創作占いレポ(水煮さんとわたしの話)
水煮さんの創作占いを初めて受けました!面白かったのでレポします。水煮さんからお話いただいたことを元に書いていますが、編集もさせていただいているので一言一句そのままというわけではないです。でもめちゃくちゃおもしろかったので、雰囲気が伝わりますように〜!
水煮さんについてはこちらをご覧ください!
占ってもらうまでの経緯
水煮さんの創作占いを見つけたのは今年の9月ごろのことだった。Xで流れてきたのを見かけたんだと思う。私は占いが割と好きで、自分の書いたものに目を通していただけた上で占っていただけるとのこと、そんなの二次創作やりまくってる今しかできないことじゃん!!??と軽い気持ちで抽選に応募する。他の方の体験レポも読ませていただいて、水煮さんから見て私の書いたものはどんな風に表現されるんだろう……とわくわく。
(2024年11月現在)水煮さんに占っていただくには月2回の抽選の枠と、時価の枠がある。他の方のレポを読むと大人気のようなので、そんなに簡単にすぐ当たるわけもなく申し込んで落選して、また申し込んでと気長に待つことにしていた。そしたらなんと11月上旬の枠で見ていただけることになった!!ラッキー!!
事前準備
事前に生年月日や出生地、生まれた時間、予め目を通していただきたい作品、質問内容をお送りする。
生まれた時間、分からなかったら親に聞かなきゃだけど理由聞かれても答えられないな……と若干焦っていたけれど、自分の母子手帳を自分で持っていたので事なきを得る。
事前に見てもらいたい作品は今まで書いた話の中で1番気に入っていたものをお送りした。文章だと五万字ほどが目安とのことで、そんなに読んでもらえるの!!??と驚きつつ、参考のため個人サイトのURLをお送りする。作品がまとまってる場があると、こういうときに便利なんだなと痛感する。
質問内容は他の方のレポを読みながら拝借した。ドキドキしすぎてもはや何を聞いたらいいのか分からなくなっていたので……。
鑑定当日と水煮さんとの空気感
水煮さんの鑑定はDiscordを使って受けた。(はじめてのDiscordでどきどきした)水煮さんとやり取りする1時間は、私の星回りや書いたものに包まれてふたりでぷかぷか浮かぶような、はたまた列車か何かに乗りながらそれを眺めていくような時間だった。たぶんそれは水煮さんが言葉を選びながら話してくれていて、ある程度の方向性は決まっていたけど、そこに至るまでの道のりまでは決まってないというか、話をしてきながら探していくというか。大きな森の中をあっちかな〜こっちかな〜って探検していくような。
とにかく1時間めいっぱいいろんな話をしてくださって(メモを取りながら聞いていたけどメモが追いつかないくらい)自分でも感じていたこと/感じていなかったことの話がたくさん聞けてめっちゃおもしろかった〜〜!
