今年のERG新作を振り返り初心者におすすめする。

純粋な一年の振り返り兼フォロワーのアドベントカレンダー企画のために筆を取りました。Ryuzenです。
一年のプレイ数を考えると過去1番エロゲにのめり込んだ年ということで今年の新作をこの記事を読む未経験、既にエロゲーマーの人におすすめのものを書いていこうと思います。ちなみに新作で40本くらい旧作込で80本(ロープラ込みですけど)くらいが今年の消化らしいです。こわ。

一応これくらいやってるらしい人なので的外れってこともないと思ってます。長くなりすぎないように一作品あたりは軽く触れるくらいで。既プレイヤーは既にやったものが多いかもですがまったり読んでください。

勧めるにあたって

今回勧めるにあたってまず条件として過去の作品のプレイが必要なものは除外しました(ex,サクラノ刻　FLIP＊FLOP)。
名作だとしてもいきなり前作のこれをやってからやってくれ！はハードルが高いかなと。

恋にはあまえが必要です

HOOKSOFT
ラブコメディの王道のHOOKの最新作。本作の特徴、見所はヒロイン4人全員に2ルート存在すること。ヒロインが甘えるルートと甘やかしてくれるルートです。ギャグテイストもあり要所要所笑いつつ楽しめると思います。

ちなみにストローで飲んでる

OPも評価高め。元気な曲調で聴いていて飽きないです。

修学旅行で幼馴染、従妹の友人、同じ修学旅行先だった近くのお嬢様学校の生徒、修学旅行先のカフェのバイトの大学生と仲良くなり地元に戻ってヒロインルートが始まる。進行はヒロインがいるところへ行動するタイプ。

仲を深めるパート。攻略したいキャラのところに行く。

物語が進行して修学旅行が終わるとルートに入る。そのキャラのルートに入ると基本的に他ヒロインとの絡みが少なくそのキャラクターに没入しやすいのでビジュアルや声で気になった子がいたら是非プレイを。公式の紹介ムービーもあります。

2024年の1月と2月にミニシナリオも発売されるのでタイミング的には今が一番という感じです。

天使☆騒々 RE-BOOT!

ゆずソフト
エロゲユーザーじゃなくても名前は聞いた事はありそう。
ファンタジー×イチャラブといえばなブランド。OPはフルアニメーションでエロゲとしては珍しい。

異世界の魔王に前世返りしてしまい暴走を止めた天使と異世界からくる魔族たちの騒動に巻き込まれていく。シリアスにみえるが要所で前世帰りを抑える代償で主人公が勃起できなくなるというギャグでうまく中和できている。

良くも悪くも暗い方面でのシナリオの裏切りはなく安心してできる。
同人誌で染まってしまった天使、メスガキ系実妹、実はむっつりギャル、距離感の誓い異国のお姫様とヒロインの個性も面白い。
またお話が短めの所謂サブヒロインもしっかりと評価が高いのがゆずソフトのいいところ。この作品ももれなくそう。
ゆずソフトはUIがとても出来が良くその点もストレスフリーなのでまずここからというのも大いにあり。
過去作にはない機能もあるのでそこは注意

萌え笑い問わず気に入ったセリフを保存再生できる。

好きなシーンを再度見れる機能。マジで便利。

乙女の剣と秘めごとコンチェルト

ensemble
長く続く『乙女シリーズ』の10シリーズ目。ちなみにこの画像の中に主人公がいます。

過去シリーズは学校名が出てきたりくらいで未プレイでやっても問題はなし(やってるとなお楽しめるというだけ)。OPは歌いだしから引き込まれるような素晴らしい曲。Ducaさん楽曲は頻出なので覚えて帰ってください。神曲多数です。

AR技術を使った剣戟が行われる学園に剣の留学をしていた主人公が指南役として招かれるという話。なお女学院。主人公はまだ学生ということで指南役兼生徒として女装して入学するシリーズおなじみの流れ。教える立場ということでヒロインを導きつつ時に手を引かれて大舞台に立つことを目指すというストーリー。女装がばれないように主人公がわちゃわちゃする光景がコメディとして描かれており飽きずに進められる。

女装主人公物の個人的一番のいいところは女装バレシーン。主人公が実は男と知った時の各ヒロインの反応が見どころ。
ヒロインを全員読み終わった後にしか行けないルートがとてもきれいなストーリーでかなりおすすめ。

コイバナ恋愛

Asa Project
ギャグ強めのラブコメ。過去作で個人的に苦手だった要素が大体解決されていてブランドの中でおすすめ度は１．２を争う。ヒロインが定期的にとんでもない顔することで有名なブランド。

これでも過去作に比べてマイルド

OPはハコネクト所属VTuberの小日向千虎さんが担当。特徴的で耳に残る声で聴けば聴くほど癖になる。多分今年一番聞いたかもしれない。ムービーも小ネタがちりばめられているので必見。

