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2022シーズンとJCSの振り返り


noteでははじめまして。アスター (@Star_Latias)といいます。
以前はDiaryNote (現在はサービス終了)、fc2、mixiで日記を書いていました。
目立った実績は特に無い残念な人ながら、2011年頃より細々と大阪でポケカプレイヤーをしています。
当内容は記事という程おこがましい物でも無く、個人的な備忘録及び戒め的なものです。
正直なところ思いのままに書いたため、長文かつ内容として支離滅裂になっている所があるかと思います。
恐れ入りますが、何卒ご了承の上、それでも見たい方のみご覧ください。
共感、参考、反面教師になる部分など、何か1つでも心に留まる点があれば幸いです。

1.公式大会の結果と振り返り

CL
京都 落選
福岡 5-3 (クワガノン)
愛知 落選
横浜 ボランティアジャッジ
JCS 5-3 (ミュウ)

シティリーグ
S1 1-4→予選落ち (3神ザシアン)
S2 5-0→ベスト8 (ムゲンダイナ)
S3 不参加
S4 3-1→ベスト8 (クワガノン)
A2 4-1→ベスト8 (クワガノン)
S5 不参加
S6 不参加

結果だけで言えば、ギリギリではあるもののCLでは勝利賞を獲得出来たり、シティでは決勝Tに複数回上がれたりと決して良くはないものの、個人的には悪くは無かった。
過去のシーズンでは、1-3や2-3と負け越しばかりだったので成績だけで言うと上がったのだが、過程やモチベーションは正直過去最悪だったし実力も落ちたと思う。

敗因や反省点は挙げたらキリが無いが、大局的な所で言うと目的意識が低かった事、ポケカに対して情熱が湧かなかった事、ゲームという寄り道、の3点だった。

1−1.低かった目的意識

競技プレイヤーとして何年もやっていると、シティリーグであれCLであれ、参加形式が先着であろうと抽選であろうと「取り敢えずエントリーする」のが当たり前になっていた。
参加の意思問わず、タイミングを逃せば出ようと思った所で出れないからだ。
ただ正直エントリーはするものの、自分の中では「何のために大会に出るのか?」をいつの間にかはっきりと答えられなくなっていた。
シティリーグは優先出場権の獲得、CLは入賞、が目標ではあったものの、何年も続けているうちにその思い自体が薄れてしまっていると痛感した。
Twitterを通し、他の一部のプレイヤーを見ていても、ただ結果に一喜一憂してばかりに見えて、何のために出ているか分からず、ますます自分が大会に出る理由や目的意識に関して疑問に感じさせられた。
(※参加する理由は人それぞれなので、否定や批判等では無いです)

後述する湧かなかった情熱に通ずる所もあるが、正直惰性で出てしまっていた部分があり、今後参加するにしても、何となく出て時間と労力を浪費するのではなく、参加する目的や意味を強く認識する必要性を感じた。

余談だが、目的意識の観点からすると世界大会に目指している人が安定して好成績を出し続けるのは理にかなっているように感じている。

1−2.湧かなかった情熱 (所謂モチベーションの低下)

2020シーズン後半からコロナ渦の下、大型大会の入場人数が絞られ、一方でポケカ人気は増す一方なのもあり、出たくても出れなくなりがちになった。
最近では寧ろ出れたらラッキーで、出れないのが当たり前くらいにも思うようになった。
出れないのも辛かったし、仮に出れたとしても、マスクドコミュニケーションの下で行動が制限され、人との掛け合いや観戦等の当日ならではの体験が減ったり臨場感を感じづらくなり、個人的に大会そのものの満足度は以前より落ちていた。(開催されるだけ有り難くはあるのですが)
大会形式が情勢に沿ったものに変わるのはやむ無しかつ当然ではあるものの、コロナ渦以前に感じた思いや大会に対する情熱は確実に落ちていた。
自分自身はポケカが好きというよりはポケモンとそのイベントが好きという理由からポケカに足を踏み入れたし、大会当日に入賞者を観ては上位に入ることは憧れであり、長年続けられている原動力でもあった。
それだけに実感として薄れていくのが厳しかった。

落選した人からしたら怒るような話かと思うが、そんな状況もあってか、いざ当選して練習を頑張ろうにも中々熱が入らなかった。
以前の自分を取り戻すが如く、過去を思い返したりポケカチャンネルのCLの裏側密着動画を何度も見たり、ひたすらBGMを聴いて自分を鼓舞しようとしたが、中々取り戻せずにどこか不安定な気持ちは否めず集中出来ていなかった。
要因に関しては一頻りでは言い切れず、不自由なコロナ渦、いつ出れるか分からない抽選形式、頻繁な販売ペース、過去との乖離、病みやすいメンタル、興味の多様化、年齢を重ねるにつれてポケカ以外にも人としてやる事が増えた事等、様々なものが絡み合っているようにも思う。
今だからこそこのような形で言葉に纏められるが、競技として続けるからには自分の中で捨てたり諦めたりしないといけない部分、犠牲も止むを得ないのかなと少しずつでも考え直す必要を感じている。

