる。また、(あなたの会社がまともであれば)上司や同僚はあなたを守ってくれる。

そう。問題なのは、会社なのではなく、自分が会社で「自分らしく生きられない」ということにすぎない。

もし上司や同僚に気兼ねなく言いたいことを言えれば。仕事を選べたら。会社で働くことは、フリーランスとして働くこととそうは変わらない。いや、むしろ安定した定期的な収入があり、有給という働かなくても収入が減らない仕組みがある分、むしろメリットがあるとすらいえる。

つまり、会社で働くということは、収入のポートフォリオ全体で考えると、安定した金融資産を持っていることと同じように考えることができる。

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