第16回 オートモティブワールド 1日目参加レポート
こんにちは、トヨタコネクティッド株式会社 先行企画部 新技術開発GのエンジニアのShin.Nと申します。昨年11月にTCにジョインしました。
東京ビッグサイトで開催された「オートモティブワールド」を見学してきましたので、そのご紹介と感想をお伝えします!私は1日目(1/24日)に参加しました。
オートモティブワールドとは
オートモーティブ ワールドは、カーボンニュートラル、電子化・電動化、自動運転、コネクティッド・カー、軽量化など、クルマの先端テーマの最新技術が1650社出展。世界中の自動車メーカー・自動車部品メーカーとサプライヤーにとって必見の展示会です。
展示会の構成
このイベントは、複数の展示会で構成されており、車に関する技術を広く知ることができるイベントとなっております。その展示は、SDV(ソフトウェアデファインドビークル)から車の部品まで多岐にわたっております。
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参加方法
オートモティブワールドの公式サイトに、無料の入場者登録フォームがありましたので、そこから申し込みます。申し込むと、入退場に必要なバッジを印刷するQRコードとバッジのPDFがメールで送られてくるので、自宅・職場で印刷するか会場で印刷するかして、入退場時に提示します。
今回、私は会場でQRコードをかざしてバッジを印刷しました。印刷の際は待ち時間もなくスムーズに印刷できましたので、おすすめです。
当日の会場の様子
当日は晴天に恵まれ、ビッグサイトに周辺には既に多くの参加者がいました。ビックサイト周辺はほぼ吹き曝しなので、風が冷たかったです。
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ウェアラブル EXPOやスマート物流EXPOもオートモティブワールドと同時開催されており、バッジは共通で利用できました。
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今回の参加の目的
新技術開発Gでは、技術だけを追うのではなく「興味関心の幅を広げるために外に出て刺激を受ける」ということを重視しています。私は転職して2か月ということもあり、ただ製品の説明を受けるだけではなく、以下の観点で知識を増やす・新たな気付きを得る目的で参加しました。
製品の裏側(技術的なところ)
どんな感じでビジネスしているのか
当日のスケジュール
10:00-17:00までの参加で時間が限られている中、以下の様な時間配分で
行動しました。
10:00-12:00
SDV EXPO、MaaS EXPOを見学
12:00-13:00
昼食・休憩
13:00-14:00
ウェアラブルEXPOを見学
14:00-17:00
SDV EXPO・MaaS EXPOを見学
MaaS EXPO
地域課題解決型のMaaS・専業ドライバー向けMaaSなど、一口にMaaSといっても色々な切り口があるのだな、ということがわかりました。
メインとなる事業の知見を活かして、toBやtoGでの新たなブランディングに挑戦されている企業の方にソリューションだけではなく収益構造についての話を聞かせて頂いたり・事例を説明して頂いたりして、非常に参考になりました。
SDV EXPO
車載ソフトウェアについてイメージをつかんだ上で、どのようにインプリしているのか(HOW)を理解しようということで、色々お話しを伺ったのですが、興味深い話を色々と聞けました。
IVIのHMI開発に、どんなハードウェア使ってるの?
AIはエッジで動かしているのですか?
車載ソフトウェアとクラウド連携という話なのですが、どうやって通信費抑えてるんですか?
リアルタイムOSとIVIのOSって違うんですか?
ソフトウェアエンジニアの私が製品を知り、その裏側であるハード側の「当たり前」を聞ける良い機会だったので、訪問させていただいた企業の説明員の皆さまに、ガンガン質問し的確に答えて頂きました。
ウェアラブルEXPO
私は事前に出展企業を見ていなかったのですが、入り口に行ってみると、Googleのブースがありました。Fitbitの興味があったため、説明を聞きました。以下の点は業務でも活用できそうな特長だなと感じました。
健康管理のためのスマートウォッチなので、常時つけるという前提で小さくしている。
WebAPIを提供している
17:00まで会場に残っていたので、帰る際には既に日が落ちている状態でした。
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食事・休憩事情
話は前後しますが、食事・休憩事情について。昼時になると飲食店もコンビニも込みますし、座れるような場所はほぼ埋まっています。正門の方に近いコンビニだと空いていたので、オープンエアーで食べました。ビッグサイトの近辺にはいくつか、休憩スポットがあります。外に出るとあまり人がいないので、落ち着きたい方にはおすすめです。
昼食後は運動のため、ビッグサイト近辺を歩き回りました。屋上に行ってみたのですが、周辺を見わせる素敵なスポットでした。
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感想など
今回の展示会では、生成AIと自動運転車(SDV)の統合といったテーマを期待していた部分もあったのですが、そのような展示は見受けられませんでした。生成AIの活用は、主に「オペレーショナル・エクセレンス」に焦点を当てたものが多かった気がします。生成AIをビジネスで活用するためには、データ利活用のシナリオや機会作りが大事だと感じました。
オートモティブワールドに参加して、自動車業界の「あたりまえ」を体得し、自動車業界の最新テクノロジーを直接体感することができました。そして、説明員の方と直接お話しをする機会を得て、自分なりの答えを導き出す良い機会となりました。
今後もこのようなイベントがあれば積極的に参加したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。