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ANSWER...SHADOW

登坂広臣さんがソロ名義をØMI に変更して初の EP『ANSWER… SHADOW』が5/12(水)にリリースされます!

EP発売がたのしみでリリースに先駆けて3ヶ月連続で配信されたデジタルシングルについて書きました。

とてつもなく主観的な考察・感想になってしまったかもしれない...🥺🥺

1. ANSWER...SHADOW

3曲の中で一番"影"の部分が強い曲です。

光が強く当たれば影が濃くなるように、三代目J SOUL BROTHERSのメンバーとして、ソロアーティストとしてたくさんの脚光を浴びて浮き彫りになった孤独や心の中の闇が表現されています。

朽ち果てた玉座から立ち上がろうとしたときに引き戻され深海に堕ちていくシーン(MV1:56~)が好きです。

MV全体を通して影の部分や闇の深さを丁寧に、芸術的に表現されていて、胸の苦しさを覚えたのと同時にあまりの美しさに言葉を失いました(おおげさ)

愛してるのは誰
俺のこの影
君が照らすほどに濃くなるんだ

「自分を愛してくれている存在は本当の自分を見てくれているのだろうか?」という問いかけのように感じました。

私が今まで見てきた登坂さんは"光"そのものだったけど、その姿は登坂さん自身から見ると"影"だったかもしれないこと、そしてその影を色濃くさせていたのは私たちだったかもしれないことをこの歌詞から感じて、初めて聴いた時はその計り知れない孤独や闇があることを知って胸がぎゅっとなりました。

でも何もかも 感じないことよりは

私たちには想像もできないほど深い闇の中にいても「感じないことよりは」と言える登坂さんの豊かな感受性と内に秘めた強さを感じるこの歌詞が好きです。

2. Can You See The Light

前作とは違って暗闇の中で一筋の光が見えたような、希望を感じる曲です。

(MV 0:21~)前作『ANSWER...SHADOW』で堕ちていった深い海の底から地上に舞い戻り、こちらを見つめる登坂さんの気迫のある眼差しに冒頭から一気に引き込まれました。

穢れてゆく心と身体は 綺麗なままじゃいられないのさ / 翼はない、でも飛び立つのさ

MVでの力強いダンスや炎・照明の演出から希望へと向かう強さを感じた一方で、
歌詞からは切なさや危うさを感じて、光と影の間で揺れ動く心情が丁寧に表現されているなと思いました。

終わりの始まりかもしれない それでも明日が来るのならば
一筋の光を頼りに I will dance all night
愛してくれるかい?

自分の中にある影の部分を受け入れ、そこで見つけた一筋の光を頼りに前へ進んでいく決意や覚悟を感じるこの歌詞が好きです。

「愛してくれるかい?」のフレーズから、影の部分を認めて受け入れることで愛されなくなるかもしれない、そんな自分でも愛されるのだろうかという憂いをも感じてまたもや胸がぎゅっとなりました。

3. Colorblind

ANSWER...SHADOWとCan You See The Lightの間の物語

MVはひとつのアート作品を見ているようで、わたしの持ってる言葉じゃ表現できない美しさでした…(言葉失いがち)
出てくるのは登坂さんただひとり。心のままにリズムにのる姿やラップ、眼差しや表情からこの曲に込められた想いや歌詞が心にダイレクトに響きました。

Colorblindという単語の意味のひとつに「特定の色を識別しづらい状態(=色覚異常)」がありますが、曲中の”色”は登坂さん自身を指しているのかもしれないなと思いました。

I'm never colorblind
探し続けるこの先の色

「もう自分を見失わない」という決意表明にも聴こえました。

この曲がリリースされた時に「今回のEPに出てくる"君"や"You"の対象はファンの皆さん」というお話を聞きました。

(現時点でリリースされている3曲の中でも『Colorblind』は歌詞の中で"君"や"You"が一番多く使われているということに気付き、種明かし(?)のタイミングも完璧だな〜〜〜と感動した。)

そのお話を踏まえて聴いたColorblindは登坂さんからファンの方へ向けたメッセージのように感じて勝手ながら嬉しくなりました。

But you saved my life 君という光で
君と未来へ 突き進むため
これからも照らし続けてほしい 
それだけでI can see

ここの歌詞が大好き。泣いちゃう

ずっと登坂さんの大きな背中について行くことしかできないと思っていたけど、それが登坂さんの道標になれているのだとしたらファンとしてこれほど嬉しいことはないと思いました。

・Answer

今回のEPは前回リリースされたアルバム『Who Are You?』に続く物語とされていましたが
前作の『Who Are You?』が自問自答だとしたら、
今作の『ANSWER...SHADOW』は内省のような作品だなと思いました。(どちらも似ている言葉だけど、今作はより内側を見つめている作品だな〜と思った。)

答えはどこに / 答えはここに
(ANSWER...SHADOW)
悲しみの数だけ知るほどに また一つ答えに近づく / Answer is in the dark
(Can You See The Light)
傷つけられた白いキャンバスに 何色に染められるのかAnswer me
答えがないなら君と探そう
(Colorblind)

これらの答えが何を指すのか。確実なことはまだ分からないけど(言及されていたらすみません)、ここまでで感じたことは「答えは闇の中にある」ということ。闇を感じても目を逸らさず向き合った登坂さんだからこそ見つけ出した答えのひとつなのだろうなと思います。

その答えについてこれからの作品でもっと知れたりするのかな〜と思うと、これからのプロジェクトも楽しみです。


「臣くんってこういう人だよね」とファンの人が言っても、僕は「いや、全然違うと思うけどな」と絶対なると思うんですよ(笑)。
でも、この姿を見せて感じ取ってもらった意見だから、「それも俺だな」とも思っています。
(https://realsound.jp/2020/02/post-503883.html)

今回わたしが感じたことはあくまでも私の主観的な考察・感想であって、本当のところは分からない。
だけど今回のEPを通して登坂さんからひとつ自己開示をしてもらえたような気がして、「私は登坂広臣さんのこういうところが好きなんだな」の答え合わせができた気がした。

登坂さんのソロの作品は自分自身を表現しているものが多くて、作品を生み出す毎に自分を解放してるように感じる。どんどん軽やかになっていくな〜〜って。グループでの活動だけでは知れなかった色々な一面を知ることができて嬉しい。

陽極まれば陰となり、陰極まれば陽となる

この言葉を初めて聞いたとき、登坂さんにぴったりだな〜と思ったのを覚えています。

光と闇、陰と陽、両方あるから美しい。登坂さんはそれを「CDL entertainment 」を通して体現していくのだろうなと思いました。

光の中に同じくらいの大きな影があってもいい。
弱い自分がいてもいいし、弱い自分を見せてもいい。

自分の弱さを受け入れ、闇すらも自分だと言える強さを得た登坂さんはこれからもっともっと輝いていくんだろうな〜と思いました。

登坂さんの"自分史"のような作品を受け取ることができて嬉しいです。
5/12(もうすぐ!)発売の『ANSWER...SHADOW』楽しみです!

長くて重い感想文になってしまった…ここまで読んでいただきありがとうございます!🥺




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