登場人物:その他大勢として。

坂田さん、
32歳のお誕生日おめでとうございます㊗️

坂田さんに出会ってから、

私にとって12/5という日は間違いなく
1年で1番大切で思い入れのある日になりました。


浦島坂田船の末っ子で誕生日も1番遅い坂田さん。

この1年間3人のお誕生日を迎える度に何をしよう、どんなお祝いをしよう、どんな言葉を綴ろう、
何ヶ月も前からソワソワしていました。

そんな時間でさえ楽しくて嬉しくて、
私は幸せ者だなって思います。



愛嬌とは自分より強い者を倒す柔らかい武器である

夏目漱石/虞美人草

坂田さんの誰からも愛される暖かい空気が好きだ。

第一印象は純粋で快活で太陽のように底抜けに明るい優しい人。きっとそれも間違いではないけれど、時折、不意に見える素の貴方を知る時があります。

実は人見知りで壁を作りがちなところとか、意外とリアリストでひねくれた考え方をするし、ちょっぴり短気。イライラするといつもは柔らかい兵庫訛りがキツい関西弁に変わって、たまにリップ音みたいなちっちゃーい舌打ちをする。
私はあまり見たことがないけれど、熱くなると目上の人にも関係なく、つい口調がキツくなってしまうらしい

適当で、鈍感で、無頓着。あと飽き性。

だけど変なところセンチメンタルで、すぐに眠れなくなる心配性。その上嫉妬しいで、少し体が弱くて、でも意外とアウトドアが好きで、武道派。


『ギャップ』と言うには少し人間らしすぎるそれは坂田さんにとってはもしかしたら知られたくない一面なのかもしれないけれど、計算では無い貴方の素の部分がとても愛おしい。

貴方は決してマメな性格では無いし、器用、という訳では無い。でも何事も一生懸命で誰よりも自分に厳しくて、根性と言う言葉が似合う責任感の強いひとだ。

不完全で、未熟かもしれないけれど、
それがとても愛おしくて、もっと深く知りたくて、大切に守ってあげたくて。
周りには不思議といつも人の絶えない人気者。

気づいたら私もいつの間にか
貴方を愛す世界の1部になっていました。


坂田さんは、生まれた時から、こんなに沢山の人に愛される人生がもう決まっていたのかな。

「君は生を授かったその日から」
「運命と僕に見初められた紛れもないシンデレラ」

会場中の視線を独り占めしておいて
「どっちが」
なんて思ってしまう

それはきっと貴方のことだよ

このままずっと変わらずにいようって

坂田さんと出会って初めて、
今年は季節の変わり目が好きになりました。

理由はきっと2つ、

今年はお別れを寂しがる暇もないくらい一年中坂田さんが一緒にいてくれたことと

坂田さんが一緒にお洋服を選ばせてくれるようになったこと。

届いたお洋服は広げてファッションショーをしてくれるところ、「なんか失敗したかも…」って毎回保険をかけるのに褒めたら「お前ら何でも褒めるじゃん」なんて雑な照れ隠しをする。

その癖褒められた服は私たちに会える日に結局着てくれるところはズルいなぁと思う。

数年前まで全身ダボダボで真っ黒で忍者みたいだったのに、今では立派に「インナー白の方が似合ってたなぁ〜」とか「このタンクトップの形が良くなかったなぁ〜」とかいうのも、ごめんね、すごく可愛くて。

私たちが「お揃いにしていい?」と聞くと少し悩んで「それよりも、グッズとか沢山買ってほしい…」って弱々しい声でお願いしてくる、
そんな正直で珍しい坂田さんの我儘も大好きなんだから大概だよなぁって、自分自身に呆れたりして。

それでも、なんでも一緒が良い私たちの為に
今年はたくさんの「一緒」を過ごしてくれた、
そんな1年でした。

連日、夜遅い移動で疲れ切っているのに、ライブが終わったあとも遠征先のホテルで無理やり配信を取ってくれるところ。15分ほどほにゃほにゃと眠たげに話して「なんか久しぶりだね。」「最近忙しくて喋れてないからね」なんて、
沢山のファンに囲まれてきた後でも画面の目の前のひとりを大切にしてくれる。

