自作されたパソコンが動かない

社会の雨戸を開けよう

お帰り、随分混雑してたでしょ?
んんん、そうでもない。

('ω')帰って来てくれるだけでも嬉しいのに..色々聞いたりしてもらったりしてもいいのかな...

(。´・ω・)ん? 何か困り事があるの?

( ;∀;)実は...ぱそこんのこと全然わからないから手直しもできないの。

(´・ω・`)どうしたの? 話を聞こう...

(´;ω;`)ブワッ ごめんね、ごめんね。

そうやって前回のお帰りから今回までの様々な困り事を聞いてあげることから物語が始まります。

判らないことを素直に解らないと言ってくれる両親ならいいですが、分からないことを棚に上げて金は払うから何とかしろとか何もしていないのに(本当は何かをしているから操作された内容に応じた反応が返されている)壊れたと言ってしまうことになるので、先ずは正直に何が起きているのか、そしてお話の終着点はどこにするべきなのかを確定していきたいです。

パソコンのことをコンピュータとかパソコンとか様々な呼び方を使って親しんでいますが、正常に動く理由がよくわからないけど動いているからヨシ!としても、それ以上の手を加えないでとぬるま湯の目線で見逃してきたことを解り易く説明ができる人になっているでしょうか。
お話を聞く人はそれなりに知識を集めて経験値を用いて築いた技術をお金に換えてご飯を食べられるようになったりしますが、助けてほしいお話を切り出したい人達には自分がどのように説明をすると理解してもらえるのかが分かりません。

こんなこともわからんのかとキレる人はまずこの文章があることも知らずにインターネットの掲示板で文句を言ってるかもしれません。

最初に何が起きているのかをわかる範囲で全部話してもらいましょう。
それから必要な知識を集めて、
本来として正しいと考えられる手順を用いて一つずつの手順を正常に終了できる成功する体験を積んで頂いてできない人をできる人に変換できることを併せて狙います。

では自分で作るパソコンの話から始めます。
この五年間で何が変わったのか
5年前。
自作で創るパソコンはお家で街中にある映画館の様な音響効果とBlu-ray diskのレンタルソフトをゆたかに再生できる環境をお安く構築できる目的がありました。

ゲーム目的ではGPU用に用意する高速RAMが1Gbyteの大台に乗った頃でそれでももう一台か二台は新しいパソコンが買えてしまうのではないか?と思わせる高額商品であることは昔も今も変わらないPCパーツです。

Intelに対抗するためにAMDはAシリーズといわれるCPUの中にGPUを搭載したAPUを用意していました。
IntelがCPUだけでちょっとお安い既製品のデスクトップ型ノートパソコンよりも高いお値段が付く処をAMDはAPUに加えてメモリを買ったらIntelとほぼ一緒のお値段に合わせてきました。

自作のパソコンは予算次第で何でもできるんだぞと希望が溢れていた時代なのかもしれません。
AMDのAPUをIntelと比較すると性能評価でIntelに劣るよと言われていたのでIntelの優勢は変わらず、AMDは世代を少しずつ変えながらIntelよりちょっと安くて堅実に動けるパソコンを作れる製造者であり続けました。

超えられない世代の壁
一つの技術はその前に存在していた技術をできるだけ早く陳腐化させることを目的として産まれます。
パソコンを作って売る人たちにとっての関心は作ったものがどれだけの速さでいくら売れることですが、使う人は買った後で何年使い続けられるかに関心があります。

だいたいで5年を目安にお取り換えしていくとちょうどいい感じになるので2019年で買えるIntelの第9世代とAMDのRyzen第2世代から以降に買い替えることになります。

性能を比較すると処理能力は三倍になり、画面の大きさは四倍になります。
自分でやりたいことが変わっていなければパソコンを買い替えようかなと相談を受けるなら今のままでもいいんじゃないと押し留めるか、10万円を使って新しくお迎えをしましょうと提案をします。

