見出し画像

【ソロキャンプの基本道具~住~】テントの選び方

今回は、ソロキャンプ向けテントの選び方について解説します!

使っているうちに自分の好みが見えてくるものですが、まずは基礎知識的なことを抑えておいて、自分らしさを考えていくベースにしましょう。

1)定番 vs. 格安模倣品/中古品

キャンプ道具の最重要、かつ自分の気分(!)にも一番影響するテントや寝袋、各種マット等は、手堅く定番商品の中から選ぶのが良いでしょう。

自分の体を預け、心地よさや安心感を求めるものなので、ここは妥協はしたくないポイントです。中古品でもそれなりのものは選べる可能性がありますが、おすすめしません。その理由は・・・

①他の人が使っていたことが、どうしても気になりやすい
② 店舗に並んでる商品が限られるため、どうしても選択肢が狭まってしまう。
③けっきょく、そんなに安くなってない!

といったところ。

あと、、一応書いときますが、キャンプ用品の品揃えや質が日に日にハイレベルになってきている近頃の100円ショップではありますが、さすがにテント本体や寝袋までは買えません>< (買えてしまっても、それはそれで怖い) 


マット類なら多少は変えるものもありますが、例えば寝袋の下に敷く断熱マットなどは、100円のペラペラなシートだと、確実に快適さを犠牲にすることになり、後悔します。

ボンビーなソロキャンでも、ここはチャレンジするとこじゃない。100均での名品発掘は、キャンプ用品の別ジャンルで別途チャレンジすることとしましょう。

2)自分の好みやスタイルに合わせた、こだわりポイント

ソロキャン用のテントの種類としては

● 三角屋根の「A型テント」 or ずんぐりな「ドーム型テント」
● 軽さ重視の「シングルウォール」 or 快適さ重視の「ダブルウォール」
● コンパクトに、「寝るだけの最低限サイズ 」or 荷物置き場やリビング的な空間も考慮した 「ちょっとだけゆったりサイズ」

あたりで、意見が分かれそうです。
網羅的に説明するのも良いかもですが、ここは面倒なので、わたしの結論を押し通します! 

ズバリ、

快適に過ごしやすい「ドーム型」「ダブルウォール」で、ちょっとだけ余裕を持ったサイズの「2~3人用サイズ」、そしてできれば「タープ一体型」が、おすすめです!

画像2

「ワンポールテント」は、真ん中のポール一本で全体を支えるので、一人でも立てやすいのが利点です。ただ、「ドーム型」も最近のものはだいぶ手軽に設営できるようになってますし、やはり中の広々とした感じはワンポールテントとは比べ物にならないほど。

「ダブルウォール」とは、インナーテントを覆うように、雨や風を防ぐフライシートをかぶせて、二重構造になったテントのことを言います。登山など荷物量の制約が厳しいとき以外は、迷わず「ダブルウォール」タイプにしましょう。

サイズについては、自分のテント内にある程度荷物を置いておけるようにするのならば、一人で利用する場合も「2~3人用テント」を用いるのがソロキャンパーの半ば常識です。(たとえば『2人用』といっても、もし本当に2人が並んで寝たら、それ以上ほとんど何もおけない程度の広さなんです…)

そして、日中のくつろぎスペースのことも考えると、日陰を作ることができるタープを持っていくか、またはタープ一体型のテントを選ぶか、どちらかが良いでしょう。

ソロキャンプ用としてコンパクトさも気にしつつ、信頼性と快適さをある程度重視するならば、予算は3万円くらいから、といったところでしょうか。

3)購入する店の選択

テントの購入は、圧倒的にネットショップがおすすめです。

店舗で実物を見てみるのも勿論悪くないけれど、、えっと…正直なところ、店で眺めてみても使い勝手はやっぱりピンとこないんです😅 それに、ホームセンターはもとより、アウトドア専門店でも、実際に展示してあるテントの数は、本当に限られてしまいます。少なすぎる選択肢から、妥協して選ぶことはやっぱり避けたい。

