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ウォーハンマー40k(キルチーム)どうでしょう?始め方について

この記事は、「ウォーハンマー」をボードゲーム的に遊ぶために始めたい・・・「でも、道具も何も持っていないし設備投資も避けたいなあ・・・」という初心者の方向けに、初期費用感や必要な物などを大まかにまとめたものです。

僕自身は、ゲームを主目的としてミニチュアを初購入してからそろそろ一ヶ月(2022年8月22日〜)。
目標ゲームフォーマットを「キルチーム」に定め、具体的に遊ぶための準備が整ったタイミングです。
この記事のターゲットになる方々とそう変わらない状況から始めての今なので、「ちょうどいい」塩梅で書けるように思います。

さて、記事中では、僕が始めた「キルチーム」を想定して例に出しています。
ただ、ゲームのフォーマットがどれでも、必要な道具類は基本的に同じです。
違うのは、「ゲームに使うミニチュアをどう選ぶのか」と「どれくらい追加で予算を用意できるのか」だと思います。
そんなわけで、以下、

Ⅰ.初期費用
Ⅱ.必要な物
Ⅲ.購入場所
Ⅳ.参考費用

と四つの項目に分けて記載します。
よろしければ、最後までお付き合いください。

Ⅰ.初期費用

端的に、持ち物について他の人におんぶに抱っこにならずに遊ぶつもりなら、初期段階で「3〜5万円程度」はかかります。
逆に言うと、組み立てて塗ってゲームをして塗り直して・・・とこの初期費用だけでかなり遊べます。

ただ、後述の「ミニチュアの選択」の項に関わりますが、「本格的に遊ぶならテレインのセットが欲しい、でも他に気に入った陣営が・・・!」と購買意欲に火が点くのがありがちなパターンだと思うので、「+2万円程度」見越しておくのが無難かもしれません。

流れは違うものの、僕もあれもこれもと買い足した結果、やはりそんな感じです。

Ⅱ.必要な物

最新のテレイン付セット「イントゥ・ダーク」を買う場合を例として、計約4万円の必要な物リストを小項目に分けて掲載します。

・ミニチュアの選択

→例としての・・・イントゥ・ダーク ¥30,500-

ミニチュアセット×2(インペリアルネイヴィー・ブリーチャーとファーストーカー・キンバンドのキルチーム各一式)
テレイン(情景モデル。組み換え可能で楽しい代物です)
コアブック(キルチームの基本ルールが網羅されています)
専用ルールブック(イントゥ・ダーク用の追加ルールと、付属ミニチュアの「データカード」も掲載)
戦術目標デッキ
ゲーム用の定規
各種トークン(状態やミッションのマーカー等)
ダイス10個

・・・以上が入った最新セットです。
「特に陣営も決まっていないし、とにかく早く遊べる状態にしたい」という方は、これ一つ買えば事足ります。
組み立てた瞬間から「キルチーム」ができます。
付属のミニチュアは、もちろんカッコイイです。

好きな陣営が決まっている方は、このセットの代わりに、又はこのセットとともにその陣営のミニチュアを買えば良いです。
好きな陣営を探したい方は、公式HPのストアを見てみましょう。ビビッ!と来るものがあると思うので、それをベースに考えればいいと思います。

ミニチュアを買う際は、なるべく単品買いは避け「コンバットパトロール」などの抱き合わせ商品を買った方が総じてお得です。
予算との兼ね合いもありますが、欲しいミニチュアが入った抱き合わせ商品が無いかは確認してみると良いと思います。
このセットの代わりに、オクタリウス等同種のセットもお勧めです。

それと、特に陣営のミニチュアを買う前には、目的のゲームフォーマットで使えるのか「データカード」を確認した方がいいです。
「データカード」は、編成ルールや武器の組み合わせを記載したもの。ゲームフォーマット毎に違っていて、キルチームであれば「コンペンディウム」か「アニュアル2022」、またはイントゥ・ダークのようなセット付属の専用ルールブックに載っています。

