疑似（エセ）

　ネットやnoteを見ていると私の習った、勉強した内容と真反対の説が書かれているのを散文されているのを見受ける。
　テロメアを長くするなどという訳の分からないことや、食事で伸ばせるなんて聞いたことないこと言ってるしテロメアの短縮が癌の元になるなどというとんでも説、現在わかっているのはヒトの細胞のなかにもテロメアが短くならない細胞は存在しているがその細胞の名前は癌細胞と呼ばれておりそのことだけでもおかしいのはハッキリしている。
　疑似化学、疑似医療と呼ばれるものが世間には蔓延っている。
　こういうものを魔に受けると金銭を失ったなのであれば取り返すことも可能かもしれないが特に医療関係となれば命を失いかねなくなる。
　私が知っている癌を患った方もどこで聞いてきたか知らないがあそこの病院？施設で治療？を受ければ治ると聞いたから行ってくる、と大枚を叩いてその施設のある地方に移り住んだのは良いが数ヶ月後治りもせずに帰ってきてその後しばらくして亡くなられた。
　そこに行こうが行くまいが似たような時期に亡くなったかもしれないがその方の希望を無残に踏み躙ったことは正直許せなかった。
　これをしたら治る、あれをすれば病気にならない、そんな文言が巷には散見されている。
　そんなものには先ず疑いの目を向けるべきであろう。
　医療でも一人の医師の説明だけでは信用できないならセカンドオピニオンというものもあるのだから先ず、医者に聞いてみると良い。多分適切なアドバイスを貰えるだろう。

　癌が治った、という文言はよくみるが、腎不全が治った、脳卒中が治った、などは見たことがない。
　当たり前だ、腎不全なんかは現在根治療法は腎移植しかないし素人が安易に手を出すと直ぐに命に関わる。脳卒中も大体において麻痺がついてくるから見ただけで病気とわかるしありえないが治ったのなら見ただけでわかるから。
　癌あたりは先ず見た目でわからないし、ある程度進行が遅いものもある。無論誤診もあるだろう。そんな病気なら治ったと強弁できる。
　なぜ、効くと言っているその治療？が病院で行われてないか考えてみよう。

　こんなことを言ってくるのは基本トンデモなのだが、その中に権威あり学会なんかで発表された説なんかを挙げてみたり、あげく曲解したりして自説を補強したりしている。騙すテクニックの一つにはそのうその中に本当のことを混ぜると良いという。
　何はともあれキチンと勉強して情報を精査しよう。

#疑似医療 #トンデモ