大人の階段を一段、昇った件
結構な大人になるまで、知らなかったこと、勘違いしてたことってありますよね?
ワタクシももちろん経験済みで、例えば高校生の頃、こんなことがございましたよ。
ある日の夕方、晩のおかずに頭を悩ませていた母上に
「じゃあ、ワカサギが食べたい!」
と、リクエストしたところ、
「あんたがワカサギ食べたいなんて!晩ごはんに出すからね」
で、出てきたのがどう見てもワタクシの苦手な魚の揚げ物だったのですよ。
「ワカサギって言ったじゃん!これ魚じゃん!」
と、抗議したところ、母上は頭の上にはてなマークを出しながら
「だからそれワカサギだけど。あんた、何だと思ってたの?」
「え?鳥じゃないの…?」
ワカサギのことを、魚ではなく鳥類の『鷺(サギ)』の仲間だと思い込んでいたのですよ。
言い訳になりますが『若鶏の唐揚げ』的なモノをイメージしてたんですね。
母上はゲラゲラと笑ってくれましたが、今は亡き父上に
「みっともない!そんなこと外で言うんじゃないぞ!」
と、激しく叱られたのでした…。
大人の階段を昇るって、こういうことの繰り返しなのかもしれませぬ。
…読み返したらビミョーに違う気もしましたが、綺麗にまとまったので、そういうことにさせてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?