登山者は足をぐるぐる回した方が良い? 今日の足のまなび

登山者は、登山中に足をぐるぐる回すと疲れにくい!?
の可能性について考えてみました。

研究に向けて足×スポーツ科学の勉強中。
まずは、思考の整理。学んだことと、発見を書いていく。


前半:まなび
後半:登山における考察



今日の足のまなび


足の仕組み
・足のアライメントを自分で描いてみた
・骨って骨って感じ。
・どの骨がどこにあって、どう動くのか頭の中でシュミレートしてみた。
・思っていた以上に踵骨は後方に突出していた。(全額面)
・踵骨の上の骨って、なんだっけ?なんか面白い形してるな、、、


距骨についての新しい知識を得たこと
・距骨は滑車のような働きをする
・距骨は筋肉を介さずに周囲の骨とくっついている
・踵の傾き、前後の動きは距骨によるものか!
立位時は骨盤の傾斜に影響を受けるている。
・距骨日本協会と距骨ケア



・距骨日本協会と距骨ケア
世界で最初に距骨の傾きを5つに分類したことで、日本距骨調整協会を発足したらしい。
(一般社団法人 日本距骨調整協会ホームページ https://kyokotsu.jp/

距骨は周囲さまざまな靭帯に支えられているので、靭帯が緩んでしまったら、影響を受けやすい。

内半捻挫で前距腓靭帯損傷の繰り返し⇨前距腓靭帯が緩くなる⇨距骨が内側へ傾きやすい⇨歩行時の重心が内側に寄りやすくなる⇨扁平足や外反母趾になる可能性が高まる。

ってことか。

ちなみに、この協会が提唱しているのは、足首を大きく回すことで距骨が本来の場所にセットされる。とのこと。



登山における考察


これを考えると、、、、
どんな山にも存在する急登な登山道。汗を垂らしながら、膝に手を乗せ、ぜえぜえ、目一杯踏み込む。
踏み込んだ前足に上体重心を前方に運び、後方となった足で急坂を蹴る。常に前傾姿勢だ。この時、距骨も前傾となるのは、踏み込む時と、蹴り出しの時の2回。
距骨が前傾することで、踵骨や他の骨同士がロッキングすることになり、前足部へ体重を移すことができる。


長い登り坂が続くのであれば、連続して前傾するので、
①普段より前方に出てしまう可能性あり?⇨前方突出により、アライメントが崩れ、周辺筋肉に影響。足首を頭方向に曲げる背屈がしづらくなる。とか
②前傾位により、前足部への荷重中心。ハムストリングスなど身体後方に付いている筋肉の緊張が強くなる。とか。


前傾姿勢って、下りでも。というか、ザック背負っていたら、どんな道であろうと必然的に前傾姿勢になるんじゃないか。
ということは、登山者は常に距骨をはじめとして足関節に負荷をかけているので、距骨が前方へのズレが生じやすい状況になっている可能性がある。


では、距骨の前方ズレを防ぐにはどうすればよいか。

距骨協会さんの治療法に倣うと、
登山者やヒールを履くことが多い人は、休憩中に帰宅して靴を脱ぐときに、足首をぐるぐる回して、距骨の位置をリセットすることができれば、慢性的な前方ズレは防げるのかもしれない。

登山中に何重もの紐を解き、汗ばんだ靴下を脱ぐ所作はめんどうだ。
ただ、一度でも靴を脱ぐと靴や靴下の中の湿度を下げることができて、靴擦れの発症確率を下げることができる。
あとは、足の指を掴んでぐるぐる回すだけ。
距骨のズレ予防と靴擦れ対策にもアリかも!




靴の中の、距骨や足の動きってどうなっているんだろう。靴メーカーはどこまで足について知っているのだろう。
今回は距骨に注目して考えてみた。


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