2　問題をみつける

先程の章で問題を「目標と現状のギャップ」と定義したが、具体的にはどうすれば問題を見つけることができるのだろう。

私達は日々の生活や仕事の中で、同じ事を繰り返していることが多い。繰り返しの良い点は時間の経過と共にコツを覚え、手段に習熟し、自身を持てることである。

しかし、長期に渡るとマンネリ化し意欲の停滞が起き、向上心も失せてしまう。向上心がなければ問題を探し解決したいという意欲も湧かなくなってしまう。

けれど、マンネリ化の中で、しまった、このままでよいのか？等と漠然とでも疑問を感じる事があれば、それを手がかりに問題解決をスタートされることができる。即ち、問題解決において最も大事な事は「現状を良くしたい」という気持ちであり、向上心である。この、「良くしたい」という気持ちが問題を見つけ、意識する原動力となるのだ。