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【東京CL完走】メイ型カウンターウルネクのすゝめ

初めまして。ふじと申します。

今回は東京CLにて、予選完走することが出来た「ウルネク」について書いていきます。

ウルネクというデッキは一年以上前から存在するデッキタイプでしたがドリームリーグにて登場したサポートカード、メイによって超強化され、今回のCL東京で使用するに至る程のデッキパワーを得ることが出来ました。

どうして今ウルネク?他にいいデッキが沢山あるのに!
ガブギラじゃダメなの?体力も多いし3神も倒しやすいよ!
と思う人もいるかもしれませんが、僕がこのデッキを選んだ理由の5割は「好きだから」です。
ですが、当然勝てるデッキだという認識もありました。じゃないと持っていく勇気はありません。

では、残りの5割の部分で何故このデッキを選んだのか説明していこうと思います。

1.どうしてウルネク?

最初にも書きましたが、僕はウルネクというデッキが好きです。ギラティナとカラマネロによるトラッシュリソースを使う動きがたまりません。非GXのデッキに対してのギラティナの圧倒的な強さ、どんなHPのポケモンGXが相手でも一撃で倒せるウルネクの青天井、そしてジラーチが可愛い。
そんな理由からこのデッキをとても好んでいますが、今回の東京CLの場合は最新弾のオルタージェネシスに収録された「アルセウス&ディアルガ&パルキア」通称アアア が蔓延る環境となり非GXの低HPのシステムポケモンが主軸のウルネクデッキはかなり厳しいのかなと最初は思いました。
しかし後述する様々なプランを駆使することによって逆に大タッグ時代になりつつある環境に奇襲をかけて戦っていける、むしろ今こそウルネクの強みがフルに活用できる環境だな。と思い直し、いろんな人が「ギラマネロオワタ!」と言っている中このデッキで戦っていくことを決めました。
また去年の12月から使い続けているため、練度の面でも使い易いなと思いました。


2.今回のCLの環境考察

S 三神+α,レシリザ,レッドパーフェクション
A カラマネロ系統,ルガゾロ,サナキュウ
B ゴルーグ,グランブル,ジラサン,ドリュウズ,メルカリ                                          

三神の登場から非GX主体のデッキはかなり厳しい立場になると考え、タッグチーム主体のデッキが全体の中でも大部分を占めると環境を予想しました。タッグチームに対して有利を取れ、予想外のデッキに対してもある程度対応が可能なウルネクを選択しました。実際、当日のデッキ分布から見ても、この予想は大方当たっていたと感じました。

従来のウルネクはこのタッグチーム環境に対して、恐らく必ず使わなければならないであろう「ビーストリング」というカードにアクセスがしづらく環境から姿を消すことになりますが「メイ」の登場によって「ビーストリング」を能動的にサーチすることによってタッグチームのポケモンに対してカウンターしていける、タッグチームに対して強気にゲームメイクをしていけるデッキに昇華しました。

「メイ」の登場によってどのように構築が変化し、また当日僕の使用したデッキの内容はどのような理由で決まっていたのかをここからは説明していこうと思います。

3.当日使用したデッキレシピとカードの採用理由の解説、不採用カードの解説

まずはこちらのレシピをご覧下さい。

画像2

こちらは今年の6月にあった前シーズンのJCSの際に、僕自身がもし出ていたら使っていたウルネクの構築になります。この構築は一緒にウルネクを詰めている あうあうぽよちゃん(aupoyo_)がJCSで使用してくれて、6-3の戦績を収めています。コンセプトは今回の構築にも流用されています。
ミュウツー&ミュウGXのパーフェクションを上手く使い、ホラーハウスを絡めてカキによってエネルギーが加速されたポケモンを一撃で倒してテンポを取り返すプラン
を強く推していたのでこのような構築になっています。
しかしホラーハウスを絡めてタッグチームを取るリスクもまた高く、相手に手札を与えてしまうデメリットがつきまといました。

