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霊的な体験記


ときどき空中浮遊する夢を見る。
何度見てもそれは現実のこととして認識してしまう。
「あ、そうだ。そういえば俺飛べるんだった。ちょっと飛んでみるか。」くらいの感覚でふわっと飛び上がり、着地する。
重力が軽くなったようにふわっと飛び上がって着地。ふわっと飛び上がって着地。を繰り返しながら少しずつ重力から解き放たれていき、高く飛べるようになっていき、うまくいくと風に乗れるようになる。
「夢だから飛べる」っていう感じではなく、実際飛べるのが当たり前で、そのことを思い出して練習するかのように飛んでいる。
あの夢の感覚からすると、本来人間は空中浮遊くらい普通にできてたんじゃないかと思えてしまう。

幽体離脱

夢とは違う意識状態で空中浮遊したことが2度ほどある。
入眠するかしないかの狭間のころに体がしびれるような感覚に襲われ、体から自分の意識体がものすご勢いで持ち上がってそのまま自宅の上空に飛び出た。
「すげー。なんか飛んでるぞ。」夜中で暗いし、周りの景色とかあまり記憶にないのだが、結構な高さまで飛び上がっていたので街全体が見渡せる。
ビルの高さで言えばだいたい10階よりちょっと高いくらいだろうか。
で、見えている場所にちょっと意識を向けるとものすごいスピードで自分の意識体が移動するのだ。
意識体は肉体と違ってあらゆるものがすり抜けるようになっているらしく、自分の意識体を風がすり抜ける感覚がとにかくすごい。
肉体に宿った状態では決して味わうことのできない感覚なので表現が難しい。
肉体であれば風は体の表面にあたって内部を通り抜けることはないのだが、意識体は物質ではないので風が内部をすりぬける。その感覚がブルブルブルブルッって感じで自分のエネルギーを震わせながら通過していく感じ。
空を飛んだということよりも、その独特の感覚のほうが印象に残って消えなかった。
夢のときと似ているのは、やはり自由自在に飛び回れるわけではなく、ある程度技術がいるようで、うまく制御することができなかった。
この経験は近い時期に二度体験したが、それ以来10年近く同じようなことは起きていない。
しかし、この間にこの体験と同じ感覚で空を飛んだという証言をする人に出会うことがあった。
その人も俺と同じく「そう!そう!とにかく風がすり抜ける感じがすごかった!」と話して互いにちょっと興奮した。
他にも同じような体験を話しているユーチューバーがいたので、夢ではなく実際に起きていた体験なのだと確信している。

霊的体験

幽体離脱に限らず霊的な体験は多々あるが、こういう体験が集中する時期が人生の中にはあるのだと思う。
他の人と霊的な体験談をしていてそんな話になった。
人それぞれに違いがあるのだと思うが、霊的な感性を強く揺さぶられるような体験がある年齢を中心に集中していて、その時期にどれだけの山場(グラフで言うところの)を作ったかによって霊的な自己認識が確立されるんだと思う。

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