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セクシャルマイノリティは何を発信しているのか?

先日、会社の同期から相談を受けた。セクシャルマイノリティ及び男性社会であった職場に女性が進出してくるので、そこいら辺の気の使い方について、ということだったが、返答に困る場面が何度もあった。セクシャルマイノリティと言っても本当に様々であるし、考え方や行動様式も千差万別。それを代表して答えるなど恐れ多いというか無理難題と思った。

セクシャルマイノリティは世間に対して、一体何を発信すれば良いのだろうか。色々な主張がある中で、戦略的に政治に食い込んでいく者、アートや音楽で表現していく者、まあ多くのゲイ(他のセクシャリティについては全く想像がつかない)はパレードに参加して、何となく楽しむ、程度なのではないだろうか?

そもそも私はジェンダー論とかどちらかというと苦手で、SNSという奴がきっかけでカムアウトしてしまったのではあるが、実際、男友達はかなりの数が戸惑いの感情をあらわにしていた気がする。カムアウトして仲良しが続いているのは主に女性、というのが実情。それはそうである。今まで男としてどちらかといえば目立つ存在であった私は、セックスについても嘘をついてきた訳で、突然として「実は男が好きなんだよ」とは、言われた方の気持ちも考えてくれよ、と言った所だろう(私だったらどうするかなあ)。

ゲイは何も人間(あるいは霊長類と言ってもいいだろう)だけのものではないらしい。動物行動学の偉い先生の講義を聞きに行った時に、例えば四十雀にもゲイはいて、何羽かで肩を処せ合って暮らしているらしい。で、いつも脱線する私の文章で申し訳ございません。セクシャルマイノリティが何を発信すれば良いのか、でしたよね。いやいやすみません。

田亀源五郎氏の『弟の夫』、あるいはテレビドラマにもなった『きのう何食べた?』、コメディタッチだったが『おっさんずらぶ』(表記これで良いのかな?)と色々なゲイものの放送があってどれも全てではないが拝見させていただきましたし、面白く、またゲイをより身近に感じてくれるような内容は正直、素晴らしいと思った。

何度も書くがゲイはいつも陽気、例えて言うならば、気の弱そうな微笑みを浮かべてケラケラ笑っているイメージ、とは程遠いマッチョでハードでダークなキンキーでツイステッドで(まあこれだけ英単語を並べれば良いだろう、はっはっは)なゲイもここにいる(そう私である)。でも大会社で事務職だった頃は給湯室での女子同士の会話なノリで大笑いしていたから、鋭い女子は気づいていたであろう。

ああ、また話が逸れましたねえ、いけませんいけません。マツコさんとかミッツさんとか、私より若いのに頭の回転も早く、弁も立ってすごいなあと思います。たまに拝見させて頂きます、腹抱えて。マツコさんのことを初めて知ったのは『女装自身』という、主に彼女がリスペクトしている黒柳徹子さんのお馴染みの『徹子の部屋』での言動について、かなりのエッジの立った文体で書かれていますので、手に入れることが出来た幸運な方は大切にしておくと良いでしょう、課題図書ですので。

あー、本題についてでしたよね(イラっ)。何だかそんな大それた考え、私にはありません(ええっ?!)。だったら何故そんな表題にしてしまったのか。

魔がさしたとしか言いようがありません。

サバラ!
(ちなみにグワシもできますよ)