そして、ここにメイが加わると前述したデメリットの部分が大きく変化します。
「ホラーハウスを絡めてタッグチームを取る動きがフィニッシュプランになる」
「メイを使ってビーストリングに能動的に触ることができるようになった為、最初のタッグチームはウルネク本体で取ることができる」
この2点の変化により、今回のウルネクは環境で充分に戦っていける青天井のバケモノデッキになりました。

以上の点を踏まえ構築したデッキがこちらになります。

画像2

今回使用したデッキレシピになります。では、ここからは細かいカードの採用理由を書いていこうと思います。因みに、とても見て欲しい部分があります。このデッキにはピン刺しのカードが6枚しかありません。ここは僕的には大変評価できる部分かなと思っております。

採用カードの解説


ウルトラネクロズマGX(2)
タッグチーム相手にはめっぽう強い構築のメインアタッカー。基本的に超3エネ+鉢巻or超4エネでフォトンゲイザーを2回打ってサイドを6枚取りきります。立ち回り解説で後述しますが、対面によっては2ターンかけてベンチで育てるプランを取ります。「ビーストリング」を使用することでエネ供給を間に合わせているので、サイド落ちケアで2枚の採用になっています。相手のサイドが4~3枚になる前にベンチで育てていたウルトラネクロズマGXが倒されてしまった場合には、2枚目を使うこともあります。僕がポケモンカードで存在するカードの中で1番信頼を寄せているカードでもあります。

ゲンガー&ミミッキュGX(1)
ホラーハウスGXが非常に強力。タッグチーム主体のデッキに対しては、この構築では基本プランとしてフォトンゲイザーを2回打つことを目標としていますが、1回目はビーストリングを絡めてエネ加速、2回目はホラーハウスGXを絡めてエネ加速をします。
動きとしては、ゲンガー&ミミッキュGXにサイコリチャージでエネ加速をしつつ、ベンチにウルトラネクロズマGXを出して手張りし、ホラーハウスGXで手札を増やして番を返します。その後、サイコリチャージ+手張りorこだわり鉢巻で超3エネフォトンゲイザーを打ちます。ホラーハウスGXを打つ際にできる限り不要札を捨て、グズマなどの必要札を集めることがポイントになります。
また、ポルターガイストは極力打ちたくない技ではあるのですが、ブルーの探索を主軸とするデッキや、LOなどのデッキに対しては打点が伸びやすいことは覚えておきたいです。
ミュウツー&ミュウGXでホラーハウスGXを打つプランは後述します。世間の評価に比べて個人的に評価が異常に高い1枚です。これがなければウルネクは成り立ちません。

ミュウツー&ミュウGX(1)
ウルトラネクロズマGXだけでは実現しえない動きを実現してくれるカード。ミュウツー&ミュウGXでホラーハウスGXを打つことで、既に超エネが2枚ついているミュウツー&ミュウGXにサイコリチャージを2回するだけで超4フォトンゲイザーを可能にできます。(ベンチにウルトラネクロズマGXを用意する必要がなくなり、要求札が減ります)また、ルガゾロなどのGX主体のデッキに対しては、ミラクルツインGXで1体、次ターンに手張りをすることでフォトンゲイザーまで繋がり、合計でサイドを4枚取る動きも可能になります。ですが、ミュウツー&ミュウGX意識の超ポケモンの急襲や、無人発電所が入っているデッキに対しての展開するタイミングには注意が必要です。
また、まれにではありますがばら撒き相手に対して4エネミラクルツインGXを使うことで相手のプランを崩すことも可能になります。

カプ・テテフGX(1)
ワンダータッチが強いのはもちろん、エナジードライブも技として強力なので、選択肢として頭の中にいれておくと役に立ちます。また、カプキュアーGXも超デッキなので使うことが出来るのも覚えておきましょう。

ジラーチ(2)
必要なパーツが多いため、序盤はジラーチで展開札と返しに必要なパーツを集めます。タッグチーム主体のデッキに対してはジラーチが倒されてからメイで返していく動きをするため、ジラーチをあえて倒させることが重要になります。余裕があればジラーチを2体展開しておくと、強く動くことができます。また、可愛いので入れておくと癒されます。

