ロ、ロ、ロ、ロナウジーニョ?
加地亮さん
この度は文教大学体育会サッカー部のために、貴重な時間を割いて頂き誠にありがとうございました。日本の代表として世界と戦ってきた方のお話を聞けることは私自身も初めての体験で、とても良い時間になりました。
また、こんな貴重な機会を与えてくれた、ジャイさん、よしさん、ありがとうございます。
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インタビュアー:加地さんがこれまで対戦してきた中で一番嫌だった選手は誰ですか?
加地さん:えー、ロナウジーニョはボールを取りに行こうとすると、簡単にターンされる気がするし、
あ、フィジカル面で言ったらジェラードには勝てる気がしなかったなー、
ベッカムもうまかったし、
さすがに笑った。
これに関しては話を聞いて響くというよりも、すごい人が来たという感情だった。
ここからは、加地さんの話から自分に響いたことを書こうと思う。
「特別な試合だからって特別なことはしない、いつも通りをどこまで出せるか、そのいつも通りの基準が高いチームが強い。」
鳥肌が立った。
かっこいい。
中学生だったらラインの一言コメントに絶対書いた。
教える側になったら絶対言おう。(その時はもちろん自分の考えのように言って、教え子に惚れさせる)
そう思った。
それと同時に間違いないなとも思った。
普段の力以上のものが出るわけがない。いかに普段通りのプレーができるか、その通りだと思った。普段の練習、練習試合から強度の高い状態、緊張感のある状態でやっていれば特別な試合だとしても普段からやっていることだから普段通りにプレーすることができる。それができているか、それができていれば強い。
目先の試合にだけ目をやるのではなく日々の練習、これからの練習をどのように試合と同じ状態でできるかが大切であり、それが強くなるためのレールだと感じた。
「人は苦しいときにボロが出る」
この言葉は、今の自分にとてもあっていると感じた。ボロが出すぎてもうボロボロである。
現在、自分は試合にかかわることもできていない、授業の関係で練習にしっかり参加することもできない、練習試合も周りと比べると、出場時間が短い。
絶対自分の方が良いプレーできるのに
自分の方がボール奪われないのに
自分の方が、と考えてしまうしマイナスの方向にとらえることが多い。
また、自分が出場していない試合は負けてしまえばいいと思う。
チームのためにしなきゃならないことはするし、出場している選手を応援する気持ちもないことはない。しかし、加地さんに言われたからと言ってすぐに受け入れて、チームのために自分ができることが何かと常に考え100パーセントのエネルギーを注げるかと聞かれたら、できるかはわからない。
これまでも、同じようなことは何回か言われてきた。正直、綺麗ごとだと思っていた。
今回一つ違うことは、代表を背負って戦ってきた人から同じことを言われたことだ。どのレベルでも同じだということがわかった。
これからは、自分にできること、チームのために、という考え方ができるようにしていきたいがこれは本当に難しいことだと思う。
まずは、不満があっても自分に何が足りないのか、自分にベクトルを向ける、ボロを簡単に出さない、ということを心掛けたいと思った。
本当に貴重なお時間ありがとうございました。
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