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小説同人誌2冊の装丁設定メモ(23年1月)

2023年1月29日のコミックシティ東京合わせで発行した小説同人誌2種+ペーパーの装丁設定おぼえがきメモです。自分用です。
普段はえっちなフルカラー漫画ばかりを描いており、小説をまともに書いたのは初めてでしたので、後で思い出しやすいようにそれぞれ余白や文字の設定なども書き残しておきます。

20年ちょい前、ポエムのようなよく分からん謎のSSを個人サイトに書き散らかしていた以来だよ!!!!絵も分からんけど小説も分からん。どちらも難しいという事しか分からん。
TATEditorめっちゃオススメという事だけは覚えて帰って下さい。

作成ソフト|TATEditor/Photoshop(主に本文以外のところを作成)
 作成環境|iPhone SE2とiPad pro12.5inchとWin10


【1冊目】文庫サイズ・表紙フルカラー60P

印刷所|おたクラブ
サイズ|A6サイズ
ページ|60P(表紙込)
 表紙|グリッターペーパーオーロラ 230kg
 本文|書籍用紙 70kg

  本文フォント|ヒラギノ明朝ProN W3
 本文文字サイズ|9.0pt
    行間設定|7.5pt
ノンブルフォント|ヒラギノ明朝ProN W3
 ノンブルサイズ|8.0pt
  ノンブル位置|本文から3.0mm
  上下左右余白|天13×地16×ノド18×小口13mm
   原稿サイズ|111×154mm(A6サイズに上下左右+3mm)
    文字の量|14行×40字 21,609字

このグリッターペーパーオーロラがめちゃめちゃ可愛いんですよ。しかもおたクラブさん、RGBの印刷が本当にキレイに出るので感動しました。肌色やバックに敷いた薄い水色のパターン、服の明るい色味の部分はグリッターがキレイにキラキラしています。黒髪や服の濃い色の部分はキラキラがちょっと分かりづらいので、この用紙を使う場合は明るい色をメインで使うと良いと思いました。
本文用紙の厚さなどは可もなく不可もなく。
行間や文字のサイズ等も自分好みで自分には非常に読みやすいです。他の人にもそうだったら良いな。ノンブル位置はもう1~2mm下げても良かったかもしれない。

自分の書いた小説がちゃんとした本になってる…!!とめちゃくちゃ感動してしまいました。やっぱ同人誌って楽しい。


【2冊目】A5サイズ・表紙本文共紙8P

印刷所|日光企画/白トナーのハチペフェア
サイズ|A5サイズ
ページ|8P(表紙込)
 表紙|色上質厚口 赤(表紙本文共紙)
 備考|白トナー印刷/表紙は通常通り作成後に階調反転

  本文フォント|ヒラギノ明朝ProN W3
 本文文字サイズ|9.0pt
    行間設定|7.5pt
ノンブルフォント|ヒラギノ明朝ProN W3
 ノンブルサイズ|8.0pt
  ノンブル位置|本文から11.0mm
  上下左右余白|天17×地22×ノド14×小口14mm
   原稿サイズ|A5サイズ出力後フォトショで断ち切りと飾り罫付足し
 段組み間の余白|12.0mm(2段組み)
    文字の量|21行×26文字×2段 6,420字
8P中綴じ本で下部に飾り罫をつけたかったので余白は変則的サイズに。

白トナー印刷がキレイに出るか心配で仕方なかったのですが、とてもキレイに可愛く仕上がりました。赤×白でまあまあ目がチカチカします。笑
なので8ページ位の薄さが限界かな…とにかく可愛いから全てを許した。
文字部分をくっきりさせたく、PDFをフォトショで読み込む際にアンチエイリアスOFFとONの2種のデータを作り、それを手作業で重ねるというよく分からん工程を踏みました。本当によく分からん。8ページしかないからこそ出来たワザ。
表紙の絵のモアレっぷりがすごかったのでデータの作り方を反省。