マーイーカ、カラマネロ(4-4)
最低でもカラマネロが2体以上の盤面を目指していきます。余裕があれば3体用意できると、グズマで困ることがなくなります。
場合によってはねんどうだんを打つ選択肢があることを覚えておきたいです。また、いつカラマネロに進化させるか、何体進化させるかも重要になってくる場合があります。手札盤面トラッシュのエネルギーと次のターンの逃げ札や逃げられるポケモンが用意出来ているかはしっかり把握しましょう。

ギラティナ(2)
最強の非GXアタッカー。カードデザインにおいてこれ程1枚で完結しているカードはありません。レスキュータンカの存在を否定し、作った人はどうなっている事やら、、、、w
使い方としては、非GX主体のデッキに対してギラティナを主軸として戦っていきます。また、タッグチームやGX主体のデッキ(今回のCLではサナキュウやケルディオなど)にもギラティナビートが有効な場面があるので、サイド数や状況によって適切なアタッカーを見極めていく必要があります。
また、特性のやぶれたとびらによってシャドーインパクトやフォトンゲイザーの打点調整が可能になります。使わなければならないマッチが存在しているため、サイド落ちケアとやぶれた扉を2回使うことがミラーなどでよくあるので2枚必須のカードだと僕は思っています。

ネストボール、ハイパーボール、ミステリートレジャー(3-3-4)
ボール配分は切り詰めた結果のこの配分です。よくネストボールが4枚でハイパーボールが2枚の構築も見ます。そちらも大変魅力ですがスタートのリーリエのパワーを少しでも上げたい場面が多々あるのでこの配分の方がベターだと思っています。

エスケープボード、ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモ(2-2-1)
あなぬけのヒモは、ホラーハウスGXを打つ際に、相手のアタッカーをベンチに下げて後ろのポケモンをロックすることができたり、やぶれたとびらをいれたいアタッカーをベンチに下げさせてグズマで引っ張る、のろいのおふだが着いたポケモンを避けて戦うなど、このカードにしか実現できない動きがあるため採用しました。
前日まではポケモンいれかえとあなぬけのヒモの配分が逆だったのですが、前で殴ってくるタッグチームGXを倒したい環境なので、あなぬけのヒモよりもポケモンいれかえの方がいい場面が前環境より増えているという点から、この配分になりました。またあなぬけのヒモは現在の構築ですとメイによってサーチもできるため使いたい場面が限定されがちですしこの枚数でよかったと思っています。

こだわりハチマキ(2)
超3エネのフォトンゲイザーでは260点までしか出ず、やぶれたとびら込みであっても三神の280には届かないため、フォトンゲイザーを2回打つプランでは必須になります。また、ギラティナのやぶれたとびら+鉢巻シャドーインパクトでケルディオGXを倒すプランも取れます。

ビーストリング(2)
この構築のコンセプトカードその1。ビーストリング+手貼りで鋼1超2のウルトラネクロズマGXを0から用意することができます。また、デッキからエネルギーを抜くことができるため、ねがいぼしで当たりを引く確率を上げられる点も評価できます。たとえ序盤の動きが芳しくなかったとしても、タッグチーム主体のデッキ相手であれば、メイからビーストリングを打つことで返していけることがこの構築の強みになっています。ビーストリングを使えないとコンセプトが成り立たないため、サイド落ちケアの2枚採用です。このカードの作成を許した人は今どうなっているんでしょうと思うほどに強いカードです。

リセットスタンプ(1)
理想的に動けず、こちらがサイドを取りきる前に相手がサイドを取りきれてしまいそうな場面をひっくり返すために必要なカード。この構築の唯一のハンド干渉カードなので、大切に扱う必要があります。2枚あってもよかったかなと思うときもありますが、カラマネロ系のデッキならばプレイング次第でどうにでもなるので1枚でいいかなと思っています。

リーリエ(4)
この構築では、必要なカードを手札に抱えながら、さらに必要なカードを探しに行くという動きをするため、最初の番だけではなく、メイを打てないターンにも積極的にリーリエを使っていきます。初手に必ず打ちたいので4枚必須。できればテテフを置かずに使いたいですね。

