コロナ感染第10波、感染力は過去最強?BA.5の特徴と対策を解説

コロナ感染第10波感染力について

2024年1月現在、日本では新型コロナウイルスの感染が再拡大しており、第10波の兆しを見せている。この第10波の感染力は、これまでの波と比べてどの程度なのか、その特徴と対策について考察する。

感染力

第10波の主流株は、オミクロン株の派生型であるBA.5である。BA.5は、従来のBA.2よりも感染力が強いとされており、重症化リスクは低いとされるものの、感染者数の急増につながっている。

具体的には、BA.5の感染力は、BA.2の約1.2倍から1.4倍程度とされる。これは、BA.5のウイルス量がBA.2よりも多く、感染者の鼻やのどの粘膜に付着する量が多いためと考えられている。

また、BA.5は、BA.2よりもACE2受容体への結合力が強いとされる。ACE2受容体は、新型コロナウイルスが細胞内に侵入するために必要な受容体であり、結合力が強いほど感染しやすくなると考えられている。

特徴

第10波の感染者数は、2024年1月時点で、過去の波と比べて高い水準にある。また、感染者の年齢層も、若い世代から高齢者まで幅広くなっている。

これは、BA.5の感染力が強いため、ワクチン接種や感染歴による免疫を有する人も感染しやすくなっていることが考えられる。また、BA.5は、冬季に流行するインフルエンザなどのウイルスと似た特徴を持つため、インフルエンザと誤診される可能性も高いと考えられる。

対策

第10波の感染拡大を防ぐためには、以下の対策が有効と考えられる。

  • ワクチン接種やブースター接種の推進

  • マスクの着用や手洗いなどの基本的な感染対策の徹底

  • 換気や密集の回避

ワクチン接種やブースター接種は、重症化や入院を予防する効果が高い。また、マスクの着用や手洗いなどの基本的な感染対策は、感染リスクを低下させる効果がある。さらに、換気や密集の回避は、感染の拡大を抑える効果がある。

今後の展望

第10波の感染拡大は、今後もしばらく続くと予想される。そのため、引き続き、上記の対策を徹底し、感染拡大を防ぐことが重要である。

また、今後、新たな変異株の出現も懸念される。そのため、新たな変異株への対応も視野に入れた対策を検討していく必要がある。

まとめ

第10波の感染力は、これまでの波と比べて強いと考えられる。そのため、感染拡大を防ぐためには、ワクチン接種やブースター接種の推進、基本的な感染対策の徹底、換気や密集の回避などの対策を徹底することが重要である。

高齢者の死亡率は相変わらず高い

厚生労働省の発表によると、2024年1月20日時点で、第10波の死亡者数は11,422人です。このうち、65歳以上が9,245人(80.7%)を占めています。

これは、第9波の死亡者数に占める65歳以上の割合(81.0%)とほぼ同じ水準です。

第10波の主流株であるBA.5は、重症化リスクは低いとされるものの、高齢者では重症化や死亡のリスクが高いと考えられています。

これは、高齢者は免疫力が低下しているため、ウイルスの侵入や増殖を抑えることができず、重症化や死亡につながりやすいためです。

そのため、高齢者は、ワクチン接種やブースター接種の完了、基本的な感染対策の徹底など、感染予防に努めることが重要です。

また、高齢者が感染した場合は、早期発見・早期治療が重要です。そのため、発熱や倦怠感などの症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診するようにしてください。

死んじゃうんだよね、困った

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