実際の利用体験で不満を覚える点とは
そのまま処理能力の差異ではなくて、見かけ上で自分が何かしたくてもパソコンからの反応が鈍くなって何もさせてもらえない時間が増えていることです。
5年前と比較するときに目安としたいのはMicrosoft Officeが支障なく動作していることです。
5年前の水準で十分に動いていた人なら、Excelを主体としてofficeを操る腕前が向上した分だけ最低限に必要とする処理能力が向上しているはずです。
パソコンを取り巻く装置の中で一番遅いのは人間そのものの思考なのでダウンロードをするとCPUの負荷が大きすぎて何もできないと嘆くならもう一台のパソコンにダウンロードを押し付けておいて作業を停滞させない方向もありますし、新しいパソコンを買うほどの食欲を見いだせないなら中古のノートパソコンを買ってきて画面の数を増やしてみてもいいんじゃないとあなたの抱えている悩みは容易く解決できるよと手を変え品を変えてでも今の状況を改善したい意欲を削がないように面倒を見てあげたいです。

どうしても動かなくなってしまったなら潔く諦めて新しいパソコンをお迎えしようとなりますが、今まで頑張って来てくれたパソコンを素早く捨てるのも忍びないです。
綺麗にWindowsのクリーンインストールをしましょうと提案したうえで、Windowsのライセンスについてパソコンの本体が死んでしまうまではずっとWindowsの更新ができるよと説明をしてあげたいと思います。
お休みの間でも通信販売や店頭でもPCパーツを買える時代です。さりげなくメモリを増設して何もしていないのに少し早くなった気がすると喜んでもらえたら幸いです。
でもお金はそっと出してあげないといけませんね((;'∀')

処理能力には困ってないけど..
液晶画面を換えたいなと呟いていると思います。
30インチくらいでもいいよねと思い浮かべているのなら5年前の最新鋭?というべき27インチ前後で2560x1440pixelの画面がいいよと囁けます。

公共放送が4Kに対応したからと思い浮かべているのなら4万円で4K対応の液晶画面を買えるよ。更に複数の入力を受け入れられるから自宅ケーブルテレビのチューナーから映像信号をHDMIコネクタから貰えるよと提案できます。

対応するために描画を担当するGPUを交換または増設となります。
最低限必要となるのはGeForce1030です。
激しくお仕事をする部品程発熱量が多くなるため空冷ファンが必要ですがGeForce1030では空冷ファンが無くて放熱板だけで冷却できるのに4Kの画面を表示できるGPUがあります。
普通に動作する速さで描画をしてほしい希望があるならもう一つ上に当たるGeForce1050以上を選びますが、予算との相談の上で購入したいところです。
帰省時に全てのお悩みを完結したいならお買い物一覧を作成した上で素早く手配から品物の回収までを迅速に対応しなくてはなりません。

今あるパソコンから流用できるものとは
専門のお店を経由して購入したパソコンは専用の設計になっていて後から手を加えることが難しくなっていたりします。
一応蓋を開けたとしてもメモリとハードディスクを交換することしか想定していないので、中身を全て外に出してから何を入れられるのかについてマザーボードの大きさから考えます。
お店から買うパソコンはお値段をお安くするためにCPUをマザーボードに直接組み付けている場合があります。(CPU onboard)
この場合には問答無用で全部お取り換えですと宣言してお買い上げをお勧めしましょう。

マザーボードの大きさ
一番大きいのはATXでちょっと小さいとminiATXで手のひらよりも一回り大きいサイズにするとITXですよ。で正しいです。マザーボード(主基板の大きさを説明したいだけなのでより細かい説明は必要がないと判断しています。)

ハードディスク
流用したいハードディスクをDドライブとして接続してファイル履歴とWindowsのシステムイメージを保管する場所として指定します。
この時にハードディスクのフォーマットをMBRからGUIDに改めます。
ハードディスクの中身を区画整理してくれる形式がMBRからGUIDに変わりますと説明をしたいところです。
GUIDは何でしょうかと問われたらハードディスクでデータを収納する区画整理の方法で世代交代が起きたので現在では銀河系のように感じるほどの広い領域を管理できるGUIDに乗り換えたいですと説明をします。
新しいハードディスクは1TBで4000円台、MBRで利用できる上限となる2TBでも7000円台と廉価になりました。
ハードディスクの容量に悩んだりWindowsのファイル履歴とシステムのバックアップを保管しておく別のドライブを用意する余裕があります。
ハードディスクが単体で稼働できなくなる時にはハードディスクが一個単位で丸ごと使えなくなる事象が多すぎるので、大切な情報を収納するハードディスクは物理的に別の箱に入っているハードディスクにしたいですと説明をします。

今あるパソコンから流用できないものとは
Windowsのライセンス
お店で組み上げてもらえるパソコンはマザーボードに関連付けして定価よりも少しお安くなるお値段でWindowsのライセンスを購入していることになります。