始めるに際してはお店で確認させてもらえばいいと思います。
ただ、ゲームでコンスタントに遊ぶつもりなら自分で用意する必要がありますし、ミニチュア作成(特に武器の組み合わせ)に関わるので、始めるタイミングで掲載された書籍を買ってしまって良いと僕は思います。お高いですが、読み物としても面白いですよ。

また、陣営のミニチュアから始める場合は、+αで6面ダイスを二十個程度とインチメジャー、トークン代わりに使う付箋等を用意しておきましょう。

特にダイスについては、ゲーム上必須で諸所で使いますし、無くなりやすいものです。
したがって、借りて遊ぶものではないと考えます。
ウォーハンマー専用のものを買う必要はないですが、命運を分けるツールなので、あまり安物過ぎない方が気分的にもアガるし楽しめると思います。
僕は、なんだかんだで二十個¥1,100-で買った公式のダイスを使っています。

・塗料について

ウォーハンマー40,000 ペイント+ツールセット ¥6,400-
例で挙げたイントゥ・ダーク用のものではないです。ただ、よく使う(このセットのミニチュアを塗るのにももちろん使える)色が入っていて、ニッパーと筆まで付いているので、ペイントの入門としてはこちらの購入がお勧め(好み次第でバリエーションのaos用でも◎)。

ちなみに、ミニチュアの塗装はシタデルカラー推奨です。
値段は少々高いのですが、なんというか質が良いです。溶剤臭さがなくサクサク塗れます。
作業環境が弱い場合は、特にお勧めです。

それと、シタデルカラーであれば下地剤であるプライマー(サーフェイサー)の類は使わなくても大丈夫です(使う方がベターとは思います)。
サーフェイサーを使わないなら(使う場合もですが)、塗装前に食器用洗剤でパーツを洗って離型剤や皮脂を落としてノリを良くするといいです。

・工具類について(計 約¥2,000-)

ミニチュア作成と塗装に必要な道具たちです。今の僕の作業環境をほぼそのまま書き出しています。
筆とニッパーはこだわると幸せになれると思いますが、僕の場合は腕が追っ付かないし差し当たりこんなもんで良いかな、と。
ちなみに、上から順番に必要度の高いものです。

1.接着剤
タミヤ リモネンセメント 流し込みタイプ(¥440-)
無いとミニチュアもテレインも組み立てられません(一部除く)。必須です。
リモネンセメントは少し値が張るのですが、換気環境の整備や防毒面購入などをしないなら断然お勧めです。シンナー系は、臭すぎて頭おかしくなります。
なお、部品が細かいので、流し込みタイプの方が何かと使い勝手が良いと思います。
仮止め用に木工用ボンドも用意しておくと尚可です。

2.筆
タミヤ モデリングブラシ 面相筆 小 ¥275-
タミヤ モデリングブラシ 平筆 ¥275-
シタデルの筆はお高いので、この二本でやってます。平筆でザクザク塗って、面相筆でちょこちょこと色を入れるイメージです。
平筆の太さはある程度お好みでいいと思います。僕はミニチュアの顔くらいのもの(?)を使っています。
面相筆は、極細まで用意した方が勝手が良いと思います(僕は用意してないですが・・・)。

なお、百均の筆は避けましょう。抜け毛だの不揃いだので、ムラだらけになります。
一応、筆が荒れるベース塗装に使用しやすいので、買っておいて損は無いです。が、必須ではないです。

3.ニッパー
ペイントセットに付いているニッパー
とりあえず切り出せればいいの精神です。ただ、シタデルのお高いニッパーがめちゃくちゃ使いやすいので、買おうか真剣に悩んでいます。
先述ですが、個人的にお金を掛けるなら筆かニッパーです。

4.キッチンペーパー
なんでも ¥350-前後
ティッシュだと繊維がくっついたりするので、拭き取りは全てキッチンペーパーがお勧めです。

5.筆洗い用の容器
百均の湯呑み ¥110-
安定感のあるものならば、手持ちのものでもなんでもいいです。
溢すのだけが怖いので、重心の高いものやプラカップ等は避けるのが無難です。

