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〜多角的に物事を考えるために〜

ふらっと本屋に立ち寄る時間が大好き。

今回はふらっと立ち寄って目に止まった神田房枝さんの「知覚力を磨く」という本について感じたことを書こうかな。(誰かに向けてのメッセージとかでは全くないけど、日記としてアウトプットしたいと思う)

そもそも知覚力って何の力?

思考の前提となる認知力が知覚力というらしい。

自分を取り巻く世界の情報を、既存の知識と統合しながら解釈する。その解釈のベースにはつねに「知識」がある。

なるほど。っていうことは、今までの人生で培ってきた経験から得た知識にプラスして更に新しい知識を身につけることで、知覚力が高められるということなのかな。

でも、それだけでは駄目っぽい。

知覚の「根拠」を問うこと、見る/観る方法を変えることが大切らしい。

個人的にこれは普段から意識していないとなかなか難しいなと思った。目に見える物事を1つの視点から見てしまうことが多い。だからこそ多角的に見ることを意識すれば、今までよりも知覚力が高まり考え方や発想も広がるんじゃないかと思う。

少しでも知識を増やして、1つの物事を色んな角度から見て考えられるような人になりたいと思っているため、どんなことに取り組めば知覚力が高まるのか気になった。

ここでは、「絵画」を観ることが知覚力を高めると書かれている。

絵画で知覚力が高められるの!?と驚いた。

人物が描かれた絵画などを隅々までじっくり観ることで、人物の表情から何が読み取れるのか、描かれた状況はどんな状況なのか、誰を強調したいのかなど、1つの作品を様々な角度から観て考える力を養うのには絵画は身につけやすいとのこと。

そしてこれは、絵画だけでなく仕事でも十分活かすことができる。観るものが変わるだけ。

なるほど。賢くない私でもこれならできそう!と思った笑

早速、現在東京ステーションギャラリーで開催されている「河鍋暁斎展」に行ってきた。

完成した作品はほとんど展示されていなかったが、下絵や席画がたくさん展示されていて、興味深かった。

筆だけで生き物をこれだけ細部まで表現できることに感動した。作品を観るとき、普段なら作品名を先に観てから絵を観ていたが、まずは自分なりにその絵から読み取れる情景を考え、その後に答え合わせをするかのように作品のタイトルを見た。それがなかなか面白かった。最後まで見終わった時には、2時間が経過していた。

最後に、展示されていた中で自分が一番印象に残っている画を載せておこうかな。

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躍動感が表情、髪の毛、指先、足先にまで細かく表現されていてすごく素敵だと思った。

今度は、徳島にある大塚国際美術館に行って、知覚力を磨きたいなと思う。


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