SSL2/SSL2+/SSL12に搭載されている4Kサーキットとは??
Legend 4K circuit (4Kサーキット)
SuperAnalogueのすみきったクリーンなサウンドの一方で1980年代から90年代に世界中のスタジオに導入されたSL 4000シリーズコンソールの分厚く力強いサウンドもSSLを語る上ではかかせないものです。
SL4000シリーズコンソールは 4000E ,4000G ,4000G+といった発売から30年以上たったコンソールが現役で今でも多くの大型レコーディングスタジオで使用されています。
4Kサーキットは、多くのサウンドエンジニアが'4K'と呼ぶSSL 4000シリーズコンソールの特徴的なサウンドにインスパイアされた、アナログ・エンハンスメント・エフェクトです。
マイクで収録した声やボーカル、アコースティックギターなどの音を「太く、生き生きとした音にしたい」そのような場合 4Kサーキットが解決のよいソリューションとなります。
また、エレキギターのライン録音などではよりアグレッシブなサウンドを求める場合に効果的です。
下の動画では
<4K On/Off 比較 エレキギター (Hi-Z ダイレクト入力で録音)>と
<4K On/Off 比較 アコースティックギター(マイクで録音)>
の4Kサーキット On/Off 比較動画をご覧いただけます。
4000シリーズコンソールは、コンソール自体に信号を通過させることで、
ある種の "魅力 "を与えることができる代名詞となっています。
4000シリーズのサウンドの特徴はコンプレッサーの VCA や VCA フェーダー、トランジスターによるミックスアンプなどそれぞれのステージを通るたびに付加される微妙なハーモニクスによる歪み成分、そして「242」「292」と呼ばれる特徴的で音楽的なEQのサウンドです。
4Kサーキットでは、最新のコンポーネントを使用し、入力ソースに甘く魅惑的な音質を実現するハーモニクスディストーションを加えます。
さらに4000シリーズコンソールEQの特長でもある「前へ、前へ、」押し出すような音楽的な高域の EQ ブーストを施します。
4Kサーキットは SSL 4000シリーズの2つ特徴的なサウンドを1つの回路に凝縮し、入力ソースに ”生命" を吹き込む必要があるときに使用します。