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経験

去年のリーグ戦が終わり、4年生は卒業、3年生は就活のために部活から離れ、新体制となった文教大学体育会サッカー部が去年の11月頃から始まった。練習や練習試合、外部からサッカー指導に来てもらうなど様々なことをしてきてから、初めての大きな大会となる彩の国カップ初戦が2月13日にあった。相手は獨協大学、AWAYでの試合だった。結果は1-2と敗れた。
 
この試合は私にとって大きな経験となる試合になった。
 
去年の公式戦では、出場どころかベンチメンバーにも入れることが少なく、ベンチの外から試合を見ていることがほとんどであった。しかし、今回の試合では主軸のメンバーが体調不良、怪我ということもあったが私はボランチでスタメン且つフル出場で試合にかかわることができた。
 
試合が始まる前までは少し緊張していたが、始まってからは緊張している暇もないくらい守備の時間が続き相手にボールを握られていた。私は去年外から見ている立場で試合に出ている選手に対して

"なんであんなに軽い守備ができるんだ"

"そんなプレーしてたら負けるだろ"

と思うことが多々あったため自分は走ること、頑張ること、体を張って守備をすること、最低限のことはしようと決めていた。気持ちの面も関係しているのか、試合中相手からボールを奪うことはできたと思う。しかし、自分ができていた、通用したと思ったところはそのくらいだった。
 
チームとしてやろうとしていたビルドアップの部分では何一つできなかった。ビルドアップをするうえでボランチの役割はとても大きい。ボランチがたくさんボールに絡み、試合を作らなければならなかった。相手が前からプレスに来ている中でうまくボールをもらえずマイボールの時間が作れなかった。できなかった理由として少なからず

ビビっていた

というのもある。公式戦というプレッシャーの中、低い位置でボールに関与するのにはリスクがあるし、相手もプレスにきている。そんな中でボールを要求できなった。ボランチとしての役割が果たせなかった。
 
この試合が終わってみて走り切ったなどという感情はあったが、楽しかったかと聞かれると全く楽しくなかった。私はもっと攻撃の部分で相手をだましたり、裏をかくようなプレーで見ているほうも楽しくなるような試合がしたい。そのためには自分のプレーに自信がなければいけない。プレッシャーの中でビビっているようではまだまだだ。自分のプレーに自信が持てるように、試合で一番楽しんでプレーができるように、努力し成長していきたい。

これからリーグ戦が始まるが去年のように悔しい思いはしたくない。このままでは去年と変わらず試合に絡めるかわからない。新四年生が戻ってきて新一年生が入ってくるとより一層ライバルが増えて厳しくなる。しかし、今年は一試合でも多く絡み、勝ちに貢献できるように頑張りたい。

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