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谷村新司さんのこと。半年・・・経ったのですね。

今日は2024年4月8日です。
谷村新司さんが旅立たれて半年になるのですね。

いつもなら、そろそろ桜が美しい国立劇場でのコンサートの時期でしょう。
私は北関東在住なので、行って確かめることはできませんが、きっと今年の国立劇場の桜は、切なく美しい姿で佇んでいることと思います。

昨日、いつものお散歩コースから少し外れたところにある桜が、いい感じに咲いていました。

近所に咲く桜。2024年4月7日撮影

夫婦で毎年見に行く桜を決めていて、そのうちの一本に、今年も逢いに行けました。
その間、ずっと谷村新司さんの「サクラサク」が心の中で流れていました。

ああ いつか サクラサク
涙を超える 人の胸に
ああ いつか サクラサク
願い続ける 人の胸に

谷村新司さん「サクラサク」より

短調で始まり、サビの部分で長調に転調するという展開が、心の中にパッと桜が咲くかのような感動を呼び起こすドラマチックなメロディーです。

生きていれば大変なこともあるし、苦労を強いられる時期もあるけれど、そういった出来事を超えて、夢を信じていればきっと叶うよ、とやさしく包み込むように歌い上げる谷村さんが大好きでした。

この曲を初めてフルコーラスでじっくり聴いたのは、この曲が収録されている「NIHON ~ハレバレ~」というアルバムを聴いた時なんですが、このアルバム、2015年4月22日発売でした。私の誕生日の前日・・・。

谷村さんのアルバムは4月に発売されることが多くて、いつも夫に誕生日プレゼントとしてリクエストしていました。
この「NIHON」というアルバムは、日本古来のしきたりとか、日本にまだまだ残っている素晴らしい風景などが歌われていて、着物が大好きな私にとっても大変なじみやすい、本当に素敵なアルバムです。

大好きなアーティストのアルバムって、その人からの手紙のような、人生に行き詰まった時のアドバイスのような、本当に大切なギフトなんですよね。

私は谷村さんのアルバムをお金を出して買っている形ではあったけど、実はCDの価格とは比べ物にならないような、もっと壮大でかけがえのない、一生の宝物を受け取っていたんですよね。

そしてこの受け取った宝物は、たとえ谷村さんがいなくなっても、私の心の中で確実に存在し、私とともに成長していって、いつか未来の人たちに受け継がれて.永遠に続いていくものだと信じてます。

こうして月命日を迎えるたびに思うのですが、本当に谷村さんのことを考えない日がなかったんですよね。
去年の10月16日は本当にショックでつらかったです。この先、どうやって生きて行けばいいのかしらと本気で思いました。

あれから半年・・・
3月の終わりに「点描アート」の講座を受講した時、急に心が軽くなって、前を向いて歩きだせそうな気持ちです。

今日のこの日に、半年間のつらさに別れを告げて、新たな道を歩き出したいと思っています。

谷村さん・・・あなたにもらったたくさんの優しさと勇気を胸に、私は新しい自分への道を歩き出そうと思います。
これからもそこから見ていてくれたら嬉しいです。


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