誰よりも歌うことが大好きなのに
今年の夏、Shoutërの一番気持ちいいところでいつも
「一緒に歌おう」なんて私たちにマイクを向けてくれたのは坂田さんだった。

時折客席を見つめながらコロコロ変わる貴方の表情も大好き。自分のファンサで飛び跳ねて喜ぶ姿を見て満足そうににんまり笑う、感動してつい涙が溢れると自分の事のように眉を下げて困ったような顔をする。

坂田さんが笑うと、みんなも釣られて笑い出すし、
坂田さんのコロコロと鈴が転がるような華やかな笑い声が釣られたメンバーの誰かと重なる、まるで魔法みたいにみたいに周りを巻き込んでいく坂田さんの笑顔が多分私のいちばん好きなところで、自慢で、幸せの象徴だ。



たぶん君の全ては僕のためにあった

さて、坂田さんにとって31歳の1年はどうでしたか?

(きっと、これを載せる頃にはもう配信で答え合わせは済んでいるだろうけど)

今年は活動の節目という事もあって、
とにかく忙しなく、良い事も沢山あったけれど
その反動というべきか貴方に降り掛かる受難も
いつもよりも大きかった気がします。

私が思い出す31歳の坂田さんは酷く泣き虫で、
涙の効果音にぴよぴよが似合うのは小さい頃から変わらないようで愛おしかったけれど、
言葉に詰まって、声が震えて、大きな黒目が揺れながらぐぅっと我慢するように唇を噛んで耐える姿はとても印象的でした。

私たちの前ではいつも笑顔で、頼もしくて、
軽やかで、どんな大きな会場もその圧倒的な存在感で怖いものなしのように見える坂田さん。

そんな坂田さんがあんなに小さく見えたのは
今年の夏が初めてで

少なくとも私宛ではない震えた謝罪を繰り返す小さな姿に思わず目を塞ぎたくなったけれど、
貴方を見つめるみんなの目がとても優しかったから
これで貴方の気が済むならそれでいいなと思ったりしました。


ただひとつ我儘を言うのなら
優しさを、幸せになる事を怖がらないで欲しい。

「こんなに幸せで良いのかな」
「終わりがこわくなっちゃうね」

努力家で自分に厳しくて、自分は周りに恵まれた人間だと信じて疑わない坂田さん。
私からしたら、そんないつか来る終わりのことなんて考えずただ貴方の気の済むまで甘ったるくて穏やかな幸せに包まれていて欲しい。

そうお酒の入った席で吐き出して、
友達には「過保護だなぁ」なんて笑われたけど、

それでもいい、これから先は
坂田さんの涙は嬉しい時だけ見せてほしい。


だからこそ、今も変わらず私たちの目の前に立ち続けてくれている坂田さんに、

今年は…今年も!

おめでとうより沢山のありがとうを伝えたいです。


数ある未来の中から歌い手と言う職業を選んでくれてありがとう。

今流行りのボーカロイド、少しだけアレンジの効いた弾き語りのJPOP、思わず体の揺れるロックなナンバー、自分の呼吸すら耳障りになるような聞き惚れるバラード、気づいたら一緒に踊れるようになってしまったバラエティに富んだオリジナルソング。

どんな曲も幸せそうに歌う貴方の色々な顔を知る度にいつも、違う未来の貴方を想像してしまう。

何者にもなれたんだ、きっと。
貴方は特別な人だから

例えば歌を歌っていなくても
その声で、笑顔で、言葉で、ここではないどこでだって、誰とだって、幸せになれたはずだ


だけど、来場者数約5000人、40分間の小さな画面の中から聴こえる貴方の幸せだという言葉を
今は何よりも私が信じていたいから。

誰よりも私が、
今の坂田さんに1番幸せだと思っていて欲しい。


この世界は坂田さんにとっては少しだけずる賢くて何度も貴方を傷つけようとしてくるかもしれないし

私は恐らくずっと、坂田さんの長くて幸せな人生になんの影響もないただ1人のファンだけれど

だけど今日以上に明日の貴方が幸せであるように、心から願っています。


坂田さん、お誕生日本当におめでとうございます。

もう二度と過ごすことの出来ない今日を一緒に過ごせることが本当に嬉しいです。

貴方に似て口だけは達者なので
これからも貴方が飽きるまで、ずっとこのままの関係で貴方に沢山の好きを伝えさせて下さい。

2023.12.05 きみへ

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