無印良品500での初めての買い物
最寄りの駅前のショッピングモールに、無印良品500ができた。無印良品500というのは、500円以下のものを中心とした、日用品中心の店、という触れ込みだった。開店して、店を見に行ったが、確かに、日用品、文房具、台所用品、化粧品、などが中心で、収納器具などは大きいものも置いてある。食品もいくらか置いてあり、洋服も少しだけ置いてあった。
私はいつも、無印良品の店ではほとんど洋服しか買わないので、この無印良品500の店では何を買おうか戸惑った。別に、何か買わなきゃいけないわけではないんだけど、せっかくお店ができたんだから何か買いたかった。この気持ちは欲望の罠なんだろう。けれど、最近、家計を引き締めていて、無印良品500の店内を見ていても、これは100均で買えるじゃん、というものが多い。というか、無印良品のものは、何か少し贅沢なのだ。夫がよく「無印良品って、無印の良品だから安いのかと思ったらそうじゃないんだね。」と言うのだが、確かに、「良品」ではあるのだが、決して安くない。さて、その安くはないものの中から何を買うか(別に何も買わなくてもいいのだが)。何回も店に行ったが、何を買うか、決心がつかなかった。
その日も決心がつかなくて、風呂に入った時、ちょうど、石けんがなくなりかけていることに気がついた。石けんのなくなりかけはややこしい。あかすりタオルに薄くなった石けんをこすりつけるのはちょっとややこしい。そんな時、もう、石けんじゃなくてボディソープの方がいいかななんてくじけそうになる。
あ、そうだ、石けんを買おう。そんなに高くないし、でも無印は無印、品質もいいはずだ。やった!無印良品500で買うものが見つかった!
次の日、さっそく、無印良品500の店に行って、石けんを買った。2個入り、190円。やっとこの店で買い物をした。私は満足感でいっぱいだった。
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