そろそろ同居猫と結婚したい。

冗談半分、本気半分。
なんともう11年前になるそうなのだが、海外では猫と結婚した男性がいるらしい。
最近では「猫と暮らすと結婚が遅れる」とまで言われている。

私は猫や動物全般に対して「飼う」という言葉を、あまり使いたくない。なんだか上から目線のような気がして。
「エサ」はたまに言ってしまうけど、できれば「ご飯」が良いと思っている。
猫をはじめ、動物全般が愛おしい。それは、凶暴化した動物に、自分や家族などをころされたことがないからだろう。
カラスは前に襲われたことがあるので、少し苦手だが…。

さて、まずは上の画像の、今一緒に暮らしてる猫の紹介。
名前は、ぬー。初めて会った時に、ぬらーっとしていたから、ぬーと名付けた。実は「殿」という名前の候補があったが、ぬーの動きを見ているとあまり「殿」というかんじはしなかった。
2016年8月23日生まれ。オス。今年の夏で5歳。
血統書付きのロシアンブルー。でも、血統書とか猫種とかは本当にどうでもいい。
初めて猫を飼うので、大手ペットショップに行った。保護猫の譲渡会などは、まだ早いかなと。
その大手ペットショップで、最安値から2番目で「売られて」いたのが、ぬーだった。最安値の子はアビニシアンだったんだけど、当時何の知識もなかった私は、アビニシアンを長毛だと勘違いし、長毛だと怪我などをした時に気付きにくいかなと考え、短毛のロシアンブルーにした。
性格は、甘えん坊でびっくりさん。猫のオスはよく甘えん坊と言われるが、例に漏れず甘えん坊。しかし犬のような雰囲気ではなく、やはり気ままで、放っておいてほしい時は放っておいてほしいらしい。段ボールや突然の大きい音や来客に、特にすごくびっくりする。
最初は、当たり前だが、あまりこちらにベタベタしてこなかった。年数を重ねるにつれ、冬になると私の布団の中に入って寝る、その他の季節は私の毛布の上に乗って寝るようになった。ごろにゃんもしてくれるが、お腹を触られるのと抱っこは得意でない。
状況の察知は、普通にできる。私が体調悪い時は、そわそわしたり、ずっと起きててくれるらしい。
最近、「うちの猫は自分の大切なものは壊さない」と、自慢げに書いていた色々香ばしい猫飼いがいるのだが、ぬーも、私が大切にしているものは壊さない。結構、動物ってみんな、そのへんわかるのかもしれない。

私がぬーに対して1番気を付けていること、それは、「自分がどんな機嫌の時も、優しく接する」ということだ。勿論健康面も気を付けているのだが。
これは以前の記事にも書いた、良い親の例である。自分がどんな機嫌の時も、子供に対して一定のテンションで向き合う。
動物に関心がなくても良い親の人は沢山いると思うが、動物に対して優しくできない人は良い親にはなれないとすら思っている。
あと、動物への愛の形が、私から見たら歪んでしまっている人も見かける。とにかくお金をかけまくる、自作や購入品の「可愛い」服を着させて写メを撮るなど。
果たして動物はそれを望んでいるだろうか?私は、首輪は脱走時の目印にと検討しているが、飼い主の自己満足にしか見えないものもある。

今年の冬くらいによく聞いていた、米津玄師の「馬と鹿」という曲のサビに「これが愛じゃなければなんと呼ぶのか 僕は知らなかった」という歌詞がある。この曲、バイオリンが効いててだいぶ好き。
この歌詞は、ぬーが私にくっついてきてくれたりした時に抱く感情そのものだった。
ロシアンブルーは他の猫種より寿命が短いらしく、10年ほどで亡くなってしまうという。今年で折り返し地点にきているのかもしれない。

私は、1人暮らしを始めてから、野良猫運に恵まれている方だった。
NNN(ねこねこネットワーク)という都市伝説があるが、ネット検索するとすごいエピソードが出てくる。私はこれを信じずにはいられない。

2012年、私が大学院1年の頃、いやもっと前からだったかもしれないが、突然この子が、当時住んでいた目黒のアパートの前に現れた。
もうとっくに虹の橋を渡っている子なのだけど、すごく人懐っこかった。
私の確かな猫好きは、この子から始まった。
目脂で片目がボロボロだったが、外飼いの猫のようにも見えた。他の野良猫より、人から逃げない。
この子も賢くて、私が住んでたアパートが女性限定のアパートだと恐らくわかっていて、入り口に佇み続けては、色々な女性から撫でられていた。
あと印象的だったのは、この子とは違う他の猫2匹が、私の目の前で喧嘩を始めて、猫と猫の間にキーケースを落としてみたら一目散に逃げていったこと。猫同士の喧嘩は、できるだけ止めたい。

目黒から池袋に引っ越した。豊島区という場所自体は全然自分に合わなかったが、またしても女性限定アパートの周りをうろつく野良猫がいた。
やってはいけないのだが、あまりにもボサボサの毛並みだったので、遭遇したら「待ってて!」と言って、近くのセブンでウエットフードを買って与えること数回。セブンの前で、大人しく待っていたこの子。
池袋から今の住居に引っ越す前くらいの時期に、毛並みがツヤッツヤになっていたところに遭遇した。もしかしたら、お世話をしてくれる親切な方の家に行ったのかもしれない。

そして、今。

私は相変わらず猫三昧です。

家に一緒に暮らしている猫もいるのに、更に野良猫、又は外飼いの猫が、家の周りに一気に増えた。
とても良い環境。みんなそれぞれ、性格が違って面白い。
猫カフェには2回しか行ったことがないのだが、ぬーがまだ家に来る前で、猫への接し方がわからず、動物に対しては自分からグイグイいってしまう私、猫カフェの猫にはだいぶ疎ましがられてました。
あと、一緒に暮らしている猫って、飼い主が猫カフェに行って「浮気」をすると、わかるらしい。においで。猫って本当に鼻がいい。

ぬーに、1日に1回は話しかけたいことがある。
起きたら、「今日も銀河一可愛いよ」。
あと、「大好きだよ」「ずーっと一緒だよ」「良い子だね」。
私は人間への愛がわからなくなってしまったけど、猫への愛はこれで正解なのかはわからない。
でも、1つの命を「買う」という行為をしたのだから責任もあるし、何より純粋に猫も好きだ。
最近、動物虐待の罪に対する罰が軽すぎることを知った。
虐待した動物と、同じ目に遭えばいいと思ってる。

ぬー、結婚しましょう。

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