自担の生まれ年のマンションを買った話

突発的に美 少年の那須くんを好きになり、
関西から東京に越してきて早3年。
転職・転居で慌ただしく気力財力ともに余裕もなく猛スピードで決めた6畳1Kの部屋に慎ましく暮らしていた。

2020年、コロナ禍。
ドがつくインドアでNetflixとKindleが親友だけど、仕事も休日もずーーっと部屋にいると
さすがに気が滅入る。

わたしの全てだった現場の予定がすっかり消え失せてしまい、部屋のエアコンは古すぎて最低温度に設定しても全く効かず、汗だくになりながら考えた。

もっとステキな家に住みたい！

手始めに古い家電を買い替えることにした。

まずは3ドアの冷蔵庫！
巣篭もりに耐えうる大容量が魅力！

続いてヘルシオ！
こちらも1Kには迫力のあるサイズ！
ボタンひとつで蒸し・焼き・温めOK、
素材の旨みを存分に引き出す！

家電だけでは飽き足らず、
惰性で買ったダイニングテーブルセットや
実家から譲り受けたイケてないシーリングライトも買い替えて見違えるように変身した、
ように見えた我が家…。

確かにQOLは向上したけども、
こういうことではなくない…？

平和で落ち着くこの街、格安の家賃、
必要なものにすぐ手が届くコンパクトさ、
どれも悪くない。
悪くなんだけど、狭すぎてウサギ小屋…？
もっと心地よくてかわいくておしゃれな家にならないかなぁ。

物件情報サイトの巡回を開始したが、
すぐに壁にぶち当たった。

いい部屋は、高い。

そんなもの分かりきっている。
分かってるけど、今の家賃+3〜4万程度じゃ
理想の部屋には出会えない。

敷金礼金引越し代もバカにならないし、
そのまま捨てゆく家賃はもったいない…。

ということで、関連サイトを巡り、本を読み、セミナーへ行き、不動産屋を周り、いろんなプロに相談して寝ても覚めてもめちゃめちゃに家のことを考え続けた結果、中古マンションを購入することにした。

不動産屋の方とのすり合わせや内見、　
諸々の手続きはものすごく面倒だし、
購入まで2回破談になって心はバキバキに折れ、お金もそれなりにかかった。　
平日は仕事、休日は不動産屋に入り浸る生活。
ちょうど仕事も多忙を極めており、もう脳みそが沸騰する一歩手前。

それでも、3度目の正直でようやく購入が決まったマンションはどの家よりも広くて綺麗だしわくわくする間取り。なんと今年リノベーションしたばかりでピカピカ！

書類に記入した際に気づいたが、
マンションの建てられた年が那須くんの生まれ年というのも不思議な巡り合わせでとっても気に入っている。

その気になれば、
20代後半のペーペー会社員でも
マンションは買える！

年の瀬に夜逃げのようなスケジュールで引越しをこなしてすっかり満身創痍だけど、達成感に包まれている。

内装がとっても可愛くて、
手持ちのインテリアとも相性抜群だし、
設備も最高で、我が家の好きなとこ山手線ゲームができるくらい。
日に日に愛おしさが増し増し。

わたしの大好きな言葉として、
漫画『チェンソーマン』の主人公デンジくんが言った「楽しくなる為に頑張ってきたのに、
楽しくなくて頑張るのは糞だ」という台詞がある。

平日は仕事だけで終わっちゃうようなもんだし、どんなに怠惰に生きたくても生活のために必ずなにかを頑張るはめになるんだから、
心から楽しいと思えることのために頑張るのが良いと思うんだ。

これから自分の環境がどう変化するか全く分かんないし、こんなポーンと大きな買い物していいのかな？と思ったけど、わたしは己の決断を己の力で正解にしていくよ。

家選びの方法とか購入の条件もろもろは
別途書き記すとして、、、

2021年も欲しいもの全部手に入れる！
頑張るぞ〜！