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コラム:ドナルド・トランプが、第45代、第19代、第58代、3つの「大統領」を宣誓したと言われる理由。

話題となったのは、JFK Jr.からの以下のツィートである。「大統領命令13818」による「マンデラエフェクト実行」。トランプ大統領になぜ3つの代がつくのかを、この2点を踏まえ考察してみようと思う。

John F Kennedy Jr
⁦‪@HSRetoucherQ‬⁩

The 19th President Of The United States.
The 45th President Of The United States.
The 58th President Of The United States.

Mandela Effect [ACTIVATED]
Via Executive Order 13818 pic.twitter.com/BUvWuwnWkc

2022/01/04 13:07

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The 45th President Of The United Statesーーーまずふたつめの「第45代ユナイテッド・ステイト(アメリカ合衆国)大統領」、TRUMPが2017年1月にこの職に就任したことは、皆が周知する確固たる事実である。前任のオバマが2009年に第44代大統領に就任したとき「44thのアメリカ人として」と宣誓したことが問題になっているが、今は、TRUMPを「第45代大統領」と呼ぶことが大変重要だとQは言っている。(オバマが「アメリカ出生ではない」「過去に2回宣誓をしている人物がいるため44th人目ではなかった」という議論については、note「オバマの犯した重大なミスに注目。トランプは44人目の『第45代アメリカ合衆国大統領』」を参照)。またここでは「of America」という表記が、いずれにもなされていないことにも注目しておこう。

The 19th President Of The United Statesーーーでは、最初に書かれている「第19代大統領」の意味は何だろう。おそらく今この記事を読んでいるみなさんなら、簡単に察しがつくはずである。第18代大統領ユリシーズ・U・グラント ※1)の後任ということになる。南北戦争にも従軍した共和党の大統領である。当時の政府は南北戦争には勝利したものの財政難に悩まされていたため、グラントはイギリスの銀行家(イングランド銀行)に融資を依頼、融資の条件として出された「合衆国の法人化」法案を議会で可決さたことで、アメリカは、ロスチャイルド家の所有の「アメリカ株式会社」となったのである。これは1871年のこと、2021年より遡ることちょうど150年前の話である。つまり、TRUMPはロスチャイルドの株式会社ではなく、アメリカという国家にとっては第19代大統領ということになる。JFK Jr.が第19代副大統領を務めるThe United Statesと同じ代、よって私は、この「アメリカ合衆国株式会社」と区別するために、あえて「(アメリカ)共和国」と訳している。

The 58th President Of The United Statesーーー最後の「第58代」がなかなか分からなかった。リンカーンは第19代、JFKは第35代。何を足してもなかなか58にならない。そして引き算をしてみた。2017ー58=1959、1代目を足し戻すと1960年になる。JFKが大統領に就任したのは1961年。それでも1代足りない。しかし、どうだろう、KFKは1963年に暗殺された(ことになっている)。この時点で1代分を加算すれば58。もう一度説明しよう。仮に1961年1月、JFKが初代大統領に就任したとする。1年ごとに代が更新するとして、63年1月に第3代となる。しかしその年の11月暗殺の日に、誰かが4代目に就任していたとしたら、1964年1月には第5代大統領が誕生することになる。するとどうだろう2017年1月に就任した大統領は第58代大統領ということになるのである。この考え方は、初代の1代分を加算しない2021−1963(暗殺)=58年という単純な計算より、正確であると思われる。いずれにせよ、最も重要なのは、1年ごとに更新されなければならない「大統領」が存在するということである。

次のQからのメッセージを思い出して欲しい。「JFKがスターターでTRUMPがフィニッシャー」。度々目にするフレーズ。そしてもうひとつ「今、私たちは戦時下にあるーー大統領命令13818が有効である」。執行の権限を軍に移譲する「大統領お命令」の期限は最長1年ではなかっただろうか?この命令を出せる大統領=最高司令官がいた。もし、JFKが生存していたとしたら、彼は最もそれにふさわしい人物、第58代TRUMP大統領にその職務を引き継いだということになるだろう。

TRUMPが、ベテラン(退役軍人)の老紳士を労う姿が思い出される。

さらに、2021年1月にトランプ大統領がサインしたと言われる「大統領命令」、そこにもしThe 62th President とあれば、今年1月19日に戦争は終了。逆に今も戦時下ならば、The 63th President と明記された大統領命令が存在することになる。そして最後に、もしも2017年のThe 58thが最後の発令ならば、この戦争は既に4年前に終了しているということになる。そのことを、最後に付け加えて終わりにしたい。

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※1)グラントは大統領職を退いた後、約2年間ほど世界中を外遊して回っている。その間、日本にも滞在し、渋沢栄一(氏の屋敷に滞在していた)と交流を深めたらしい。


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