1−3.ゲームという寄り道

ポケモンというコンテンツ自体が好きなのもあり、ポケカをする傍らでSwitchのNew ポケモンスナップ、BDSP、LEGENDS アルセウス等のゲームを新作が出る度にプレイした。
ポケカを競技としてプレイする以上、周辺のゲームは嗜むべきぐらいの所謂「エンジョイ勢」として遊ぶのが望ましかったと思うが、自身の収集癖の強い性格ゆえ、多くの時間をプレイに割いた。

単純にストーリークリアに留まらず、細かなタスク消化、性格の厳選、図鑑埋め等の作業をひたすらにやった。
個人的には、ゲームに関する取り返しのつかない要素であったり、一度きりのイベントであったり、収集要素 (未達成部分を無くす)は納得いくまでやり込む完璧主義者だったが、
実際の所はやってもやっても中々消化しきれなかったり、同じ作業を何度も何時間も嫌々ながらにやってしまっていて、楽しさというよりは苦痛気味であり、結果的にかなりの時間を使ってしまったと思う。
特にLEGENDSアルセウスに関してはストーリーを2回クリアし計400時間ほどプレイした。

思い返してみると、時間さえかければ確かに出来ることは少なからずあるものの、ポケカに限らず人生を他のことに割く時間や余裕を考えると、過ごし方としては良くなかったと今だからこそ思う。
当たり前ではあるが、本来ゲームをプレイする時間は練習や人との交流に割けた時間でもある。
プレイするゲーム自体はポケモン関連に絞ってはいるものの、ポケカに競技として時間を割く以上、もうある程度は諦めないといけないのかなと思った。
もちろん自分自身が不器用で要領の悪い人だからというのもあるので、人として至らなかったという所は認めざるを得ないのだけれども。
今秋には完全新作としてスカーレット/バイオレットが出るので、ポケモンファンとして買いはするものの、どのような遊び方をしようかは正直悩んでいる。

2.大会別振り返り

・シティリーグ

CSP獲得を通してJCSの優先出場権を得ることを目的に参加した。
...はずなのに実際の所は惰性で参加していて、シーズン2の時点で前日キャンセルを悩む位には出るのを躊躇っていた。(早すぎ)
シーズン3に至っては何もかもが間に合わず、出るだけ無駄だと感じてキャンセルした。
代替として追加開催が決まったアディショナルシーズン2ではデッキ登録が間に合わず、前日取り敢えず登録したデッキで出る始末だった。
取り敢えず参加だけは続けて僅かながらもポイントを重ね、シーズン5,6を残す所でプレイヤーランキングを確認すると、優先出場権を獲得する為には2連覇しても届くかどうか怪しいレベルと認識した。
ここで何がなんでも優先権が欲しければ、僅かな可能性に賭けて腹を括って2連覇を取りに行くべきだったが、
これまでの取り組みや熱意を顧みて、あまりにも現実味が無さ過ぎると感じ、出ても時間の浪費に終わる可能性が高いだろうと思い不参加を決めた。
シーズン6が終わった時点でランキングを見ると、優先出場権のボーダーとの差は125ポイントと当初の予想よりはかなり低かった為、粘る余地はあったと複雑な思いだった。

・CL

落選してはひたすら落ち込んだけど、当選したからといって無我夢中に取り組めたかというとそうでは無かった。
現在も含め、今シーズンは精神的にずっと病んでおり、前日の時点でデッキも目標も無いという最悪の状態だった。
横浜だけは選手としての参加に無理を感じて、ボランティアジャッジの方に集中した。
(しかしながらいざジャッジ業務をしてみると、やっぱり自分は選手として出たいという気持ちが強くなってしまうという苦い思い出になってしまった...。)
デッキ選択と結果だけで言うと、福岡ではクワガノン、JCSではミュウというデッキパワーと立ち位置(Tier)が高く、プレイの到達点が分かりやすく安定したデッキを使った。
当日の運が良かったこともあり、両方共に勝利賞ギリギリラインの5-3だった。
福岡では鋼軸ミュウ、JCSではヒスイゾロアークと、本当は違うデッキを使いたかったものの、回していて理想と現実のギャップに苦しめられた結果として、拘りを捨てて安定を取った。
コンディションは最悪で0-3しても納得するレベルだったけど、
拘りに固執せず無難なデッキ選択を通して実力以上の結果を出せたことは唯一今シーズン自分を褒めてあげて良い点だと思う。

・JCS

シティリーグの結果から優先出場権を取れず、挙げ句の果てには途中で見切りを付けて全シーズン参加しなかったことや、
当選確率の低さから正直落選しても仕方ないと思っただけに、当選した事が信じられなかった。
ポケカは2の次、3の次で、当時1〜2ヶ月間LEGENDSアルセウスをひたすらプレイしてたが、当落結果を見た当日に切り上げ、
翌日にずっと未開封のまま放置していたダークファンタズマの箱を開封し、カードを整理する所から取り組みを始めた。
当初の認識では、流行しているデッキがパルキアとミュウの2つということぐらいしか知らず、どのようなデッキがどの程度流行していて、デッキにどのようなカードが何枚程度入っているのか?を知る必要があると感じ、その点を重んじた。
プレイヤーズクラブで公開された直近2週間分のシティリーグの入賞デッキ内容をリストアップし、使用率の高かったデッキを模倣したものを約15個ほど構築することで内容を把握する事にした。

