見出し画像

ST式モルトNEXT 解説

皆様はじめまして。STです。今回は自分が最近気に入っているモルトNEXTのデッキの解説をしたいと思います。今回紹介するデッキリストはボルシャック栄光ルピアのテキストが判明されたときに考えたものであり(この時は超英雄タイムが判明していなかったため、超英雄タイムの枠は大和ザンゲキ剣にしていたが)、クロニクル発売日に早速そのリストを組みました。その当日に公認大会に参加しデッキを回してみたところ、想像以上に強くて驚きました。このデッキの強みを皆様に知って頂きたくなり、今回の記事を書くことにしました。なお、自分の構築に似たものは他では見かけた事がないため、勝手にST式モルトNEXTと名付けさせて頂きます笑

戦績

2021年8月7日開催 ホビーステーション名古屋大須本店 デュエマフェス優勝(参加人数9人)
※この時は現在のリストでモーツァルト2枚になっている枠がヴィルヘルム2枚、ジャンヌミゼルの枠がジュダイナになっています

1回戦...5Cコントロール ○(バトライ閣&バトライ武神で過剰打点作り出して勝ち)
2回戦...シータノヴァ ○(上記と同じ方で過剰打点作り出して勝ち)
決勝...ジョバンセンカーニバル ○(ガイハートでスローリーチェーンをケアして殴って勝ち)

2021年8月22日開催 トレーディングカードショップ193大須店 デュエバトル準優勝(参加人数12人)

1回戦...ラッカ鬼羅Star ○(鬼羅Star出されるもガイアトムで盤面制圧し、その後モルネクハートバーンで走って勝ち)
2回戦...ジョバンセンカーニバル ○(対戦相手がノートリで勝ち)
3回戦...ラッカ鬼羅Star ○(鬼羅Star出される前にモルネクハートバーンで走って勝ち)
決勝...4C邪王門RXノヴァ ✖(対戦相手が邪王門でRXを捲り、まさかの燃える革命ドギラゴンを出されて逆転負け!悔しい!) 

2021年8月26日開催 カードキングダム名古屋野並店 非公認大会優勝(参加人数12人)

1回戦...デアリ墓地ソース ○(相手は手札事故しているっぽくリツイーギョしか出してこず、その隙にモルネクハートバーンで走って勝ち)
2回戦...4C刃鬼 ○(バトライ閣&バトライ武神で過剰打点生成して勝ち)
3回戦...7軸ガチロボ ○(先行4ターン目にモルネクバトガイハートで走り、対戦相手はノートリで勝ち)
決勝...アナカラーハンデス ○ (超英雄タイムを駆使してメタ除去、その後バトライ閣&バトライ武神で過剰打点生成して勝ち)

2021年10月9日開催 トレーディングカードショップ193大須店 デュエマフェス優勝(参加人数3人)

1回戦...5Cコントロール ○(こちらが切り札で動く前にロストソウルを撃たれるも、トップで最終龍覇グレンモルトを引きバトライ閣を建設、その後バトライ武神で過剰打点を作って勝ち)
決勝...青魔道具 ○(超英雄タイムで1枚目の新世界を破壊し、2枚目の新世界を引かれる前に最終龍覇グレンモルトバトガイで走って勝ち)



デッキリスト、各採用カード解説

《デッキリスト》

画像1

《各採用カード解説》

《メンデルスゾーン》✕4
《ボルシャック・栄光・ルピア》✕4

画像2

画像3

2枚とも最強の初動です。どちらも貴重な緑マナになり、減らす理由がないので4枚確定です。
また、栄光ルピアは火のドラゴンであるため、攻撃時にバトライ閣効果が反応します。覚えておきましょう。

