旅の記録: 輪島

2023年末、友人たちと輪島へ旅をした。
楽しい時間を過ごした直後に能登地震が起こり、しばらく気持ちが塞いでいたけれど、楽しかった思い出を記しておきたい気持ちにやっとなれてきたので書きます。
被災地が可能な限り早く復興することを願っています。また遊びに行きたいです。

初日✳︎

輪島旅のメンバーは互いに仲が良く、気を遣いすぎない間柄ではあると思うのだけれど、この5人での旅は初めて。
沖縄、長野、東京と住んでいる場所がバラバラなので、長野駅に集合してレンタカーで石川を目指す。

それぞれ久しぶりに顔を合わせるにも関わらず、全員があんまりハイテンションにならないメンバーのため、特に大盛り上がりすることはない集合。沖縄から来たふたりがさっとレンタカーを借りに行ってくれ、長野のふたりはあろうことかカーディガンを忘れたわたしの買いものに付き添ってくれた。

旅のドライバーは唯一普段から運転をする沖縄の彼。お天気にも恵まれ、出発して目指すは石川のお寿司！のんびりドライブの始まり。
道中見えた美しい山の峰、雪の乗った白くけぶる木立、日本の冬といった景色でとても美しかった。
車内では頑張って全員で会話をしよう！ということもなく、マイペースに過ごす。とてもこのメンバーぽい。

最初の食事はがっつりごはんというよりおやつの感覚で回転寿司へ。石川県の回転寿司は美味しいという事前情報を持ってふらりと。噂に違わず、街の回転寿司といった感じのお店であったけれど美味しい…！
お部屋で夕食が待っているので、お腹を満たしすぎずちょこちょこつまみ、ちょっと物足りないくらいでお店を後にしたのでした。

泊まったお宿は漆の工芸品がたくさん飾ってあって、とてもアットホームな雰囲気の宿。年末だからか、宿泊客はわたしたちの他におそらく1組のみ。大部屋に雑魚寝のつもりで行ったけれど、ご厚意でもうひと部屋用意してくださったのを、ありがたく使わせていただく。

待ちに待った！お部屋食♡ 食前酒が美味しかった

お部屋でお食事ができる宿に泊まりたい！ということで探した宿だったのと、午後にお寿司を少しつまんだだけだったのもあって、みんな感嘆の声を上げたお夕食。
何を食べても美味しく、あと2日の食事も一気に楽しみになったのでした。食前酒の果実酒がとても美味しく、みんな気に入ってゆっくり飲む。お刺身は言うまでもなく美味しく、利き酒セットでさらに楽しむわたしたち。

器もこの上なく美しい

車内ではゆっくり語らうという感じではなかったけれど、もともとゆっくりじっくり語り合うことが好きなメンバーだったので、お夕食後も日が変わるまでおしゃべりは続き、素敵な旅の予感に今日が終わることが名残惜しく眠りについた、そんな旅の初日。