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外から見ることの大切さ


ねむたい、なかじまです。乱文乱文。

大好きなアーティストのインタビューで気になる一言があったのでメモです。それまでもかなり語り部になってきたその人ですが、今後の展望について具体案で聞かれたときに、

「そうだといいですね」

そんだけ。ガチ俯瞰。びっくりしました。

ずっと活動の主軸でありつつ、人を巻き込んだことも最終的には何もかも自分でやり通すようなイメージがあったので。

なんですかね、ニュアンス。

「そうなりたい」でも「そうしたい」でもなく。

「そうだといいですね」

まるで外の人間の言葉です。そうなったらいいな、そうでありたいな。
いつかはそうならなきゃいけない。そう思わなきゃいけない。とかないんだね。いい感じ。

一言にこんなやんや言われてもアーティスト困っちゃうよ、脳死で言ったかもしれないじゃん。と思うかもですが、やっぱり気になります。やりたいことを続けるためには、やりたいことと、やれるけどまあ嫌なことが半分ずつになっていく。常。

その人は自分に対する俯瞰が上手いんだと思います。ふと、我に返る。ふと、外から自分を見つめ直す。誰にどんな風に見られているか。色んなレンズを通してみている気がします。

あの一言で未来を明言しない、大きな理解を求めず。それを望んでないファンも、それを望むファンも一気に掬い上げることができてます。

希望と現実の間にいる時間が一番しんどいですが、転換期なのだなと。乗り越えたらきっとなんでもうまくいくと思います。

ふと以前のインタビュー記事を見返していると、今も変わらず提示を続けていて怖いです。変わっていけてるのにブレな過ぎて怖い。だからリスナーとして安心して聴いていられるんだなと思いつつ。

その人は私の好きな芸術性・音楽性から少し離れてきていますが、それがなにか間違いなわけじゃなく。べつにその子たちがド・メジャー曲で、サビで客席へサーフしたとしてもなんかうけんなぁで受け入れられそうな気がします。

ふと立ち返って、自分の好きな遊びを詰めた作品を出してくれている間は、その変化も含めておもしろとして、ずっとリスナーでいようと思います。




完成度の高い音楽が、良い音楽ってわけじゃない


なんか変だな?ってなった時こそ、ライブは見どころだったりします。
これはやったな、、、、とかは比較資料として確認しています。
また別の会場で見たら新たな発見があります。耳の馴染んで余裕が出ます(自分に)

やってる土地、客層、制作中なのか、活動における目標と主軸。ライブっていつ行っても何回見ても楽しいのが正しく実験的であり成功、それがあるべき姿だと思います。

一番正しいのは極論同じセトリでも、いつでも違って面白さを確認できる。本人たちが真剣に生き生きとライブをする。この形だと思いますが。そうじゃなきゃライブやる意味って何だろう、と思います。

(ライブで練習の発表会のようにつーーーーーっと終わらせる人たちたまにいますが、何しに来てるんですかね。挑戦するでもなく、ぶつけてくるでもなく、完成した良さを見せるわけでもなく。。そんなんyoutubeで切り貼りしたライブ動画出した方が効率いいよって思います。(すみませんすみませんすみません))

例えばアイドルが歌詞ミスったり、立ち位置ミスったり、そういうのって「いつも良いステージングをしているからこそ、”許される”」ものなので、決してミスが続いてはいけませんが…。
人間を魅せる、磨いている途中さえ応援される人、要は見せたくない部分を見せられる人が、大衆リスナーに向けた活動を目指すアーティストに向いている、多方面に売れていくと思います(何の話)
(昔、芸能人は”恥”の部分を切り売りする人だと捉えていました。幼い視点って怖い。みんな未熟者だと思ってました。)


ちょっと珍しく考えを言ってしまいましたが、音楽やそれに限らず、私は自分が信じたことは絶対だと思っていなくて。人の数だけ意見があって考えがあって。それは全部正しいと思います。
否定されるのが怖くて意見や否定を出すのは嫌だけど、自分もその”人の数”の一人なので、まあそんなに言うことで人を傷つけようとしなかったり、食い違わなければ、受容できれば許されるかなと思っています。(いまは)

音楽にも仕事にも、もっといい方法があるし、いいアイデアが世には五万とあって。全部を一旦把握・理解したうえで、自分が信じるもの決めてこ~って思います。

とりあえず私が俯瞰して自分に言えるのは「企画の内容が良いなんて当たり前」と尊敬する人たちに教えを貰ったので、どれだけアーティストに集中して、安心してもらって、会場熱を上げられるか。課題はここかな。
あと自分が楽しみ過ぎないこと。自戒です。


「自主企画のようなブッキング」
「440で素敵なムーブメントを作る」
「また出たいと思ってもらえる夜を作る」


りべらるあーつ、がんばりまーす


なかじま

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