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ポイントというもの

今、生きて、なんらかの買い物をしていて、なんらかの経済活動をしているほとんどすべての人が、なんらかのポイントをためているとおもう。それくらい、ポイントというのは、流布している。
たとえば私は、ドラッグストアのウエルシアでTポイントとWAONポイントをため、スーパーのリブレ京成でエプロンポイントをため、ドラッグストアのクリエイトでポイントをため、ノジマでノジマポイントをためている。無印良品でマイルをため、クレジットカードの楽天カードで楽天ポイントをためている。普通に買い物しているだけで、自動的に、こんなにもポイントがたまるのだ。
こんなにも、と言っても、たいてい、たまるのは100円か200円に1ポイントだから、1回の買い物でたまるポイントは微々たるものだ。
しかし、その1ポイントは1円に換算される。それがこのポイントという制度の大きなポイントだ。だから、みんな、やっきになってポイントをためたがるのだと思う。
たいてい、ためたポイントは、そのポイントをためた店でしか使えない。それも大きなポイントだ。だから、たくさんの店で買い物をする人は、たくさんのポイントカードを持たなければならない羽目になる。
今は私は、持ち歩いているポイントカードは、リブレ京成のエプロンカードと、クリエイトのポイントカードの2枚だけだ。その他、Tポイントカード、WAONポイントカードはスマホのウエルシアアプリの中に、ノジマのポイントカードや無印良品のポイントカードもスマホの中にある。あ、そういえばユニクロのポイントカードもスマホの中にあるんだった。
ある程度以上はポイントカードは持たない、というのも一つのポリシーだ。だから、めったにないんだけど、ローソンで買い物をした時、Pontaカードを持ってませんか?と言われても、持ってません、と言い切る。たまにしか使わないポイントカードは持たない、と割り切るのだ。最近よく言われるdポイントも私はためてません、と言い切る。
ほんとは、いろんな店でためて使えるポイントがあれば、持つポイントカードが少なくていい。自分が使っているポイントの中では、Tポイントが一番広い範囲でためて使える。たまにしか行かない店で、Tポイントが使えますよ、と言われるとうれしくなる。
ポイントは、ある程度たまって、ポイントだけで買い物できると、なんか得をしたような気分になってうれしい。だってタダで買えるのだから。でも、よく考えてみると、100ポイント(=100円)ためるには、10000円買い物しなければならないのだ。ポイントだけで何かが買えるぐらいのポイントをためるには、相当買い物をしていることになる。
要するにポイントはおまけなのだ。だから、おまけのために必死になるものじゃない、と私は思っている。よく、ポイント5倍デーなんかがあるが、わざわざポイント5倍デーに買い物をたくさんしたりということを私はそんなにしない。買い物のペースというものがあるからだ。100円で1ポイントが、100円で5ポイントになったってたかが知れている。そこに必死にならなくてもいいと思う。
品物によってポイントがたくさんつくとき、もし自分の買いたい品物にポイントがたくさんついたらラッキーだし、似たような品物で、ポイントがたくさんつくのがあったらやっぱりたくさんつく方を選ぶのが人情かもしれないけど、あくまでポイントはおまけだと考えた方がいいと思う。
前にも書いたように、ポイントは、そのポイントがついた店でしか使えないのだから、「限定的クーポン」みたいなものなのだ。「客寄せ」ともいえる。ポイントを発行した店に、お客さんは帰ってくるのだ。ポイントを使って買い物したら、他のものもついでに買うかもしれない。そう考えるとポイントはお店の策略のように思えてくる。
ポイントで得しているのはお客さんかそれとも店か。よく考えたほうがいいかもしれない。

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