男子校と女子校が統合するところから始まるのだが、お互いが理想と違う！となりながら展開していく。それぞれ清楚なお嬢様と白馬の王子様を想像しててそれはそうだろと突っ込みながらできるのがポイント。そもそもヒロインの癖も中々強く、統合に合わせてピンクメッシュにしてきた白馬の王子様夢見る地雷ファッション女、バスケ星人の幼馴染、シスコンをこじらせた先輩、神出鬼没で無表情だがいうことがとんでもない後輩。これらの癖のあるヒロインとのいちゃらぶのギャップがまた良い。
また本作の最大の特徴は男友達とサブヒロインの恋愛。男友達それぞれとアプローチしたりされたりするサブヒロインがいてそっちのストーリーもまた面白い。そういった存在がいるからこそタイトルの『コイバナ』が主人公サイドもヒロインサイドも成り立っている。

そちらのえっっなシーンはまだ未発売未発表だがファンディスクで出ることが確約されている。

彼方の人魚姫

Wonder fool
先に言うと正直取り上げるかめちゃくちゃ迷った。まあ筆者のエゴ枠あってもいいでしょってことで書くことにする。
この作品を表すのに最も適切なのは『繊細』。田舎を舞台にした素朴な青春物語でイラスト、塗りが群を抜いて世界観にマッチしていて物語に没入しやすい。

OPもまたはしゃぎ過ぎずそれでいてアップで明るく。田舎の青春を感じれるんじゃないかと。

シリアスパートもお互いがお互いを思いあうからこそ生まれるすれ違いやトラブルがあるがどのキャラにもそれぞれ誰かを思うからこその主張があり、誰の視点で読むかによってまた楽しみが変わる。人を選んでしまう点としてかなりヒロイン同士での話の展開が多く主人公の存在感が希薄なことがある。魅せるところは魅せているがヒロインメインが多いので気になる人は気になるかもしれない。

人間になってしまった元人魚姫、人魚の存在を知る村の神社の娘、童話人魚姫が嫌いな絵本作家を目指す後輩。そして主人公含め皆をつなげる幼馴染で故人の綾音。

幼馴染の中に入ってきた元人魚姫の藍魚の存在で関係に変化が出てくるという書き方が変化の少ない(イメージの)田舎感があっていい。のどかで主人公と彼女たちの関係性がやさしくもどかしい癒やされる話で読み物として読んでほしい一作。良くも悪くもボリュームはあっさり目なので気楽にできると思います。

ロープライス

ロープライス、ロープラとは何ぞやという話。
上にあげているのが9000～10000円の所謂フルプライス。ロープライスは3000円くらいでストーリーが短めのものです。値段的にもプレイ時間的にも手に取りやすくエロゲというジャンルにここから触れるのもありかもしれません。

dROSEra ～レディ・バッドエンドの初恋～

Tily
バッドエンドしか愛せない女にハッピーエンドしか認めない男がハッピーエンドを認めさせるお話し。エッチシーンの癖が強く抜きゲー感が強いがロープラにしてはシナリオ完成度が高い。
ヒロイン、主人公がお互いに物書きなので主人公はヒロインを納得させるハッピーエンドをかく。ヒロインは受け取った物語をバッドエンドにするような展開を考え、そのシチュエーションで主人公とエッチなプレイをするということを繰り返す。お互いが惹かれているが主人公はハッピーエンドを認めさせないとと色々物語を書いていく。
体験版プレイムービーもあるのでそれで判断もいいかもしれない。
まずはバッドエンドを踏まないといけないという構成なのだが初心者的にどうなのか正直わからない。でも面白いのでお勧め。癖がゆがんでも責任は取りません。

ガルドマ -女子寮の管理人-

あざらしそふと+1
わかりやすいハーレム物。女子寮の管理人になった主人公が中でも癖のある三人と親密になっていく話。一応選択肢によって少し変化する点があったりする。(三股バレシーンとか)

三股許容するのもすごいけど三股しといて各ヒロインに対して主人公側も独占欲がそれなりにあってちょっと笑えるかもしれない。
勧めといてなんだが2月に続編が出てセット販売もあるからそれまで待つのもアリ。

猫忍えくすはーとSPIN!

whirlpool
人によっては続編って思うかもしれないから入れるか迷った。まあ過去作の世界観踏襲ものでやってなくても問題ないのでヨシ。
亜人という身体能力の高い者たちが忍者として暗躍している世界。その血を取り込んで人間でありながら力を持ってきた雑賀の隠し子が主人公。いきなり育ての親が死んだりその葬式の最中に襲われたり割と重めのスタート。でもギャグも織り交ぜて読んでいて重くなりすぎない丁度よさ。

どう見てもあれ

主人公が頑張って修行して活躍するのでとても主人公らしく、戦闘描写もあるので盛り上がり個所もある。
過去作から三人でてくるのでやってみて興味が出たら過去作もぜひプレイを。

終わりに

エロゲーというものの印象で触れてこなかった人もいるかと思います。でも一度是非触れてみてほしい。たくさん作品があるしこれからも出てくるのできっと琴線に触れる作品があると思います。えっち目的で買ってもいいし面白いシナリオが読みたいから買ってもいいし曲が良かったから買うんでもイラストが気に入ったから買うんでもいいので。そういう裾野の広さも魅力だと思ってます。常に同好の士が増える事を願ってます。