《トップ・オブ。ロマネスク》✕2

画像4

色合わせにリースカラーのドラゴンが欲しかったため採用。色要因としてマナに埋めるだけでなく、普通に5マナ払って出してマナ加速するときもあります。

《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》✕4

画像5

トリガー枠としても強い、ボルシャックドギラゴンで捲っても強い、素出しして雑に盤面処理しても強い、いつ出しても強い便利なカードです。また、ボルドギで捲って進化元になったときはカツキング効果でボルシャックドギラゴンを手札に戻してボルドギを再利用するというテクニカルなプレイングもできます。
青マナを生み出せるカードはこのカードだけであり、カツキングをマナに埋めてカツキングを出すことを想定して4枚採用。腐るときが少ないのも4枚採用している理由になります。
もしカツキングが高すぎて買えないという方は、代わりにシシオーカイザーを採用してください。性能的にカツキングには圧倒的に劣りますが、マナ加速できたりドキンダムの封印を剥がせることで差別化はできます。

《ボルシャック・スーパーヒーロー/超英雄タイム》✕4

画像6

メタカード除去枠。主に下の超英雄タイムを使用します。とこしえの超人や希望のジョー星などの厄介なメタカードを除去することができます。また、上のスーパーヒーローの面も使うことがあり、鬼羅Starなどの小型クリーチャーを横展開してくるデッキにはよく刺さります。
メタカードが多く存在する現代デュエマでは使いどころがかなり多いカードなため、最大枚数の4枚採用してもいいと思います。
もし希望のジョー星が殿堂カードになった場合は、大和ザンゲキ剣と入れ替えるつもりです。

《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》✕3

画像7

下の決闘者・チャージャーの面でボルシャックドギラゴンやスーパーヒーローを山札から回収することを狙いながらマナ加速もできる優秀な一枚です。
ただ、上のボルシャック・ドラゴンの面が正直弱く、初動としてはメンデルスゾーンや栄光ルピアの方が優秀だと思っているため、枚数はやや抑えめの3枚にしています。

《超戦龍覇 モルトNEXT》✕4
《最終龍覇 グレンモルト》✕4

画像8

画像9

このデッキの切り札枠。減らす理由がないのでどちらも4枚確定です。
受け札多めのデッキ対面にはバトライ閣、トリガーが入っていないと断言できる対面にはハートバーンなど、状況に合ったドラグハートを選択できるかが重要になってきます。

《ボルシャック・ドギラゴン》✕4

画像10

最強の受け札。ビートデッキ対面に常に手札に抱えておきたいので4枚確定です。
たまに素出ししてメタカードを除去することもあります。

《熱核連結 ガイアトム・シックス》✕4

画像11

色合わせにデイガカラーのドラゴンが欲しかったため採用。
とこしえやテスタなどの小型メタカードはもちろん、ガルラガンザークなどの大型メタカードまで除去できる優秀なカードです。ボルシャックドギラゴンで捲ると最強です。
現在は4枚採用してますが、最近は「3枚でよくない?」と思い始めているため、1枚だけバラデスメタルに変えてもいいと思います。
ヴァルハルザークに変えてもいい枠かもしれませんが、鬼羅Star対面を想定した場合、ヴァルハルザークでは鬼羅Starを攻撃しようとしても鬼羅Star効果でブロッカーになったクリーチャーに攻撃先を変更され、鬼羅Star本体に攻撃が届かず、次の相手のターンに場に残った鬼羅Starでクリーチャーを更に展開されて負ける可能性が大きくなります。なので、この状況にならないように鬼羅Star本体を確実に除去できるガイアトムシックスを優先したほうがいいと思います。

《偽りの王 モーツァルト》✕2

画像12

色合わせにデアリカラーのドラゴンが欲しかったため採用。この枠は好みでヴィルヘルムに変えてもいいと思います。
ただ、モーツァルトは大量除去やDisノメノンなどの選ばれないクリーチャーを除去できたり、ドラゴンデッキを足止めするなど使いどころが多くて便利なため、自分はモーツァルトを優先しています。
ただ、禁断解放してドキンダムが自分の場にいるときにモーツァルトを出すとドキンダムが破壊されてしまいゲームに負けてしまいます。気をつけましょう。

