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医師国家試験直前期の勉強法

各医師国家試験予備校の講師が、ほとんどの受験生がやりたいことを全部できずに国家試験当日を迎えるといいます。自分自身、年末・試験2週間前・試験1週間前で勉強計画を立て直すたびにやりたいことをどんどん諦めて絞っていったのが現実でした。では、どこまでは捨ててよくて、どこの部分は絶対やらないといけないのか?この疑問は自分にとって常に悩ましい点だったので、一受験者である自分が結局何をしたか、ここに書き残しておこうと思います。
一日の勉強時間や一日あたりの問題演習数は人によりけりだとは思いますが、一例として参考になれば幸いです。

ちなみに受講した映像講座の詳細については別記事で詳しく記載していますので、ここでは割愛します。


■直前期にやると決めていたこと

自分がメインで受講していたMedu4の講師である穂澄先生の言う通り、回数別・模試の復習・総さらい(国試究極MAP)の3点をメインでやると決めました。

その他、夏メックで8割を切っていた必修と、問題数が高くコスパの良い公衆衛生を重点的にやりたいと思っていました。

・回数別について

回数別の勉強では、1周目はMedu4の講座を利用しました。2周目は国試究極MAPの進捗に合わせて臓器別に、3周目は前日にもう一度見たい問題を選別しながら解きました。QB回数別は購入せず、Medu4の問題演習機能を利用しました。

・総さらいについて

1月中に全ての科を総さらいするために、国試究極MAPを利用しました。これについては、各社予備校で直前期講座を利用すればいいと思います。究極MAPは時間対効果がとても良かったように感じます。詳細は冒頭で紹介した別記事に記載しています。

・模試の復習について

模試の復習では、

1周目:全問解きなおし&2回目以降解かなくていい問題の取捨選択
2周目:残った問題の解きなおし&重要性の判断(正答率やテーマ等)
3周目:解けなかった問題のキーワードを抽出して、国試直前に見られるようにする。


ということに気を付けて学習しました。自分はGoodnotesで学習していましたが、3周目には模試まとめノートを作り、サムネイルから問題のキーワードを確認できるようにしました。

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以上の三本を軸に勉強しました。
他に+αで何をしたのかも含めて、下に全て記載していきます。

■12月にやったこと

・冬メック受験
・冬メック復習1周目
・夏メック復習2周目
・テコ3復習2周目
・Medu4 Update113
・Medu4 Update114
・Medu4 回数別講座111回~114回
・Medu4 特講 全10講座
・公衆衛生 問題演習 1日20問~50問
・必修 問題演習 1日20問~50問

1日の勉強時間:5~7時間

毎日のノルマとしては、「回数別を3~4コマ・特講を1コマ」に余裕があれば問題演習を追加していました。年末には回数別1周目を受講し終わっていたので、模試の復習に時間を割きました。QBでの演習もできればやりたいと思いましたが、そこまで時間を割くことはできませんでした。

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■1月にやったこと

・Medu4 国試究極MAP3周
・Medu4 テストゼミ 融合編、予想編
・回数別演習2周目、3周目
・テコ4受験
・模試総復習(2~3周目)
・QB公衆衛生 589問
・QB必修 1173問 
・Medu4アプリ公衆衛生 700問
・Medu4特講復習

1日の勉強時間:8~9時間

模試の復習の仕方については前述の通り。回数別演習は2周目では究極MAPの1周目に合わせて臓器別に解きなおしました。必修と公衆衛生については不安感が強かったので、日によって1日200問くらい解いたりしました。

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■直前5日間でやったこと

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直前になるにつれて気持ちが焦り、建設的な計画が立てにくくなると思ったので、国試の1週間前に直前5日間の計画を問題数も含めて詳細に立てました。それでも実際に実行できたのは8割程度でした。上図は実際にできたことの一覧です。自分の場合は金曜日に会場近くのホテルに前入りしたので、金曜日はほぼ勉強できないと考えて計画も立てました。

ちなみに1日目の夜は疲れをとるためにコクタマを一読して9時半にはベッドに入りました。翌朝5時に起きて、究極MAPに一通り目を通しました。

■結果

総勉強時間
12月 172時間40分
1月   230時間55分

総演習問題数(6年生全期間)
QB       3529問
Medu4      3313問
Medu4アプリ   3038問
合計        9880問

必修 93%(解答速報)
一般臨床 81.3%(解答速報)

■やらなかったこと

・QB 1周目問題(産婦血液免疫皮膚科除く)
Medu4の練習問題を授業中に解いていたので、QB1周目は解きませんでした。結果として不要ではありましたが、ほとんどの医学生はQB1周目を解いていたので、精神的につらい部分がありました。夏までに1周目問題を解いておくと、良かったと思います。
・MM模試
模試をひとつとると復習が400問増えるので、自分の余力と相談して受けた方がいいです。受けた友人は重要事項が整理されたので受けてよかったと言っていました。
・他社の直前講座
ラスメのみ友達にテキストを1時間だけ読ませてもらいました。国試究極MAPを受けていると、それだけで毎日時間を割かないといけないので、他の講座は気持ちが不安な人は受けてもいいし、そうでなければ受けなくてもいいと思います。



結局、大事なのは自分がお世話になっている一社を信じてやり通すということなのかもしれません。私はMECとQアシを取っている人たちと話すことが多かったので、余分な講座を取るかだいぶ悩みました。

やるべきことを信じて、コンスタントに勉強することを心がければ、直前期の勉強は大丈夫だと思います。この記事が参考になれば幸いです。

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