華流ドラマ記録・紹介(最終更新R6/5/18)
全話鑑賞済み
琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす
鑑賞3作品目。ストーリーに引き込まれ全54話を1週間程度で身納めてしまう程夢中になった作品。さらに言えば夫も同席させて2周目鑑賞!
梅長蘇の一挙手一投足が伏線であり、それが見事に回収されていく様は快感の一言。
主人公の梅長蘇をはじめ皇帝や誉王、その配下達などを壮年〜老齢期の役者さんが演じ、演技も重厚である。お茶を飲む、視線を動かす、袖を揺らすなどの動作からも人物の思考や心情を感じ取れるカメラワークで、物語にどっぷりと浸かる事ができる。
余命を宣告されるほど病弱な梅長蘇、体格は比較的がっしりしているように見えるが配下に支えられながらよろよろと歩く様が本当に自然で、保護欲もそそられながら見守ってしまう。強い人が弱るシチュエーションが堪らなく好きなので後半の展開はボルテージが上がりっぱなしだった。
最終話の展開だけ納得のいかない部分もあるが、ストーリーの隙のなさ、キャラクターの魅力などどれも完璧だった
「後宮の諍い女」の男性版と評されるらしいが、個人的には女性同士の争いは陰湿というイメージが強く、なかなか食指が動かず比較はできていない…
琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~
琅琊榜の続編。
ストーリーは言わば琅琊榜にて「赤焔軍が何故あれほどまでに皇帝や夏江達に猜疑心を抱かれてしまったのか、そして彼らの結末を変えることはできるのか」を時代・形を変えて描いているように見え、主人公平旌が出した結論に心を揺さぶられた。
琅琊榜の組手中心のアクションが大好きだったので、琅琊榜弐ではアクション大幅増量されていたので見ていて楽しかった。が、反面ストーリー面では琅琊榜の面影はあまり感じらずに寂しい部分も。
ストーリーのまとまりはよく、テーマにもなっている家族の絆、忠義の在り方がしっかりと描かれ、スッキリとした後味。初めは自由奔放だった平旌が、責任ある立場を背負い成長していく様子も感慨深い。
策略での戦いが中心でほぼ主要キャラの死は描かれない琅琊榜に比べ、武での戦いが中止の琅琊榜弐では主要キャラの死が中盤に訪れる。
涙腺が弱い私はまんまとびーびーと泣かされるハメになるため、面白いけど2周目には覚悟が必要そう!
陳情令
中国ドラマ初鑑賞作品。ブロマンス作品。
主人公役を演じる肖戦がどの場面を切り取っても美しい!
現地での放送が3年前のようですが、WOWOWで日本語吹き替えを放送しており、その吹き替え版収録Blu-rayBOXが今後発売などまだまだ公式からの供給が続いているのでとってもスルメ。美味しい。
原作「魔道祖師」を読破の上見たので、ドラマにおける関係性の表現(金光瑤と藍曦臣や蘇渉の関わり)などの工夫も見れて非常に楽しかった。小物・美術、音楽、背景CGなども美しい。
ストーリーは原作と違い時系列を調整し、過去編は全て繋げているためわかりやすくはなったが
魏無羨がどんどんと地獄へと転がり落ちていく過程を続けて見なければならないという辛さがある。
特に江厭離の挿入歌が入るシーンは涙なしには見られない…!
