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今年出演したDJイベント振り返り

DRAGON STREAM(1月24日)

滝竜三さんの新作ライブステージ「ミュジカリュクス」の初お披露目にDJとして呼んでいただきました。滝さんがロボットアニメが好きということでステージが巨大ロボットの如く変形しまくる。ドローンが飛び出しビーム状のホログラムから映像が出力されるなど鬼才すぎるアイデアがこもっていて初めて見たときは面食らいました。滝さんから出されたテーマは熱血、宇宙感、サイバー感となり、迷わずドラムンベース主体でセットリストを組みました。

ということで初っ端なから「Kenji Kawai - Utai IV Reawakening (Steve Aoki Remix)」をかけてサイバーパンクな雰囲気を狙いました。続いてゴリゴリハードなドラムンベースを6トラックつないでグルーヴをだしつつ「Zomboy - Valley Of Violence」味変でダブステップ。今聞いてもカッコイイ!

最後はどうする?
クラブの箱というサイズをはるかに超えたスケール感のステージにふさわしいラストって何だろうと悩んだ末に選んだトラックは「Rag'n'Bone Man - All You Ever Wanted (Sub Focus Remix)」。演出の七種あきのさんが壮大な空中演出をしてくれたこともあってステージの良さを引き出せたのかなと。
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木の芽時にサクラ咲け(3月25日)

clusterで「小小的海底世界」を運営なさっている七種あきのさんが主催。あきのさんが作るワールドはファンタジックでありながらアットホームで落ち着けるのが特徴。そのあきのさんが造ったライブステージは桜満開のおしゃれな街のカフェ。春をテーマにということで、新しい生活の始まりや、人との出会いと別れを副題にセットを組みました。

セットの前半は「Fred V & Grafix - Major Happy」をはじめとした長調の明るい春のイメージに合うトラックを使用。中盤核心部では春といったら桜でしょう!ということで「Estiva - Blossom」をかけました。小春日和を感じるような穏やかなミッドテンポのプログレッシブトランスで、今回のテーマで真っ先に思い浮かんだトラックです。

後半は前半と対照的にマイナーに転調していき別れの副題へ。「スピッツ-ロビンソン」や「宇多田ヒカル - One Last Kiss」ここらへんは解説しなくても言わずもがなですね。それにしても、大切な人と出会った瞬間=喪失の予感という宇多田ヒカルの歌詞は天才すぎて唸るしかない。

最後は「Q;indivi - FINAL FANTASY VI "Aria" (RE:NDZ Mix)」あまりしんみりすぎるのもあれなんで最後は長調にキーを戻して次の出演者にバトンタッチしました。
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パリピ銭湯(6月26日)

cluster界の凄腕EJ・剛腕プロデューサー・オーガナイザー熊猫土竜さんが主宰。昨年夏に開かれた盆踊りイベントの縁で呼んでいただきました。「パリピで銭湯ってなんのこっちゃー?」という疑問と興味がわくタイトルで、みんなでお風呂に入って跳ねて踊って暴れる風景をイメージしながらセットに取り組みました。

パリピといったらお祭りでしょうということで序盤はインドやパキスタンのお祭りをルーツに持つバングラビートをかけました。「Mundian Tu Bach Ke | Panjabi MC 」インド映画でよくある画面いっぱいの人々が愉快に踊りだすあのイメージです。

中盤からはニッケお得意のドラムンベースで短調にキー転換しつつダースベイダーのテーマをかける遊び心も混ぜました。パリピ銭湯からの連想で海水浴やコーストラインといったテーマを挿入。「DJ Fresh - Submarines」サブマリン=潜水艦と熊猫土竜さんと仲の良いあきのさんの「小小的世界」のリスペクトもはいってます(こじつけすぎ)。

実はこのパリピ銭湯というのは火星で運営されていますので火星成分もいれなきゃなーと思い至り、終盤はドラムンベース好きで知らない人はいないと言っても過言ではない超アンセム「Metrik - Gravity」をかけました。いやー、海底から火星まで一気に浮上する大忙しなDJセットだったので終了後は汗だくでした(好きなトラックを並べただけともいう)
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The Dark Moon ep02(7月24日)

至日レイさんに呼んでいただいたイベントでワールドはRECOさんのステージを利用。RECOアバターを来て音楽を楽しもうというコンセプトのもと開催されたep01主催は湯源苑 まーにゃさんでした。

ep02主催のレイさんから頂いたイベントコンセプトは「ハード・ダーク・宇宙・夜景・月・RECO族」。つらつらテーマを鑑みるにドラムンベースでいける(またか)。

ダークということでさっそく「No Tomorrow」という題名のトラックからスタート(ドン引き)。さらに続けざまに「Shinigami(死神)」を混ぜ(ドン引き)。やりすぎか??

そこからドラムンベースの良曲が揃ってるFmキーのトラックをこれでもかとグツグツ煮込みます。中でも「MONSTA - Holdin' On (Skrillex & Nero Remix)」はドラムンベースというニッチなジャンルでありながらcluster DJの始祖DolphiiiinさんやVRchatでも活躍しトラックメイカーでもあるDJ DAIさんがかけてた思い出のあるトラックです。

中盤はFmキーから長調で気分転換してから終盤にマイナーに戻って落とし込み。そして、ラストに選んだトラックは「Mshayi & Mr Thela - DATA」。アフロハウスの大御所Black Coffeeがプッシュアップしてるトラックでダークで悲哀を感じるボーカロイド曲というのが癖になります。
ドラムンベースでつないでたグルーヴなどおかまいなしにアフロハウスで〆・・・。
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The Dark Moon ep04(11月25日)

RECOさん主催。シリーズとして続いているのはめでたいことですよね。そして、ep02に続いて呼んでいただいたことに感謝感激ということでドラムンベースだ!(またか)。

おおまかな流れは前回と一緒でマイナー➡メジャー➡マイナー。盛り上げて落としてからクライマックスへという意識でセットを考えました。ゴリゴリとハードに進行してからホッと一息ついたところで「EGOIST--好きと言われた日」をば。一番好きなEGOISTかもしれない。

その後はBPMも落としてドラムンベースをシャットアウトして核心部へ。ベタだけどずっと前からかけたかった「Zedd - Legend Of Zelda」。ラストは「flashygoodness - Luna Ascension」と「向井亜紀、菅野ようこ - 月の繭」でイベントタイトルの「月」を回収という構成でした。

今回のイベントは共演者である、こはださんや和製ジュラシック公園さんのようなフルトラッキングで踊りながらDJできる人や、DJスクールに通っていて技術とグルーヴ抜群なさば缶さんといったcluster新世代DJとも呼べる素晴らしいDJと共演できて最高でした。EJに熊猫土竜さんがサプライズで参戦してくれたのも楽しい思い出となりました。
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