鑑定内容
1時間の中で聞かせていただいた主なお話を簡単に分けると、以下の3つだ。
①自己表現のテーマや創作活動の方向性
②作風について
③私からの質問内容
1時間の鑑定を通して、私の創作のキーワードになるのが「価値」「解体と再構築」「構成力」なのかなあ、と感じたけど、どれも私の頭の中からは全然出てこない言葉なのですごく面白かった。
①自己表現のテーマや創作活動の方向性
→「自分にとっての美しさ・価値のあるものをあらゆる方法で表現していく」
まず水煮さんが話がとっ散らからないようにとこれを提示してくださったのだけど、分かる〜〜〜めっちゃ分かる〜〜〜自分がいいと思ったものを書きたいので分かる………と開始3分くらいでめちゃくちゃ頷いた。
→「なんでもやっていくというマルチタイプではなく、手段はその時々で選ぶけれど、汎用性の高いものを選んで組み合わせていく」
「自分のために枠を壊して再構築する、思いっきりのある星回り」
思いっきりのある星回りもめちゃくちゃ分かるし、ここから1時間、水煮さんから解体/再構築というワードが幾度となく出てくる。
②作風
→「自分にとっての満足感を1番にベースにしてる」大正解、その通りすぎる〜〜〜!!!!話をインターネットにあげるかどうかは自分が満足しているかどうかが全てなので……。
→「要素では知ってるけれどその使い方は目新しい。とっつきやすいストーリー、構成要素、シチュエーションなのに何百回も見た!みたいな使い方はされてなくて毎回新鮮」
「レゴとかいろんな解釈ができるパズルみたいな。人と同じ追随はしない。解体と再構築が得意な星回り」
「キーワードは価値。書くことに何かしらの価値を感じていて、価値が提示されていないから書く。自分にとっても人にとっても価値があるものを書こうとする」
「独自の切り口があるけど、他人に面白がられるためにやってるというより、本当に自分が面白いと思って書いてる」
こんなに褒めてもらえていいの〜〜〜!!??原作の合間に書かれてない隙間の、ありそうでない話をやろうとするのまさに解体と再構築〜〜〜!!!!絶対こんな二人いるよね!!??とか、私はこの二人はこういう一面があると思います……っていうのを提示したくて書いている……あと上手な絵描きさんや字書きさんがたくさんいてそれを読ませていただいてる中で、自分の書きたいものはなんだろうって考えた時に、まだ誰も書いてないかもしれない日常の隙間の話をやりたいし、些細なやり取りを残しておきたくて、そこにすごく自分が価値を感じてるんだなあ……としみじみした。
「星回りとしては甘くないので、甘さがないわけではないけれど、それを売りにはしない」
「食べ物で例えるとケーキよりオムライスとか天津飯とか。オムライスだと中のご飯はチキンライスでもガーリックライスでもよくて、食材はその時のケースバイケースだけど、基本の型はある」
「美味しいものを食べたいが故に変わった調理法になるだけで、変わった調理法をやりたいわけではない」
→この辺りから食べ物に例えた話が続いたんだけど、今オムライス思いついたの、オムライス作る動画を見てたからかもしれないって仰ってた水煮さんがすごくチャーミングでした。甘さを売りにしないのもすごく分かる、結果甘くなることはあっても甘さ重視で書くことはあんまりない……!
③質問
・どんな作風が合ってますか?
「爽やかめ。でも一言では表せず複雑。ご飯と上に乗ってるものとあんかけの三種構造」
→この話になるまでに出てきた食べ物がオムライス、天津飯、チャーハン、調理法としてはベースブレッドにコンビニのサラダのせて食べたり、フライドチキンにメープルシロップかけるくらいの自由があってもいいよねとかとにかくアレンジができるものばかりだったから、あんまりこういう風に読んでほしいとかこうでなければみたいなのはないのかもしれない。
・SNSとの付き合い方
「ゆるく人と繋がりたい。新しい情報が入ってこないのも息苦しい」
→いやほんとその通りすぎる〜〜〜〜Xのほうも覗いてくださったみたいなんだけど私のことを「のびのびしたオタク」って表現してたの笑いました。Xで遊んでくださっているみなさんのおかげです、ありがとうございます……!