5.やすり
スポンジやすり(1,000番 8本入り) ¥110-
セリアで売っているものを使っています。
カッターかペイントセット付属のモールドライン・スクラーバーでバリを削って、その後やする感じです。
金属やすりだと目の掃除とか面倒ですし、使い捨てでいいかなと思っています。

6.パレット
百均の使い捨て ¥110-
塗料を載せるためのパレット。実は、無くても牛乳パックなどで代用できます。

7.マスキングテープ
百均のもの ¥110-
黄色いやつ。仮止めしたり番号を振ったり塗り分けに使ったり。無くてもいいですが、安いものですしあると何かと便利です。

8.デザインナイフ(カッターで代用)
百均のチタンコーティングカッター ¥110-
主にニッパーで切り出した後のランナー処理に使います。
よく切れるに越したことは無いですが、普通のカッターでもまあまあなんとかなっています。
モールドライン・スクラーバーで事足りる場面も多いですし。
個人的には、仕上がりにこだわるためのツールという印象で無くてもやっていけると思っています。

9.作業マット
百均のもの ¥110-
緑の方眼付き。思い切りよくカッターを振り下ろすために敷きます(笑)
カッターを使わないなら、無くてもいいですね。

塗装用のために、別でマットを用意するのもいいでしょう。こちらは、僕はカレンダーとか包装紙を敷いてお茶を濁しています。

Ⅲ.ミニチュアの購入場所

とにかく買うだけなら、ヨドバシカメラ等のポイントが付く取扱店で買うのがベターです。額が額だけにポイントが大きいですし、オンライン購入なら運ぶ手間が無いのも大きいです。
一方、適宜レクチャーを受けたい、お店のキャンペーンに参加したい、遊ぶ相手を募りたいなどの理由があれば、お近くのウォーハンマーストアに行くことをお勧めします。

僕は今どちらかというと後者で、主に神保町店に行っています。

多分どの店舗でも、ストアのスタッフの方は商品知識が物凄いので安心して色々聞けます。が、その分圧倒されてしまうかもしれません(笑)
なので個人的には、先に公式HPを見てざっくりお気に入り陣営やゲームフォーマットを決めておく等、ご自身の方向性と予算感を定めてから行くことをおすすめしておきます。

Ⅳ.参考費用(参考?)

現時点での僕の使用金額も、ご参考までざっくりお見せしておきます。

アデプトゥス・メカニカス:バトルフォース ¥25,000-
ベリサリウス・カウル ¥7,600-
スキタリ・マーシャル ¥4,100-
アニュアル2022 ¥5,900-
イントゥ・ダーク ¥30,500-
塗料と工具 ¥8,400-
追加の塗料 ¥7,740
ケイオス・ブラック(サーフェイサー) ¥2,500-
GSI水性サーフェイサー1000 ¥380
6面ダイス20個 ×3 ¥1,100- ×3
計 ¥95,340

キルチームに使えないカウルとマーシャル抜いても8万円強・・・気付いたときにはこれくらい使ってしまうということです(白目)

ただ、今後は一ヶ月に¥5,000-使うか使わないか程度で済む感があります。
となると、初期投資と考えれば一年遊んで¥13,000-/月、二年遊べれば¥8,000-/月程度に収まり、趣味の一つとしてはまあアリな線だと思っています。

以上です。
最後になりますが、キルチームの良い点を二つ。

・荷物が少なくて済む
→デカい、説明不要!なミニじゃないミニチュアを使わないので、概ねパスタケース一つ分に納まる分量のミニチュアたちで遊べます。
イントゥ・ダークならテレインの分解もできますし、全体に荷物が圧縮でき、破損の心配も少ないフォーマットだと思います。

・ルールが比較的簡単で、直感的にも分かりやすい
→複雑なルールが少ないので、とっつきやすいです。
なんなら、ミッションを端折ってドンパチするだけでもかなり雰囲気あって楽しめます。

ということで、メインのフォーマットよりも気楽に遊べる「キルチーム」。秋の夜長に始めてみませんか?
そして、僕と対戦してください(笑)

それと、もしこの記事へのご質問やご相談等あれば、TwitterのDM含めお気軽にご連絡ください。とても喜びます。

それでは、また。

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