Personal Temporary Workspace / ネットワーク型ファイル管理 Senet
皆さんこんにちは、吉良野すた(a.k.a stakiran)です。
本日から普段私が研究している内容を小出ししていこうと思います。……と書くとなんだか強そうですが、ただ趣味で好き勝手に遊んでいるだけです。
頻度はひとまず毎週日曜日。日曜日に週次レビューをしているので、その成果物を見ながらやれば楽かなーという安直な思いつきです。
というわけで、よろしくおねがいします。早速行ってみましょう。
Personal Temporary Workspaceとしてのメモ
最近vscode-scbというツールをつくりました。
VSCodeで、Scrapbox風の記法を使って、ガンガンメモを書けるようになります(VSCode経験者想定なので導入ハードルは割と高いです……)。
「Scrapboxがあるのに、なぜわざわざ?」というとそのとおりですが、このvscode-scbの強みはオフラインであること。素早くメモを取れます。操作に慣れれば1-2秒も可能でしょう。
私は Personal Temporary Workspace というコンセプトを名付けてみました。個人的で一時的な作業領域、とでも言えましょうか。ここでは作業領域 = メモスペースとしていますが、ともかく、個人的なメモスペースを、一時的に、それも素早く確保するというわけです。
とりあえずは自分自身で使ってみて色々学びたいと思います。
※ちなみに秀丸エディタ版もあります
階層ではなくネットワークでファイル(など)を管理するシステム Senet
まえがき
ファイルといえば階層的なシステムで管理するものですが、階層の限界はすでに広く知られているでしょう。
その一つに増井俊之さんの「単一空間での情報管理」があります。
これは Amazon S3(何でもぶっこめるファイルストレージ)にとにかくファイルをアップロードし、そのメタ情報をScrapboxで管理するというものです。ファイルへのアクセスをScrapbox経由で行えるようになります。Scrapboxはネットワーク型のシステムですから、これは実質、「脱・階層」してネットワークで管理できているのと同じことです。
また S3 ではなく Google Drive を使う案もあります。この場合は元が Google Drive なので階層も引き続き使えます。以下で少しまとめてみました。
上記のアイデアを見て、私はふと「階層型ではないファイルシステムがあったとしたら?」を考えてみたくなりました。
本題
そうして考えた(考えている)のが Senet です。
まだまだ荒くてろくに情報を出していませんが、以下のようにファイルをネットワークで結ぶ感じの世界です。
階層だと「フォルダA」をつくってfile1,2,3を放り込み、フォルダAにAさんのみのアクセス権を与える形になります。
が、この Senet だと「Aさん」という入り口からfile1,2,3へのパスをつなぐだけです。直接繋いでもいいですし、上図のように経由させてもいいです(file2,3はfile1を経由している)。
赤い矢印は、Aさんがfile2をBさんに公開しているところです。BさんはfileXから、Aさんのfile2をたどれます。
ネットワークは便利
私はScrapboxをヘビーユースしていて、10000ページ超えるレベルで使ったりしているのですが、
ネットワーク構造でコンテンツを扱うことの利便性は凄まじいです。整理せずに適当に運用してもなんとかなりますし、整理するのも楽チンなのです(収納ではなく付け外しで済むため)。
この利便性はもっと応用できると思っていて、たとえば階層の世界に浸かっているファイルシステムにも及べるのでは、とか思ったりしています。
Senetの探究は続く
今週出したばかりで、今も検討を続けています。進展があったらまた共有します。
早くデモを出せるといいですね。基本的に実物を見せられないシステム(案)は机上の空論でしかないので。空論だけでも楽しいですし、私は割と空論ばかりつくっています(苦笑)が、せっかくですから、たまにはちゃんと形にしてみたいものです。
近況と日常
暑くなってきましたね。私は一日一時間は散歩するのですが、そろそろきつくなってきました。が、不養生にはなりたくないので、頑張って継続することとします。
最近日傘も買ったりしましたが、手が塞がるのが煩わしいので結局使わなくなっちゃいました。私はメモしたいときにメモしたいのです!ガラケーを使っているのですが、両手じゃないと打てないんですよ。
それに日傘って、たぶん悪あがきなんですよね。はかってみたところ、汗かくまでに20分かかっていたのが30分になる程度でした。意外としょぼい。もちろん顔面の眩しさや紫外線を減らせるのはメリットですが、下半身はどのみち防げないんですよね(でかい傘だと違う?)。残念。
さて、今日も散歩に行ってきますかね。