シロナ&カトレア(1)
この構築唯一の新カード。この枠は1週間前まではシロナでしたが、ハンドリフレッシュをするよりも、トラッシュの強いサポート(メイやグズマ)を回収しながら縦引きをできるシロナ&カトレアを採用しました。枠の関係上1枚の採用になっていますが、このカードがデッキにあることで実現可能になる動きもあるため、この採用は正解だったと考えています。

メイ(2)
この構築のコンセプトカードその2。宇宙からやってきたとしか思えない超スペックのカウンターカード。基本的にはこちらのポケモンを倒されて、相手のサイドが4枚になったタイミングで使用し、ウルトラネクロズマGX、エネルギー、ビーストリングを持ってきます。手札にビーストリングを既に抱えている場合は他の必要なカード(こだわりハチマキ、ポケモンいれかえなど)を持ってくることでカウンターしていきます。このカードが登場したことによって、デッキにビーストリングを自然と採用することができるようになり、ウルネクのパワーが引き上げられました。また、盤面にマーイーカやカラマネロが足りない、エネルギーが足りない状況もこのカード1枚で打破できるので大変評価が高く、このカードを如何に使うかがこのデッキの鍵となっています。

グズマ(3)
言わずもがなの最強サポート。今回のCLでは、ケルディオGXを使用するプレイヤーが一定数いたため、ギラティナのやぶれたとびら+鉢巻シャドーインパクトで倒すプランを常に頭に入れていました。また、ホラーハウスGXを打つ際には必ず手札に抱えておきたいです。トップグズマで勝ち!トップグズマで勝ち!、、、、負けで。

トキワの森(3)
ウルネクの生活しているスタジアムはウルトラスペースではなくこっち。相性が良すぎますね。新スタジアムの混沌のうねりによって若干使いにくくなってしまったカードではありますが、超デッキとはやはり相性がいいカード。ビーストリングを使う前提なので、調子に乗ってデッキからエネルギーを抜きすぎてしまうと、ビーストリングでのエネ加速が足りなくなってしまうことが稀にあるため、デッキのエネ枚数は管理する必要があります。

基本超エネルギー、基本鋼エネルギー(7-3)
フォトンゲイザーを2回打ちたいので、サイド落ちケアで基本鋼エネルギーは3枚の採用です。基本超エネルギーに関しては、ある程度固まって素引きしたとしてもデッキにビーストリングで加速する分のエネルギーが大体残るという理由から7枚の採用になりました。基本超エネルギーが6枚だと、エネルギー管理がシビアになってしまう印象がありました。

採用を見送ったカード達

メガミミロップ&プリンGX
現環境においては比較的火力が出しやすいカードではありますが、ウルトラネクロズマGXと組ませる際、ビーストリングからのフォトンゲイザーでタッグチームを一体、その後メガミミロップ&プリンGXのジャンピングバルーンで一体というプランをとる必要があり、相手がそれをケアするだけでタッグチームまで打点が届かず、負けてしまうことからホラーハウスGXで確実に打点を伸ばすことができるゲンガー&ミミッキュGXを採用しました。

ラティオスGX
タッグパージが非常に強力で、タッグチーム主体のデッキであればタッグパージを連打しているだけで勝てることもあります。また、クリアビジョンGXによって、ベンチ狙撃をしてくるGX技(クロスディビジョンGX、スカイレジェンドGX、ニードルストームGXなど)を止め、相手の勝ち筋を潰すことが可能になります。ですが、立ち回り次第でこれらのGX技に対抗できること、ホラーハウスGXによるプランを取った方が安定してタッグチーム主体のデッキに勝てることから不採用となりました。

ズガドーン(デプスボム)
超デッキにはとても相性のいいカードですが、非GX主体のデッキを意識してこのカードを採用するよりも、タッグチーム主体のデッキを意識したカード(ビーストリングなど)を厚く採用した方が今大会ではいいと判断したことから不採用となりました。ゴルーグなどの非GXが流行る環境であれば必要になってくるカードであると考えています。