練習用に作ったデッキ


ここからデッキを絞り込んで使用感を掴んだり調整する等出来れば良かったが、ポケカをずっと後回しにしていた事が響き、一通り構築した時点で出発前日だった。
Tier1デッキは練度で勝てず、うらこうさくは処理が下手で時間切れ負けをしたくなかったので、ミュウとパルキアに見切りをつけて、何となくで候補デッキをヒスイゾロアークとハピナスミルタンクの2択にした。
過去の経験と直感から本当に何となくでこの2つが当時の自分にとって最も勝てるであろうデッキだと勝手ながらに思っていた。
ただ、現実はそんな曖昧な思い込みでは上手く行かず、デッキを回しては理想と現実の差に苦しめられ、どちらも使う自信が無かった。(=実力不足)
この時点で出発(=デッキ選択)まであと1,2時間しか無く、自分自身に絶望した。
良い歳にも関わらず、あれはダメ、これもダメと(例えは良くないが)まるで何をあげても喜ばない不機嫌な子供のような感じになっていた。
そんなこんなで悩んだ挙げ句、元々使う気は無かったが、
渋々ながらも当日はミュウを使うことに決めた。

当日使用したミュウ
(ダブルターボエネルギーは3枚欲しく、スマホロトムはトレッキングシューズで良かった)

今シーズンの経験から、迷走した時は拘りを捨てて、プレイの到達点が分かりやすく安定した強いデッキを選ぶことの大切さを感じていたことと、
メロエッタの技を早い段階で使うこと(後1メロディアスエコー等)でイージーウィンも見込めることが決め手だった。
デッキが決まらなかったことと、前日に悩みすぎたせいか、当日は腕時計と不織布マスクを忘れるわ、移動中に切符を落とすわと
参加こそ出来たものの過去一と言えるレベルでやらかしていた。 (マスクは道中のコンビニで買うも、入場時に配布されるという...)




会場に入ると、真っ先にJCSをデザインした迫力あるポケモンの絵が飛び込んできた。
かっこいい...と魅せられると同時に、
自分はどうしてここにいるんだろう?これで良いのか?優先出場権取れなかったのに...出たくても出れない人もいるのに...と葛藤した。
そんな葛藤も当日の長い待ち時間の中で次第に薄れていき、自分で自分のプレイの下手さ・悪さに凹みながらも対戦を続けた。
0-3してもおかしくないなと感じながらも、運良く2-0スタートからの2-2で崖っぷち。
2-3で終わりかなぁ(笑)と諦めを自分に言い聞かせつつも、何とか4-2まで続いた。
ここまで来たら勝利賞を持ち帰りたいと思いつつも、肝心の7回戦はミュウミラーでミュウVMAX3、ミュウV1サイド落ちで毎ターン1体しか出せないミュウが倒され続ける...。
初手だけは強かったのでメロエッタでサイドを取り続けれたのと、お相手の3枚目のボスの指令がサイド落ちだったりもあり、最後には欲しいカードをぎりぎり引ききることが出来て辛勝。
正直安堵ながらも残りも出来る限り勝ちたいなと思うも、次の8回戦にて自分がデッキ選択を諦めてたヒスイゾロアークにしっかりと分からされて5-3ドロップ。
キリの良いところで終われたので心は傷んでは無かったものの、当日マッチング表で勝ち点24,27といった数字やプレイヤーを見ては次元の違いを感じさせられた。

3.終わりに

言い訳のようなお見苦しい部分も少なからずあったかと思いますが、わざわざご覧頂いた方は有難うございました。

まず、精神的に病み気味だったのもありますが、惰性で出ようが情熱が湧かなろうが、別のことをしようが、競技として続けようがそうでなかろうか等は、他人からしたら結局は本人次第で、嫌なら辞めれば良いというのがごもっともな意見だとは承知しています。

シーズン通して、結果以前にポケカに取り組むのを2の次にしてデッキを直前で決めたり、低い意識で出てしまったりと、出た結果というよりは自分で自分のことを本当に情けなく感じた。
正直対人練習はほぼゼロだったし、一人回しすらまともにやったか怪しいレベルで、経験からアドリブでどうにかプレイする事が多かったが、当日は初歩的なミスも多かった。

ただ収穫は0ではなく、悲惨な過程ながらに久々の遠征そのものや当日の対戦や会話が楽しかったり、1シーズンに2回も当選出来たことは幸運に感じた。
CLの当選は一番出たかった福岡会場と3年ぶりのJCSだったり、シティリーグではささやかながらも親しくしてくださる方が出来たりと、全てが全て無駄というわけではなかった。

今後2023シーズンに関してどうするかは決めかねているが、自業自得とはいえ沢山痛い思いをしたので、ポケカするにしろそうでないにしろ、少しでも反省を生かせればと思う。

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