アニメ界の前衛芸術家! 尾石達也さんの演出について


みなさん、化物語は見たことありますか?
超人気アニメですよね!

EDの、君の知らない物語はカラオケの定番にもなってます。

ところで、化物語を見たことがある人は、下の画像を見てピンとくるかと思います。

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⬆そう、このカット。本編中に何度も入りますよね!それも一瞬だけ。

この、途中に文字だけのカットを入れる独特な演出を発明したのが、アニメ演出家の尾石達也さんなんです。

シャフトといえば、新房昭之監督が有名ですし、彼の演出家としての才能も凄まじいですが、個人的には、尾石達也さんの演出を推したい!!

というのも、彼の作るアニメOPの映像は芸術のレベルに達してると思うんです!

とりあえず彼が絵コンテを書いたOPをご覧になってください!


⬆これは2005年に放送されていた、ぱにぽにだっしゅのOPです。約15年前でこのクオリティ…

今でこそ、カラフルでスタイリッシュなOPはたくさんありますが、それらのパイオニアが尾石達也さんなんです。

彼いわく、ロシア・アヴァンギャルドの影響を受けているらしいです。見事にアニメーションに落とし込めていますね。

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⬆これがロシア・アヴァンギャルドです。平面的な構図で、タイポグラフィと実写が盛り込まれてる。まさにシャフト演出ですねw

尾石達也さんは、タイポグラフィと実写を使用してシュールな画を作るのがとにかく上手いです。

ちなみに、僕が初めて見たときに衝撃を受けたのが、さよなら絶望先生のOP1です。





………お見せしたかったんですが、YouTube上にありませんでした…😂

カラフルなぱにぽにだっしゅのOPとは打って変わって、さよなら絶望先生のOPは、ミニマリズム炸裂の引き算の美学といった感じです。

さよなら絶望先生のOP1より、洗練されたアニメOPはないと思います。

久しぶりのブログはこの記事で幕を閉じたいと思います!