アセロラ
ルガゾロやシルヴァディなどの中打点に対してかなり強くなるカードではありますが、ズガドーン同様、タッグチームを意識した結果不採用となりました。このカードに関しても、環境次第では採用する必要が出てくると考えています。

無人発電所
メイの効果で欲しい場面でサーチすることの出来る相手の動きを止めるカードということで採用するかを考えていましたが、自分がミュウツー&ミュウGXをゲームのフィニッシュプランとして使うことがあり、自分の邪魔をしてしまうパターンもあると思ったため採用を見送りました。

以上が今回使用したウルネクデッキのカードの採用理由及び不採用カードの採用されなかった理由になります。他にも様々なカードの採用を考えましたが、今回のCL東京に向けて最もよく考えたのは上記のカードになります。ここで説明がしきれない程に対策しなくてはならないデッキの範囲が広く、非常に環境の考察と構築が難しい大会であったと思っています。

では、このデッキを使用しての想定しうる各デッキに対しての立ち回りについて説明していこうと思います。

4.各デッキに対しての立ち回りについて

vs三神+@
相手が2ターン目オルタージェネシスGX、3ターン目に攻撃してくることから、比較的準備に余裕があるマッチです。序盤はジラーチで必要札を集めつつマーイーカを展開します。三神デッキはオルタージェネシス後のアルティメットレイにハチマキがくっつかなければウルトラネクロズマGXをワンパンされる心配がないため、初ターンからウルトラネクロズマGXをベンチで育て始めることができます。ただし、ムウマージを絡めたブルー型の三神は、3ターン目のアルティメットレイのタイミングで、ふしぎなことづけからカウンター状態になり、ブルーの探索でカウンターキャッチャーとこだわりハチマキを揃えることが容易になるため、注意が必要です。
オルタージェネシス後にジラーチを倒されると相手のサイドが4枚になるため、そのタイミングでメイからビーストリングを絡めて前の三神を倒します。相手のサブアタッカーが三神であればホラーハウスGXで2体目を用意、ケルディオであれば相手はグズマがなければウルトラネクロズマGXを倒すことができず、サイドが動かないのでギラティナでビートして勝ちます。
また、対戦相手がケルディオでビートしてくることを選んでくる時があります。その場合はギラティナのみで戦っていきましょう。GXポケモンを置かずにメイを絡めながらギラティナでビートできれば基本的にケルディオには負けません。

vsレシリザ(テル)
相手のアタッカーによって柔軟に動いていく必要があるマッチです。序盤の動きは変わらず、ジラーチからマーイーカを展開します。相手のアタッカーがレシラム&リザードンGXであれば、相手のサイドが4枚になるまでカラマネロを絶やさないように準備しつつ、サイドが4枚になったタイミングでメイからカウンターしていきます。可能であれば2ターン目にギラティナでレシラム&リザードンGXを攻撃することができると、相手に回復を要求させつつ、回復できたとしてもサイドが4枚のタイミングになるため、メイからカウンターしていくことができます。回復することができなければそのままギラティナビートでサイド差をつけて勝つことができます。
アタッカーがリザードン&テールナーGXだった場合は、ウルネクをなるべく隠しメイはサイド4枚の時に使うように立ち回っていくことが大切です。相手のリザードン&テールナーGXを一撃で倒し、返しの後続をホラーハウスを絡めて倒すことを目標にゲームをしていきます。リザードン&テールナーのサーチ効果が非常に辛く、相手にこちらの動きを読まれれば手札干渉からゲームが終わるのでなるべく悟らせないことが大事になります。

