クリスタ1ヶ月使った感想。

絵を描き始めて、多分1ヶ月経ちました。2ヶ月か?とりあえず、ほぼ毎日絵を描いてます。
おかげさまで、クリスタのDL版を購入しました。

その前に、ずーーーーーっと欲しかったペンタブを買いました。2月くらいに。その頃マジで本当に何もかもやりたくなくて気持ちが本当に落ち込んでいて、でもお友達が最近絵を描き始めているのをいいなあって思ってたのでわたしもがんばろっかなって思って、とりあえず、お絵かきをしたいなあっていうのから気持ちをね、汲んでみようと思い至って、絵を描こうと思ったんですけど。

まず、わたしのお絵かき遍歴を書き連ねるので飛ばしていただいて構わないんですが、そもそもわたしはずっと絵を描いていました。小学生から専門学校までくらいは、確かに絵を描いていたんですよ。絵というかイラストを描いてました。主に二次創作のキャラクターを描いていました。お絵かき掲示板にイラストを投稿したり、Photoshop ElementsをDLしたりして描いていました。1日1絵をやっていたこともあります。美術も5評価の5を取れるくらいではありましたし、本当は美術の学校に行きたかった。でも家庭の様々な事情とか色々あって、それはやめた。

前に、できることと好きなことの話をした時にも記述したと思うんですけど、わたしは「できること」が好きになるし「できないこと」が嫌いになります。専門学校(デザイン系という名のなんでもソフト触れるところ)に入ってから「わたしは描けない人間なんだ」というのを描ける人間を目の当たりにして思いましたし、その時はデザインのほうがたのしくて、全然絵を描く気にならなかった。で、描かなくなったらできなくなる。そもそもデザインをしていたらイラストの完成度の高さというのを痛感して、「これは自分では描けないよなあ」「イラストはイラストが得意な人がするのが一番だよなあ」という気持ちが倍増し、絵を描くことが嫌いになっていきました。

わたしがデザインをしていたのはポジティブに言えば「同人誌の表紙を綺麗に作りたいから」で、でもネガティブに言えば「イラストが描けなかったから」でもあります。アートとデザインは全然違うものだというのは、デザインを約10年続けているので身をもって知ってますのでそこについては深く言及するつもりはないんですが、ただ、何かしら「イラストや絵に従事していきたい」という気持ちがずっとあって、デザインにしがみついていました。
でもやってきたんですよ、デザインにも嫌になる時が。きてしまった。できない時が。

わたしが絵を描こうと思ったのは、新しいことに挑戦したい、というよりは新しい発散の場を設けたいというのが正しい表現かもしれない。描こう!と思った頃(今も継続中ではありますが)デザインのデの字を見るのも嫌で、部屋もめちゃくちゃ散らかってて、何にリソースが行ってるのかもわからなくて、ただただ仕事をするだけで精一杯だったのですが、でも絵は描いてみようかなって思ったんです。周りが描いてたから、一緒に頑張りましょ!っていうのもひとつの要因だったと思います。


グダグダ語りましたが、クリスタDLした話に戻りますね。

Photoshopを持っているので、別にCLIP STUDIOは必要ないのでは……と駄々をこねていたんですけど、知り合いの絵描きさんに「クリスタの利点3つ教えて!」って言ったら3つすぐに出てきたので(なんだったかはうろ覚えです、安くてカスタマイズがしやすくてめちゃくちゃお絵かきができるって感じだったと思います)体験版をDLしました。

絵を描く、というよりはキャラクターを描くことが主な目標だったので、イラストのノウハウ、というよりは人物の描き方ということを念頭において色んな資料を調べました。

こちらが実際に書いた絵です〜

初期がこれ。

一番最近のがこれです。

ここに一応まとめています。

おおよそ8年ぶりに絵を描いた感想としては
・ネットにめちゃくちゃ色々資料が落ちているので色々と参考にしやすい
・思ったより描けるようになる段階が早くて、もともとわたしはイラストを描いていたんだなあと思った
・Photoshopより断然CLIP STUDIOのほうがイラストは描きやすい
・でもPhotoshopの加工技術はヤバイと思う。めちゃくちゃ色々できるし細かくできる
・手ぶれ補正神(手ぶれ補正という機能があることをわたしは初めてしりました。だからみんな綺麗な線を描けているのね…)
・CLIP STUDIOで文字入れをするのは頭が爆発するのでIllustratorで入れよう
・リニアライトとエアブラシはすごい
・デザインをしていてよかったなあ

それで、最後の「デザインをしていてよかったなあ」と思うところは細分化するといっぱいあって

・「真似をすることが一番の上達」への抵抗がない
・自分にとっての「好き」と「嫌い」が明確にわかっているため取捨選択がしやすい
・Illustratorで鍛えた加工技術(オーバーレイや覆い焼き等)のレイヤー概念が分かった状態でのスタート
・ショートカットキーの多用による時間短縮
これがおもったより絵が描けるようになった

あとはわたしは絵を描くのが好き、というよりはキャラクターを描くのが好きで、それよりも色塗りというか加工が好きなんだなあっていうこともわかってよかったです。画力が上がる、というよりは技術の習得に妙な興奮を覚えています。

もともと絵を描いてはいたけれど、それは全然我流というか、基礎がなくて、描くポイントとか所謂ノウハウを抑えていないのでどこに線を引けばいいか分からない、だから上手くならなかった、という感じだったと思いますので、そこを抑えて絵を描くとなんだか上手くなっているような気がします。

で、今後の目標としては
・イラスト1つに対しての時間短縮
・様々な塗り方を学ぶ(自分が好きな塗り方をみつける)
・単純化した線をかけるようになりたい
・デフォルトイラストを描けるようになりたい
という感じなので、色んなイラストや絵なんかを見て、もっと上手くなっていけたらいいかなと思っています。

イラスト、色塗りのときは無心でできるのですごく体調にいいです。(線画は全然慣れないのですごく疲れちゃいます)
何より、イラスト見てくれて「うまくなったねえ」とか「かわいい」とか言われると、とっても嬉しくなるので、それも心の健康になっているのかなって思ったりしてます。

今は自分とデザインの関係をイラストを通じてゆっくりと修復中なのかなと思ってます。

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