Kick off

キックオフ
別れの日は突然やってくる。

今まで快調に動いていたはずのPCから画面の出力が無くなってしまった。
後から検証してみると外付けのGPUが無いのにGPUを探していくようになってしまったのかという挙動でしたがこのまま放置して代替系統に切り替えたとしても冬のコミケ95に出す原稿に支障が出ます。
ということで5年余り働いてくれたマザーボードを外に出して、新しく作り直すことにしました。
しかしながら作り直すだけにはとどまらずお家のWifiに不穏な動きがあり、作り直したPCの完成度を上げていくのと併せて原因究明を進めていくことになります。
時代は第二世代Ryzenが出てきて活況を見出すAMDがいる。そして夏を迎えるともう次の世代がやってくるRyzenを見据えてパソコンに親和性を持たない人達に使いやすい環境を維持するにはどうすればいいのかを考えていきましょう。

今から五年前あたりというと、AMDはFM2ソケットでAシリーズ 5000番台を出しています。iPhoneでは6/6plus世代で、Androidでは2012年7月9日に発表されたJelly Bean世代となります。

古い革袋に新しい酒を入れてはならない --新約聖書「マタイによる福音書」第9章から
日本では古い時代から自宅でパソコンをやるとするなら年賀状であったりExcelを使って何かの計算をすることが普通に行われてきました。
自宅なのでお仕事として必要な速度と強度を要求していないことと自家用車のように長期にわたって利用される耐久財として認識されているためいつまでも古いXPや7を使えるようにしてほしいとか旧来の手順で使い続けられないのはおかしいと異議を唱えられることもあります。
しかし、ひとつ新しいものを取り入れたらひとつ古いものを捨てなくてはいけないとドラッカーは説いています。
自宅で利用する時にはいつでも店頭に並ばれているような端末機が発揮する最新最強の性能を甘受する必要はありません。だからといってより使いやすく自分の利用する環境を脅かす何かに対する防御力を落としてもいいというわけではありません。

一番最新のWindows10 Homeを利用するにあたっても製品版(リテール)を利用してインストールを完了すると既に32GBを超える容量を消費していますので、Windows Tabletや2in1として発売された機種は現状で利用できる最後の版を利用するか、改めて現在で購入できる最新のCPUを採用したタブレットへ乗り換える必要があります。
乗り換える時の条件はWindowsが入っているCドライブの容量が64GB以下ではいけないです。

32GBを消費した状態で、マイクロソフトは半年毎に履行される大型更新で作業用としてCドライブに8GB程度の作業領域を確保することを要求しています。
となると、自分が作成した文書とインストールしたプログラムの総量は20GBちょっとしかないということになります。このSSDの残り容量が多くない状況を上手に使ってもらうにはどうするべきか。

システムディスクが3TBになる時代へ
デスクトップではHDDの低価格化が進んでいます。1TBが4000円で安定している状況で3TBが7000円台に下がってきました。
いつかはより広くていつまでも容量不足に追い立てられない自由を手に入れたいですが、MBRを利用していると2TBまでしか認識できません。
昔では認識できない部分を無かったことにして新しいHDDを利用することもありましたが、お使いになられているWindowsのライセンスではHDDの交換をするとライセンスは無効になりましたと言われることがあるかもしれません。
お店を経由して注文販売(Build-in-Ordar)を行った機種ではマイクロソフトさんが提供している素のWindowsを導入できない場合があるのでお店に相談する必要があります。
お店を経由して購入した場合はCドライブが壊れた時が買い替え時期とあきらめて購入してしまうことも一考ですが、今は健やかに動いているPCのCドライブを3TBに交換することを考えます。
HDDを3TBにするとして、Windowsをクリーンインストールするとデジタルライセンス認証が通らなくなるまたは復旧ディスクなどで工場出荷時の状態へ巻き戻せない方は市販されているソフトウェア(AOMEI製品)を利用してHDDに修正を加えてから、HDDの引っ越し準備に入ります。
デジタルライセンス認証で利用するWindowsのライセンスを自分のMicrosoftアカウントへ紐付けしている方はHDDを交換して正式のインストールメディアからWindowsのクリーンインストールを履行します。

もしものWindowsが壊れてしまった時に備える

Windowsを入れているCドライブには自分が作成した文書を入れておかないで別のHDDとOneDriveに保管しておくことになります。
HDDの中に入っていたら何とでもなるじゃないかと機嫌を損ねられるのを躱しながらHDDの中身を上手に整理したいところです。

officeもいつまでも買い切りで頑張れる状況ではない
いつまでも最新の版数(バージョン)を維持できて、少量ですがもしもしと大量(1TB)の容量を提供されるOneDriveを使ってみませんかと勧めていきたいところです。

お家でWifiはどのように導入されているのか
プロパティを開いてみないと全く分からないと思います。
ルータを買ってきたままで接地してパスワードをお取り換えしておかないと近隣からこっそりとパケットをただ乗りされているかもしれません。
自分一人しか使っていないはずなのに帯域幅が枯渇するほどに回線の反応が鈍くなっているとか何かの停電を契機にWifiが利用できなくなっていて、自分の代わりに理解できる人を呼ぼうにも自分が置かれている状況を上手に説明できないのはとてもかわいそうです。いつでも電話してきてもいい(メールじゃないところに着目)と言っても遠慮して掛けてこなくてもなんとか復旧できるように確かな手がかりを残していきましょう。

さあ、キックオフです。
あなたの帰りを待ってくれてる人たちの笑顔が
いつまでもずっと絶えることがありませんように。


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