《禁断の鼓動/伝説の禁断 ドキンダムX》✕1

画像13

主にビートダウン対面に対して耐久する手段を増やしたかったため採用。一応、デッキ枠の圧縮が可能であり、メンデルスゾーンやモルネクなどの強力なカードを引ける確率がわずかに上がります。
ボルシャックドギラゴンを利用して禁断解放してカウンターを決めるとめちゃくちゃ気持ちよくなれます。
最近はテック団の破壊Goを採用しているデッキが少なくなっている傾向にあり、個人的にはドキンダムは入れ得だと思います。
ただ、山札23枚の状態でゲームを開始しなければならないため、調子に乗ってバトライ閣で大量展開しているとすぐに山札が切れます。気をつけましょう。なるべく早期に決着をつけることを意識するのがコツです。

《革命槍 ジャンヌ・ミゼル/聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》✕1

画像14

最終龍覇グレンモルトに装備できるカードです。相手の盤面にいるドギラゴンノヴァなどのブロッカーをタップしながら詰めるときに使います。また、相手のホーリーやスーパー・スパークなどの全タップ系のカードを使われてもターン終了時にダルク・アン・シエルに龍解して返しの相手のターンの攻撃に備えることができます
個人的にはジュダイナに変えてもいい枠だと思っています。

《爆熱剣 バトライ刃/爆熱天守 バトライ閣/爆熱DX バトライ武神》✕1

画像15

主に受け札が多いデッキ対面においての使用が多く、バトライ閣&バトライ武神で過剰打点を生成したいときに使います。
禁断の鼓動の封印を多く剥がしたい時にも有効です。

《始まりの龍装具 ビギニング・スタート/終わりの天魔龍 ファイナル・ジ・エンド》✕1

画像16

主にクリーチャー面のファイナルジエンドの面を出すことが多く、禁断の鼓動の封印を確実に1枚剥がしたい時に使います。スレイヤー付きブロッカーなのも優秀な点です。

《銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ》✕1

画像17

主にホーリーやスーパー・スパークなどの全タップ系のトリガーをケアしたい時に使います。盾5枚の時はまずWブレイク、その時に全タップ系のトリガーを踏まなければTブレイクしてケア成功です。
また、スローリーチェーンもケア可能なことを覚えておきましょう。自分は今回のモルネクデッキでジョバンセンカーニバルを相手にした際、ガイハートがなければスローリーチェーンをケアできず、次のターンでエンドレスフローズンカーニバルを撃たれていた可能性が高かった局面が実際にありました。その時はガイハートでケア成功し、勝つことができました。たった1枚のカードを採用しているかしていないだけで勝敗が分かれるときもあるのです。なので、ガイハートはややお高めのカードではありますが、必ず採用するようにしてください。

《覇闘将龍剣 ガイオウバーン/勝利の覇闘 ガイラオウ》✕1

画像18

主に相手クリーチャーを2体以上除去したいときに使います(2体の内1体はタップしているクリーチャーに攻撃してバトルする)。
一応、ハヤブサマルケアも可能です(1回目のバトルはガイオウバーン装備時効果で相手クリーチャー1体とバトル、2回目のバトルはハヤブサマルでブロッカーになったクリーチャーがブロックした際にバトルに勝てればガイラオウに龍解することができ、ハヤブサマルケアが可能)

《爆銀王剣 バトガイ刃斗/爆熱王DX バトガイ銀河》✕1

画像19

最終龍覇グレンモルトまたはモルトNEXTを出したターンに決着をつけたい時に使います。
最初の攻撃で進化ではないドラゴンが捲れなかったことを想定し、最終龍覇グレンモルトよりはモルトNEXTに装備させるようにしましょう(龍マナ武装でバトガイ刃斗の捲りが2回行えるため)。
龍解後のバトガイ銀河の「相手のドラゴン以外のクリーチャーは攻撃できない」効果も地味ながら強力です。

