嫌いだから

　以前から書いているが私はタバコが苦手だ。
　こればっかりは嗜好品というのもあり吸う人にとやかくいうつもりはない。
　しかし、昨今ではタバコ禁止、分煙などが進んできたからタバコ嫌いの身としては歓迎できる世の中になってきた。
　そんな私だからか、タバコの匂いには敏感だ。
　街を車椅子で走っているとすれ違った人からタバコの匂いを感じる。
　あ、さっきまで吸ってたんだな、と思う。
　この時は禁煙場所でもそこで吸ってないからそれだけだ。
　他の場所では幾人かが屯しておりそこから隠しようがないほどのタバコの匂いがしてきた。
　そちらを見ると吸っている人がいた。
　東京では自治体によっては歩きタバコでなければ路上喫煙は許されていることもあるから直様ダメだ！などというつもりはない。
　たまたま警邏中の警官が居たから聞いてみた。
　ここは路上喫煙はいいの？と。
　帰ってきた答えは、ダメですよ、だった。
　で、ここから見える所で喫煙している人がいたからそのことを言うと直様注意に向かってくれた。
　めんどくさい奴と思われるかもだが、臭う必要のない所で嫌な匂いは嗅ぎたくないし、条例なんかで禁止されていることをしているのだからそこは甘んじて受け入れてほしい。
　喫煙可の所で嫌いだから吸うなはこちらの我儘にしかならないから何も言わない。
　こちら側がその場を離れれば良いことだから。
　昔と比べると喫煙者の肩身は狭くなっただろう。
　しかし昔はタバコを吸わないものは逆の意味で肩身が狭かったからその悲哀は甘んじて受け入れてほしいものたま。
　ま、分煙は守ってほしいと言うのが昭和の時代からタバコを吸ったことのない私の切なる気持ちだ。

#タバコ #路上喫煙 #禁止 #分煙