なので、ネット上で、しっかり写真やレビューを見比べて、あとは全体的なデザインの好みを己に問い…、自分にとってのベストチョイスを見つける、というのが結局一番良いですね。ネットなら、選択肢が多いだけでなく、価格も安いですし。さらには、店舗で実物展示を眺めるよりも、ネット上の様々なレビューなどの意見を幅広くみたほうが、具体的にメリット・デメリットが分かります。

名称未設定-7

【厳選7モデル】ソロキャンプ向け お勧めテント ~信頼のベストセラーより~

さて、そんな感じで考え方を整理したら、あとはもうデザインなどを見て、ご自身の好みで選ぶのみ! そう、『好みの見た目』というのも、実はむちゃくちゃ重要です!!

なので、ここでは「このあたりなら、それぞれ間違いない」というものを、ベストセラーのなかから7点に絞って挙げてみることにします。何度か眺めていれば、自分の好みのタイプ♪ がどんなテントなのか、自ずと見えてくるはずですよ。

■1.ogawa(オガワ) テント ステイシー 【2~3人用】
ちょっといい値段しますが、安心感抜群の定番の一つ。実際のキャンプ上でもよく見かけます。予算に余裕があるなら、選択肢として検討したい。


■2.スノーピーク(snow peak) アメニティドームS

こちらも定番中の定番で、やはり”良い値段”の、信頼と実績のテント。
登山用でも馴染みやすそうなナチュラルカラーが好みに合うようだったら、選んで損は無し!
ちなみに、以下は3人用となっていますが、実質(ちょっと余裕を持った)ソロキャンプに最適なサイズです。


■3.コールマン(Coleman) ツーリングドームST

安定のColemanの、ちょっと居心地重視なソロ向けテント。安心ブランドながら、驚異的なコスパを誇る。
最高級ではないけれど、決して安物では無いので、手頃なところから始めてみたい人にぴったりかも。


個性派ソロキャン用テント

■4.アライテント(ARAI TENT) ドマドームライト1

「土間」の空間にこだわったソロキャン向けテント。これなら雨の日でもキャンプ飯づくりや焚き火なども快適に楽しめそう。


■5. モンベル(mont-bell) ムーンライトテント2型

ちょっと方向性を買えて、シンプル&コンパクト路線の名作も一つ。
月明かりの下でも簡単に設営ができる、というのがコンセプトの名作ロングセラー『ムーンライト・テント』。ゆるキャンでもリンちゃんが愛用していることでも有名ですね。特徴的な形が、なんとも粋でカッコいい。

■6.テンマクデザイン サーカスTC

これも、さんざん解説してきたオススメの方向性とは全く違うんですが・・・良いものは良い!ということでご容赦を☆ おしゃれなA型テントの人気モデルもご紹介します。
重さがちょっと気になりますが、ワンポールで立てやすく、何より、いかにも「The キャンプ!」な雰囲気は、他のドーム型には無い魅力。


■7.テンマクデザイン グランドハット1

あるいは、おなじテンマクデザインから、わりと最近リリースされたドーム型タイプも、テンマクならではの使い勝手の良さが光る一品で、評判も上々のよう。こちらも、今後のベストセラー候補かもしれませんね。


調べだすと、数が多すぎでわけがわからなくなってしまうテント選びも、ポイントを整理して自分が選ぶモデルを絞っていけば、必ず自分らしい納得のベストチョイスを決めることができるはずです。

ソロキャンデビュー用ではあっても、ある程度長い付き合いをするつもりで、納得の行くまで調べたり考えたりした上で、自分にとってのベストな一品を選びましょう。

追伸 お借りしたトップ画像について

今回は、ソロキャン向けテントの選び方や具体的な商品の紹介ということで、いろんなテントが楽しげに立っている takumisuzuki さんの画像をお借りしました。ありがとうございます!

これは、朝日か夕日か・・・
●撮影者さんがいるテントが、朝日を取り入れる向きに入り口を設置した
●黄色いテントが、日中の太陽がめぐる南向きに入り口を設置した

と仮定すると…朝日じゃないかな、と推測しましたが、はたして!?




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?