【無配ペーパー】コンビニA4サイズ二つ折り

印刷所|セブンイレブン
サイズ|A4サイズを二つ折り
ページ|2P

こちらの素材のハイペン2というブラシでお絵描き。
・A5原寸600dpiにハイペン2/サイズ1.2で描いた方
少し線が細いかも?気になるような、気にならないような…。1.5でもいいかもしれない。
・B5原寸600dpiにハイペン2/サイズ1.5で描いた方
2冊目の表紙絵全体図を入れたくて流用。めちゃくちゃ線が細い。笑
閉じた口の線が…かすれてる……。ギリギリ見えるレベルです。
ただこれ服の部分は普通の太さなので、もしかしたら顔だけ1.2とかで描いてたのかもしれない。
まだまだクリスタに慣れていないので、どの原稿用紙サイズにどのブラシサイズでどのブラシを使って描いたか、を書いておくと良いかもと思って。
ただ拡大縮小するよりも元から最終出力予定の原寸サイズで描くのが一番良さそう。 


校正とか書き進め方の覚え書き

次書くときに絶対忘れていそうなので。何ならもう忘れた。どうしてあんなに頑張って書けたんだろう…愛では?愛だな。

  1. まずは書きたいシーン、思いついたシーンを好きなように書く。 TATEditorというソフトを使って書きました。このソフトの非常に便利な所はスマホとiPad両方で同期して使えるという事。仕事でiPadを使っている自分からするととっても便利でした。絵を描くときもそうなんですが、PCを立ち上げるという行為って非常~~~~~~に心理的ハードルが高くて。今や我が家のPCはネットサーフィン専用機です。ずいぶんお高いな。まあフォトショで文字入れなんかはしたりしますけれども…。布団に入って寝る前、ふと思いついたシーンやフレーズなどを書いたり、電車移動中などちょっとした時間にちょこちょこスマホで書きつつ、家ではがっつりiPad+キーボードで書きました。ハードルはとにかく低めに低めに……。漫画でもそうなんですけど、大抵〆切数日前から加速度的に原稿スピードが上がるのなんなん。もっと早くから計画的にやってもろて…

  2. 時系列とこれは入れたいというシーンを紙にメモ           出会い→どこどこへ行く→晩ご飯を食べる→寝る前のやりとり→朝、とかそんな感じに時系列をざっくり紙に書きます。このいちゃいちゃシーンはここに挟みたいとかそんなのを忘れないように適宜メモ。こっちのシーンでさっき買ったペットボトルが~、と出てくるのでどこかでコンビニ寄らせる、とかも。書いたシーンは斜線を引いて消していきます。TATEditorはメモ機能がついているのでそれも使いました。

  3. 後はとにかくそれぞれのシーンをつなぐ作業             上手く繋がらなければシーンを入れ替えてみたり、だいぶ苦心しました。

  4. PDFで書き出しし印刷。製本して校正                紙の状態で読むと、画面で見た時と印象違くないですか??ほぼ全ページにチェック入れました。さらに本として完成したものを見ると、ちょっと直したかったな~気づけなかったな~というのが2か所ほど。校正だなんて仰々しく言っていますが、要は読んでて気持ちよくすんなり読める文章により近づける、という作業ですね自分の場合は。なおこの気持ち良さは自分の中にある気持ち良さなので、他の人から見ても気持ちいいかはちょっと分かんないですね。難しいね…。他の人にも読みやすく思ってもらえたら嬉しいのだけれども。とにかく一般的に校正と言われているものとはちょっと違うかもしんない。

  5. 次回への反省点                          なんか上手いコトいかないなと書きながら感じたシーン、こういう事を言わせたいからと言わせてしまったシーンがあるのでそこは何とかしたい。セリフで話を進めないように気を付けたい。       

赤×白で文字がどの位読めるのか確認したくて階調反転して単色印刷しました
本の形になると結構印象が変わってくるのはなぜ


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