《闘将銀河城 ハートバーン/超戦覇龍ガイNEXT》✕1

画像20

モルトNEXTを出したターンに決着を付ける時に使います。ただ、バトガイ刃斗とは違い、赤い稲妻テスタロッサなどの踏み倒しメタがいた際にもワンショットが狙えるのが魅力となっています。
ただ、ガイNEXT龍解前にメッチャ映えタタキを使われるとハートバーンが除去されてしまいワンショットできなくなってしまう危険性もあるので気をつけてください。

《伝説の救世主 ワタル/龍神丸》✕1

画像21

主にボルシャックドギラゴンで最終龍覇グレンモルトまたはモルトNEXTを捲った時に使います。龍神丸がバトルに勝った時効果で盾を増やせ、ボルシャックドギラゴンよりパワーが大きいクリーチャーに攻撃されても耐えることができるのも魅力です。
ドロー、盾追加、墓地回収効果で後続のボルシャックドギラゴンを探すことができるのも強力です。また、墓地回収の選択肢を封印を剥がすことによって増やすことができる禁断の鼓動とは相性がいいです。

環境デッキ対面のプレイング解説

赤単我我我...不利
最速3ターンでトドメを狙ってくるデッキはかなりきついです。ただ、ボルシャックドギラゴンの捲り次第ではひっくり返せる局面もあるため、諦めないようにしましょう。

5Cコントロール...微有利
バトライ閣を利用して過剰打点を生成すれば物量で押し切ることができる対面です。この対面ではむやみにバトガイ刃斗を付けて早期決着を狙ってはいけません。もしバトガイ刃斗の捲りに失敗したときにトリガーを踏むと一気に厳しくなります。必ずバトライ閣を立てて次のターンに決着を狙うようにしましょう。

天門...微不利
基本的にはバトライ閣で大量展開して禁断の鼓動の封印を外し、禁断解放でカウンターを狙える状態を作りながら殴るのが理想的です。ただ、エモーショナルハードコアで禁断を宣言されると禁断解放時の封印効果が使えなくなるのがはっきり言ってきついです。エモーショナルハードコアが2体以上並ばないことを祈りましょう。

シータノヴァ...五分
個人的には赤白ノヴァや赤青ノヴァよりはマシだと思っています。理由としてはシータノヴァの方がキルターンがやや遅めになる傾向があるからです。ただ、アルカディアスモモキング、ノヴァは普通にきついです。アルカディアスモモキング、ノヴァが場にいる時はバトライ閣立ててターンを返す、いない時はバトガイ刃斗を付けて走るのが基本となります。

ボルシャック...五分
どちらが先に動くかのゲームになります。トリガーは少なめのデッキなため、バトガイ刃斗を付けて走って勝ちを狙いに行くのが一番だと思います。

ジョー星ループ...微不利
超英雄タイムがあるものの、引けなければ逆に何もできないのがネックとなります。本格的にこの対面を見るのであれば、旅丸の採用が考えられます。

鬼羅Star...有利
ボルシャックスーパーヒーローやガイアトムシックスがとても刺さる対面になります。一度鬼羅Starを出されてもガイアトムシックスを出せば盤面処理を行うことができ、EXライフの盾が割られると9000以下のクリーチャーが破壊できる効果のおかげで相手が殴りづらくなります。ただ、ネ申マニフェストを進化元に鬼羅Starを出されるとかなりきついです。ネ申マニフェストが出たときは超英雄タイムなどで早期に除去することをおすすめします。

最後に

ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今回紹介したST式モルトNEXTが参考になって頂ければ幸いです。大量にドラゴンを展開したりボルシャックドギラゴンや禁断解放でカウンターできる爽快感もあり、デッキとしても強くていいデッキになったのではないかと思います。
質問は本記事のコメントかTwitterのリプにて受け付けます。気が向いたり、皆様からの反響があれば違うデッキの解説記事も書こうかなと思っております。
それでは、ごきげんよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?