・表現する上での武器
「構成力」
「物語のデザイン能力がある。物語の情報をどのタイミングで開示するか、何を開示しないかが分かる」
→これ1番びっくりした〜〜!!!!私はプロットも立てられないし決めたところで書いてる間に全部話が変わっていくから、最初か最後だけを決めてあとは心の赴くままにしか書いてないので、構成もクソもないなと自分のことを思っていたので本当にびっくりした。ここの話に至る間も、
「短い話でも必ずオチがついてる」
「140字SS書いてもがっつりストーリー入れてくるタイプ」
「必要最低限これが書かれてればいいやを認識する力が強い」
「物語が完成するリズムが分かる」
「流れで捉えたほうが自然に仕上がる。スケッチいっぱいした人が自然な絵が描けるみたいな」
という話が出ていて、確かに話が書き上がるかどうかは全部リズム次第なので(このレポも昨日書いた時は全く書きあがるのリズムが来なかったので書くのをやめた)、構成もクソもねえ〜〜〜と思ってたけど、このままでいいんだなあと思った。
「執筆中は手元しか見てないけど、すぐに俯瞰に切り替えられて、鮮やか」
「ワンドロでも30分経ったら開示した情報と全体を見られる」
→ワンライ、書く時は最初と最後がだいたい決まってて、30分くらいで一旦全体を見てまた残りの30分で埋めていくみたいな感じで書いてるので、書いてるとこ見られてるのか!!??と思った。逆に何も決まってないときは参加していない……。敢えてノープランで参加するのもありだな〜と思った。
「甘くてしっとりした話が好きなのに、こういう話も好きかも〜って相手の頭をぐるぐるさせる。相手の価値観を「こういう切り口や調理法もありでしょ?みたいな。理由があってちゃんとやったら変わった調理法になるだけこういう組み合わせもある!けど嫌な見せつけ方ではないし、自然体とは違う嫌みのなさが武器」
「それがコミュニケーションにも出る。魚座は洗脳。みんなの思想を染め替えてみんなで同じ夢を見る。悪意はないし、よかれと思ってやってる。これもおもしろいから私の話聞いてくれよ〜みたいな」
「相手の価値観をぶち壊しつつ楽しさに繋げる。相手も尊重している。ラインの見極めが上手い」
「プレゼンが得意」
→この辺りから以前フォロワーさんとスペースで話していたときのことを思い出した。スペースをやっていたら、アクセを買わせていただいた別のフォロワーさんが聞きにきてくれて、すごく使いやすくて買ってよかった〜〜!の気持ちを直接お伝えしたすぎて(しかも肉声で話しかける(???)のが初めてだったので嬉しくてつい)その場でアクセの話をしたら、スペースで話していたフォロワーさんが後日そのアクセを買っていたことがあって、これやん〜〜!!!となった。
そしてあっという間に1時間が終了。ありがとうございました〜〜!
感想
自分で感じてることってほんとに自分の世界で見て感じただけのことで、他の人から見たら全然違うんだな〜って思った。
自分の「これや!!!」っていう閃きが来たら書くようにしてるけど、オリジナリティがあるかと言われたら分からないし、書いてるときはいつもこれおもしろいんか????っていう気持ちになる。だけどとにかく自分の言葉で書きたいから誰にも面白がられなかったら寂しいけどとにかく書いてるっていうのが強くて、そこが書くことに何かしらの価値を持っているに繋がるのかなあと思う。じゃあ何を書くのかって話だけど、私はやっぱり創作で原作には書いてないけどこんなこともあったんじゃない!?みたいな、取るに足らない些細な日常を書いていきたいし、大切にしたいんだな〜と再確認した。
メモはこれの倍あって、ここに書ききれないくらいのお話をしてくださって本当におもしろかった〜!また何年か経ってから鑑定お願いしても面白いかなあと思いました。本当にありがとうございました!
おまけ
レポにうまく入れられなかったけど水煮さんの名言だと思った言葉たち
「コラボ商品で使えるもの出してきやがった!!!!」
「ライフハック感がある。サラリーマン男性が効率よく健康になろうとする感じ。星回り的に。エンジニア系のサラリーマンのライフハックみたいな。確かに歯ごたえと満足感が担保されている」
原作で開示された些細な情報を使って話を膨らませて、「これは原作の情報なので公式ですよ皆さん!!!」って言いたいときがあるのでそれかなと思った。
「夢小説だけど甘くないけど完全栄養食。足りない栄養分を自分で引っ張ってきて過不足なくできる。物語を栄養のあるものにしたい。意味や価値のあるものにしたい ここが特殊。建物っぽいイメージ。合理性が強い。甘くまどろむようなイメージはない」
なんかこの切り貼りしてる感じが解体からの再構築なんだろうな〜〜でもほんとに原作からの情報でずっとぺたぺた切り貼りして膨らませてを繰り返してるので間違ってはいない。