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内向性82%の僕がヒッチハイクして考えたこと

はじめまして、こーたです。

さっそくですが、僕はゴリゴリに内向的な人間です。基本的に引きこもりですし、大勢のパーティや飲み会は嫌い、一日に誰にも会わない日があっても余裕~って筋金入りの内向型です。

性格診断でもちゃんと内向型って出てくれて安心しました(笑)

こんな僕ですが、以前(数ヶ月前)は自分の性格がすごく嫌いでめちゃくちゃ悩んでいました。

昔から人と話すのも得意じゃなかったし、大学の飲み会みたいな場は特に苦手でした。それでも、その場の空気を壊さないように、頑張って楽しんでいる風を振る舞い、無理やり笑顔を作っていました。

「みんなはこんなに楽しそうにしているのに、どうして自分は楽しめないんだろう」そんなことを思って、自分だけ楽しめない状態にすごくコンプレックスを感じていました。

こんな自分が嫌いで、「自分を変えたい」「何か行動しなきゃ」そんな漠然とした思いをずっと抱えていました。

大学4年の11月23日

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大学4年の秋、これまで抱えていた自己嫌悪や悩みに加え、家族関係のゴタゴタで自分のことが何もかも嫌になった僕は、ヒッチハイクすることを決意しました。

「ヒッチハイクできるなんてやっぱりもともと行動力ある人なんだ。」って思った方、ちょっと待ってください。

僕は本当に内向型の人間で、ヒッチハイクなんてできるような人間では全くありません。地元の友人にヒッチハイクをした話をしたら、「そんなことやるような人じゃなかったじゃん笑」なんて言われるくらい。

僕がヒッチハイクできたのは、僕に行動力があったからではありません。

僕がヒッチハイクしようと決心した時に思っていたことは、

「もうどうにでもなれっ」です。

もう何もかも嫌になって、自分なんかどうでもいいから何か今までと違うことをしよう、って本気で思っていました。今考えると、かなりヤバい精神状態でしたね笑

そんな気持ちで、名古屋行きの深夜バスのチケットを取り、帰りの手段を準備しないで名古屋に向かい、ヒッチハイクでしか帰れない状況を作り出しました。

スタート地点は刈谷ハイウェイオアシス

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正直、めちゃくちゃ怖かったです。

止まってくれなかったらどうしよう、笑われたらどうしよう、変な人だと思われないかな、車内で気まずい空気にならないかな。やっぱりやめようかな。

そんなことを考えながら、15分くらい迷っていました。

散々迷った挙げ句、「もうやるしかない!」と心を決め、サービスエリアの出口付近のガソリンスタンドの前でスケッチブックを掲げました。

始めは、心臓バクバクでしたが、意外にも段々と心臓は落ち着いてきました。なぜなら全然止まってくれないから(笑)

途中で、自分は一体何やってんだろう・・・と思いながらも、1時間弱スケッチブックを振り続けていました。

もはや無心状態になってきた時、ついに1台の車が止まってくれました。車に乗っていたのは、トーマス好きの3歳の男の子とお父さんお母さんの3人家族。

止まってくれたときは、本当に嬉しかったです。そして、「あー、本当に止まってくれるんだー、ヒッチハイクって意外とできるんだー」と妙に冷静に考えていたことを覚えています。

これが僕の初めてのヒッチハイク経験でした。


ヒッチハイクで学んだこと。

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僕がこのヒッチハイクで学んだこと、それは、、、

意外と何とかなる。

もう一度いいます。

人間、やってしまえば意外と何とかなる。


ヒッチハイクをする前は、めちゃくちゃ悩んで、めちゃくちゃ色んなことを考えていました。だけど、一大決心して実行したヒッチハイクは、意外と簡単にできました。

自分が怖がっていた「なにか」は1つも起こりませんでした。


僕たちが何かに挑戦しようとする時、必ず恐怖が襲ってきます。

・ヒッチハイクなんてできるかな?
・失敗したらどうしよう
・自分にはできないよ

でもこれって考えてみれば当たり前のことで、自分が知らないことをやろうとするときは、人間の生存本能的には恐怖する方が正しい反応です。昔は、知らないこと=命の危険があるものでした。

ですが、現代において知らないこと=命の危険という方程式はもう成り立ちません。これは、多くの本にもありますし、挑戦して成功してきた人はみんな口を揃えて言います。

僕はヒッチハイクをして初めて、「原体験」としてその意味を理解することができました。「やってみたら意外とできた」この体験を自ら感じることが、行動し続けるためには必要なんだと思います。


行動しないための理由はそこら中にある

何かをやらない理由って、簡単に見つかります。自分は内向的だから、人見知りだから、親に反対されたから、学校が忙しいから、どうせ自分にはできないから。

昔の自分は完全にそれでした。行動する恐怖から逃げるために、ありとあらゆることを言い訳にして行動しない自分を正当化していました。

でもそれって割と当たり前のことで、言い訳を作って行動しない方が楽なんですよね。楽な方に進むって、人間としては当たり前の本能です。

でもこの言い訳って、全然筋が通ってないことが多いんです。内向的とか、人見知りとか、多分そんなことって行動をやめる理由には実はまったくならなくて。

行動する恐怖から逃げるために、なんでもいいから言い訳になりそうなことを探してきてるだけ。

言い訳して行動しないのはたしかに楽だけど、実はつまらない。というより、行動した先にあるものの方が、ずっと楽しくてずっと刺激的。

その楽しみに気づけた人だけが、行動し続けれられる人になれるんだと思います。

僕自身、まだまだ行動の恐怖に負けてしまうときもあります。だけど、行動した先の楽しさはもう知っています。行動すれば、何だってできる。

僕の性格は、「冒険家」です。

冒険家だけ


行動の恐怖を乗り越えて、誰も進まない道を進んでいきます。


最後に

今の社会には、行動する恐怖に負けている人がたくさんいます。その気持ちは、痛いほど分かります。

でも行動する恐怖に勝つためには、自分で気づくしかありません。僕がどんなに思いを伝えても、有名人がどんなに強く訴えても、その人が自分の経験として感じなければ、何も刺さりません。

気づくことができるのは自分自身だけ。そのためにはまず一歩踏み出さなければなりません。どんなことでもいいから、「やればできる」という原体験を味わってみてください。

僕の経験が、誰か1人でも背中を押せることを願っています。

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