自作するパソコンでは何かの部品と抱き合わせて購入するライセンスが普及しています。これをDSP版と呼んでいます。
もう少しお値段を高くお支払いすると部品と抱き合わせて購入しないリテール版と呼んでいます。

Windowsのシステムはある程度以上の作り替えを行うとこのパソコンは新規作成されたパソコンと同等で今までお使いに成られていたライセンスは無効としますと判定されます。
とりあえずWindowsのインストールを完了させてくれますがそのままではライセンスが入っていないので無免許操業ではよろしくない。
いや正しいライセンスを所持していますよと主張したくてもライセンスを持っているかを確認するウィザード(一括で問い合わせができるプログラム)に諮るとダメですとライセンスの承認を拒否されてしまいます。

なので予算が許す限りは構成を何度壊しても抱き合わせて購入した部品やマザーボードの交換にも影響を受けないリテール版の導入をお勧めしましょう。

メモリ、マザーボード、CPU
5年前と現在では流通している規格が全く別のものです。
継続して利用しないのであれば今回の作業でお別れとなります。
長い間頑張ってくれてありがとう。

廃棄する部品はどうするの?
概略はこちらに説明があります。( http://www.pc3r.jp/home/ )
改修した部品を検査したうえで再流通させることを目指す業者さんなら部品だけの回収を渋ります。
そのまま資源回収を目的としている業者さんと連携している家電量販店さんを選んで小型家電回収法に基づく回収ボックスへの投函で完了です。

冷却ファン
自作された方ならパソコンに使っていた冷却ファンをそのまま流用できます。
お店で組み上げるパソコンには最初から冷却ファンが存在しないかもしれません。

最後に残るのは電源装置
お店で組み上げられたパソコンに付いてくる電源装置を新しく組み上げる自作できるパソコンに採用することはできません。
新しいCPU、そして描画を担当するGPU、併せて数台のハードディスクドライブとメモリを存分に稼働させるためには500W以上の出力を求められています。
更に冷蔵庫の事情と同じく製造日が新しく、厳格化された仕様に基づいて生産された電源装置のほうが後々のおさいふに優しい省電力だからです。

突然画面が真っ黒になってしまって動かなくなったの(´;ω;`)ウゥゥ
何を疑うべきか
自作を志す人たちが知ったかぶりをせずに必ず買う本にはどのようにして動かないを解決して稼働させるかについての出口探索を行うあみだくじ?を読んで解決を目指します。
まず電源は通っていますか?
CD/DVD/Blu-Rayドライブのアクセスランプは点灯しますか?
有線で接続できる鍵盤の表示灯(Num LoCK)が点灯していますか?
電源ボタンを押してから鍵盤のF7/F11/Deleteボタン(のいずれか)を継続的(Contunious)に押し続けてBIOSの設定画面が出てきてくれますか?
映像出力の接続端子をHDMI → DVI-D → VGAと抜き差しをしてみてます。
映像出力の接続端子(コネクタ)から画面の出力が完了していますか?
ハードディスクは回転していますか?

Windowsがどのような形式でもいいので起動ができますか?
青い画面を表示して起動した場合はWindowsのシステムとして余命がほぼなくなってきています。更に起動に失敗するなどでWindowsが正常に起動してくれる履歴を残せなくなると個人で作成したデータにできる限りの影響を与えないようにWindowsのシステムをクリーンインストールしようと試行します。
ハードディスクの健康状態を損ねているだけなら新しいハードディスクに差し替えて予め用意されている起動ディスクとWindowsのシステムイメージバックアップからWindowsのシステムを綺麗に入れ直してから外付けのハードディスクとしてWindowsに接続して救出ができなかったデータの複製と回復を狙います。

尽くせる手が無くなった
(゜-゜)そろそろ詰んでしまう...何をしようか手は尽くした。バックアップは取れてる?

(´;ω;`)取ってないよ

(゜-゜)キレイさっぱり初期化するしかないか

(´;ω;`)作ってきたデータはどうしよう

(゜-゜)裏ブタを開けてハードディスクをなんとか取り出して取り換えよう

(´・ω`・)エッ? そんなことできるの?助けて..

ガサゴソ
さて初期化するか...Windowsのシステムディスクは保管してあるよね?出して。

(´;ω;`)ブワッ Windowsのシステムディスクが見つからないの。

(゜-゜) ((´・ω`・)エッ? Ω\ζ°)チーン。

「続く」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?