vsレッドパーフェクション
先2クロスディヴィジョンという避けては通れない苦手科目を持っている相手です。このデッキが環境にいるからカラマネロを使うのをやめたという人も少なくないと思います。
先行を取れば案外楽に勝ちに行けたりもしますが、相手に先行を取られればクロスディヴィジョンが高確率で飛んできます。ですがいくらかやりようがあります。
1番良いのはテテフ+マーイーカorジラーチの盤面です。テテフに手張りして番を返すと、次のターン、相手はクロスディヴィジョンを打つ旨みがなくなります。もし打ってきたとしても、マーイーカかジラーチを取ってテテフに14(13)点乗せるかテテフを取ってマーイーカかジラーチに3点乗せるかになります。先述したパターンではエナジードライブから圧をかけに行くことができ、後述の場合はそもそもメイビーストリングが決まります。手札によってはそこから前のミュウツー&ミュウGXを取りに行くこともできます。
もしベンチにカキを使ってクロスディヴィジョンを構えていた場合、後手1でゲンガー&ミミッキュGXの、1エネホラーハウスGXによってエクストラターンを獲得して後手2ポルターガイストからミュウツー&ミュウを倒すこともできます。
ラティオスGXのクリアビジョン等がないとしんどいように感じられもしますが、盤面構築等で幾分かやりようはあり必ず負け!という訳ではありません。頑張りましょう。

主な環境トップ及び見なければ行けないデッキに関してはこんな感じになります。以下は自分が当日マッチアップした+αのデッキに対しての立ち回り解説になります。

vsスペネク
正直言って不利マッチ。対戦相手のデッキにはズガドーンやのろいのおふだが採用されている場合が多くこちらよりもベンチにダメージをばらまいてきてサイドを早く取ってきます。こちらがゲームに勝利するためにはめつぼうのひかりを狙うしかなく、やぶれたとびらの点数が非常に大事になってくるのでスペネクが超弱点なのでねんどうだんでHPを10残しに調整出来ることと、ギラティナを自傷で自分でトラッシュに送ることを覚えておくと勝利プランが見えてくると思います。

vsルカリオ&メルメタル
こちらは有利マッチです。向こうの耐久はHPにして320です。ウルネクは340も狙って出せるので基本的には負けません。ホラーハウス等にも相手は弱いので上手く絡めて2回さっさと倒してしまいましょう。フォトンゲイザー最強!

5.当日のマッチアップと結果

1回戦 レシリザテル 後攻 ○
2回戦 レシリザ 後攻 ○
3回戦 3神ケルディオ 後攻 ○
4回戦 レシリザテル 後攻 ✕
5回戦 スペネク 後攻 ○
6回戦 ブルー型3神 先行 ○
7回戦 メルカリフーパ 後攻 ○
8回戦 レシリザテル 後攻 ○
9回戦 3神ケルディオ 先行 ✕
10回戦 レシリザテル 先行 ✕

後半の集中力切れが目立ちまだまだだなと思わされる内容になりました。
しかし環境予想は大きく的中させており、大きな自信に繋がったのもまた事実なのでこれを教訓に愛知CLは頑張って行きたいと思っています。
5回戦のスペネク戦についてはとても喋りたいことが多いのでDMやリアルであった時に聞いてください。ドヤ顔で語ります笑

対戦の詳しい内容等で気になることは、TwitterにDMでもして頂ければ答えられますので @stardust_0505 までお気軽にどうぞ!

6.後書きと感想と今後と


今回僕がウルネクを使った理由は環境読みと練度の関係ですが、東京CLが決まった時になんとなく、漠然と今の状態のウルネクを使えるのはこれで最後だと思ったのもありました。不思議なもので予想は当たっていました笑
好きなデッキを使うというのもポケモンカードにおいては重要なファクターだと思っており、今回は好きなデッキを環境に合わせて使って尚且つ7-3の好成績で完走することが出来ましたが、僕のプレイが浅くトナメに連れて行けるだけのスペックがあるデッキを完走止まりにしてしまったことが悔しいです。

12月から一緒に調整してきたあうあうぽよちゃん(@aupoyo_)も僕の構築に満足してくれたらしく、また来期も一緒にデッキを組もうと言ってくれました。また、前日まで本当にウルネクでいいのかと悩んでいた僕の背中を押してくれた調整に付き合ってくれた面々の声援がなければ僕はここまでやれたかも分かりません。本当に人との繋がりは大事だなとつくづく思いました。

ここまで長々と後語りをしてしまいましたが、ここまで読んでくれた方はありがとうございました!

これからも暖かい目で見守ってもらえれば幸いです!

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