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【CoC】家燃えシナリオ集テストプレイ所感

8/25開催のインテックス大阪に発行予定のシナリオ集「燃々頃々」のご紹介です!

シナリオ集のイラスト担当は今回もダムるしさん(@e_damurushi)です!
「ペアシナリオ集」から「PvPシナリオ集」にかけて表紙を飾ってきたふたりの「物語」にもぜひ注目してください。

タイトルはまたまたしそみやまれおさん(@malekko_nalekko)にご協力いただき、とてもかわいらしい、しかし不穏なタイトルを頂いております。いつもありがとうございます!

デザインは嵐山デザイン(せさみ)が引き続き担当しております。
前回ふたつに比べ、突発的に発足したためにボリュームが少なく(企画から編集までの期間が約3ヵ月ほどしかなかった…!)今回は番外編としての立ち位置として発行しております。


▼イベント案内

このポスターが目印!
8/25 インテックス大阪6号館Cふ64bにてお待ちしております!
当日はPvPシナリオの残部とポストカードをご用意しております。
「PYX」「メタモルフォシス論考」/「終末ふたりでどこへ行く?」のポストカードもありますのでぜひ!

▼デザインについて

表紙についてはほぼ打ち合わせせず「線画でいきます」ということだけダムるしさんに伝え、こちらで好き勝手させていただきました(ダムるしさんも好き勝手描いたと言っていたのでwin-winですね)
燃々頃々のロゴはどのようにアレンジしてもいけるように気をつけています。結果的にロゴマークというよりは装丁の一部という感じになってよかったです。
シンプルな装丁になるのでカラーバリエーションに気を使いました。
家燃えっていうからには赤色かな、と思ってましたが黄色におちつきました。

本文は装飾をほぼ取っ払って、「シンプル」を追求したデザインです。
今回は前回からの記法に乗っ取り、もう少しシンプルにカスタマイズしています。

余談ですが、今回はInDesignの基本機能である「段落スタイル」「文字スタイル」を覚えたので比較的編集は早く終わりました……!すごい便利ですねあの機能!


▼テストプレイ所感

今回のシナリオ集は「家燃え」がテーマです。
何を言っているんだ?という感じですけど、とにかくたくさん探索者の家が燃えます。
1シナリオで探索者分の家が燃えるので、このシナリオ集を回すと2PL×3で6人の探索者の家がなくなってしまう算段です。恐ろしいシナリオ集ですね。

恐ろしいのはきっとこのシナリオがCoCのシナリオ集だからというものもあるかと思います。
三者三様の燃やし方があり、どのように事件と探索者を絡めてくるかというのも見どころです。ぜひ「我こそは家燃やした侍で候」という方はたくさん回してください。

もちろん、ここに出てくる人物や団体はフィクションであり実際の放火は大変重い刑罰の対象になりますので真似してはいけませんよ。

【収録シナリオ】

01「夜抜き様」
シナリオライター:かなむら
家燃え度:★★★★★

深夜目覚めた探索者を襲う怪奇と火炎瓶。
炎上する家をあとにした探索者が探し求めるのは、
怪奇から逃れる手段か、自宅の賠償金

まず冒頭で発火し、みるみるうちに家が燃えていきます。
家がなくなった探索者はその原因を追求すべく街をさまよい歩く、というシナリオです。
シティではあるのですが、導線がしっかりしていて、PLは次にどこへ行けばいいかわからなくなる、という時間がありません。探索者には賠償目的や怪奇自体から逃れる等、様々な事象が襲いかかるのですり合わせもほとんど必要ないでしょう。
ただ、2PLで行くときは家に泊まれるような関係であるとスムーズです(冒頭で家が燃えますのでね)。また、少しばかり賑わっている街に住んでいることにするとこのシナリオの「味」が出てくるかと思います。

このシナリオで一番の見どころはやはり彷徨う街で出会うNPCたちでしょうか。
強烈な印象のあるNPCの登場には、PLはじめRPしているKPもにっこり!
シーンごとに出てくる不穏な情報、それから愉快な仲間たち。
探索者は自分のことだけに集中してほしい。
なぜならこれは他の誰でもなく、探索者の問題なのだから。


02「君なき無情の芥」
シナリオライター:すなだばー
家燃え度:★★★★★

隣家が火事になったことで探索者の家に居候したKPC。
しかし些細なことで喧嘩する。部屋を後にし、音信不通になるKPC。
その翌晩、探索者が出先から帰宅すると、そこには燃え上がる自宅があった。
……三日後、この街では花火が上がる。

ソロ・2PL用に作られた、ご機嫌なシティシナリオ。
探索者はKPCと喧嘩をし、それからあれよあれよという間に自宅が燃える。
自宅が燃えてからは探索者やKPによって全く違う物語になってくるでしょう。

「夜抜き様」と同じくシティではありますが全く雰囲気が違います。
具体的には、夜抜き様は「夜」なのに対して、君なき無情の芥は「昼」の探索です(夜にも探索はできると思います)。
お昼に探索できるということは、街の様々な人々に出会ってお話ができるということ。
シティの醍醐味はこのNPCの存在ではないでしょうか。

探索者は情報を集めながらだんだんと、「自分がどうしなければいけないか」を理解し始めます。
その選択肢が実に絶妙なラインで、すなだばーさんのシナリオだなあ!という感じがします。
すなだばーさんのシナリオはこの選択肢のバランスが非常に良く、他のシナリオもめちゃくちゃいいので皆さんやってない人はやってね!


03「グレイ・グー・ゲーム」
シナリオライター:せさみ
家燃え度:★★☆☆☆

探索者は最近悪夢にうなされている。
今夜の夢も、もちろん最悪だった。
円形の白い部屋。知らない人物。大きなモニター。
モニターには、探索者の自宅が燃えている様子が映し出されていた。

上記ふたつがシティだったので、クローズドにしたいなと思って作成しました。
整理された温度のない資料と訪れる探索者の変化、そしてそれを打破する選択肢。
非日常の中で探索者がどのような選択をしていくのか、楽しみです。


▼家が燃える、ということ

家が燃える、ということは探索者の居場所を奪うということです。
精神安定の源である自宅が燃えたら、探索者はどうなるか。
探索者にとってはたまったものじゃないでしょう。
探索者は路頭に迷うだろうが新たな居場所を勝ち取るため、または犯人を見つけ出すため、あるいは状況を打破するために立ち止まってはいけません。
この狂った炎を鎮火できるのは、他ならぬ探索者だけなのだから。

●家燃えシナリオ集「燃々頃々」
イベント頒布価格 700円

WELCOME TO THE MERAMERA HOUSE!
令和元年の夏、探索者の家が燃える。
嵐山デザインがお届けする、最高にクレイジーなシナリオ集!

【シナリオ集概要】
・オンラインボイスセッション3時間以内で終わるサクッとしたシナリオを3本収!
・全てのシナリオに「家が燃える」ギミックがある!
・少人数(ソロ・2PL)で楽しめる!

収録シナリオ>「夜抜き様」「君無き無情の芥」「グレイ・グー・ゲーム」
通販>https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=537493
DL版>https://arsym.booth.pm/items/1425100


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