私より先に陳情令を見た母は6周(!?)したらしいが、私は2周目はなかなか手が出ない状況…。
基本若手俳優さんが多いらしいが、温寧、江澄役の人が自身の立場の変化に合わせた演技をされてて魅せ方が上手いなー!と感じた
女神像、亀(CG)との戦い
人間から傀儡へと変化する際の爆発演出
物理法則を無視した人間の吹っ飛び方(ズサーーー!て感じで吹っ飛ぶ)
なんかはずっと爆笑して見てた。ワイヤーアクション独特の動き、そういうものだと認識するとすごい笑える。
山河令
ブロマンス特化作品。本国では第二の陳情令として人気を博した作品のよう。個人的にはそこまで評価高くないかな…。
主人公と温客⾏の目的が読み取れず、いつ面白くなるんだろ?と割と後半まで思ってた。
サブキャラである蠍王や、柳千巧の感情の方がわかりやすくて、キャラとしてはこっちの方が好きになってしまったくらい、主人公たちの感情が読み取れなかった。
是非、原作小説が翻訳され彼らの思考や表情の真意などを読めますようにと願うばかり。
英雄大会が糾弾大会になっていたのが結構しんどかった。モブたちの「この人最高!」→「裏切り者めぇ!殺せ!」という変わり身の速さが怖い…
アクションは迫力があり、使う武器が扇子や縄など見応えがあったが、中盤ほぼアクションなく糾弾大会でストーリーが進むので勿体ない。
やっとアクション!と思ったら結構早く決着がつくことも多くて…もっとアクションが見たかったなーー!
※鬼谷の谷主たる温客行が意外と弱いのも物足りなかった。実力3割のはずの主人公のが強そう…笑
武庫の中身、最後の鍵の在り方なんかはギミックが効いてて面白かった!
とはいえ、ストーリーにおいて晋王や老温の復活など説明不足な部分も多々あり、
阿絮と老温のやり取り(と書いていちゃつきと読む)を楽しむ作品と思って見たら楽しめるかなと。
2人の衣装もたくさん変わって華やかだし、ずっと一緒にいて見つめあったり、想いあったり、なんともラブ度が高い。
ツボな人にはブッ刺さると思う作品
贅婿[ぜいせい]~ムコ殿は天才策士~
慶余年のキャストさんが再集結ということで話題になっていた作品。
とはいいつつ、私はちょうど中国ドラマにハマり始めた時期にBS11さんで放送されていたので慶余年を見る前に贅婿を見たんだけどね…笑
『冴えない入り婿が現代知識を生かして商家を盛り立て、妻との関係も築いていく』
前半はこのあらすじ通りのストーリーで面白かった!
檀児が寧毅に心赦していくというか信頼していく過程がとっても微笑ましい。
けれど、蜜月旅行編からは前半とはめっきり話の毛色が変わってしまい、冗長に感じてしまうときもあったというのが正直なところ。
前半もご都合主義を感じる展開もなくなかったけど、軍師になってからはそれが目立つというか…
寧毅と檀児の関係性を見守るのが楽しかったのに、蜜月旅行編では別行動が多すぎるのも勿体ない!檀児かわいいよ檀児。
基本的にはポップでライトな作風。
でも、耿直護衛のお話では思わず涙してしまう場面もあったり…
面白かった!と思える作品だった。
余談:続編の噂があるけど、最終話の締め方をみると商家での活躍よりは軍師としての活躍を描くものになりそうだから続編は見ないかな~!
侠客探偵 簡不知
面白かった。
けれど、ちょっと評価が難しい作品かなー!
最終回の後味は爽やかで個人的には好きだけど、王画の正体に関しては視聴者にのみ明かされ簡不知たちは知らぬまま。
また、同じく目的などが謎のままの十殺門の頭領的な人が第2シーズンの匂わせっぽい発言をするシーンがあって終了。
私自身が王画の正体は寒月山宗主の発言と彼が殺されたことで察していて、どう終結させるのか気になって見ていたのにそこが解決しなかったから消化不良…!
簡不知と展十七のしっとりとした恋愛関係
ハハハ笑いが似合う趙我還、簡不知に健気な想いを寄せる小妖女、めちゃくちゃ顔が好みな葉笑笑…など主要人物は魅力的だし
アクションシーンも結構豊富!
傘や煙管など日用品を改造して戦う十殺門の戦闘シーンが独特で綺麗だったのも良かった
有名どころの俳優さんは起用されてないとのことだけど、全員自然な演技で特に違和感もなく作品に入り込めたのも素晴らしい
ストーリーも結構さくさくと事件を解決させてくれるのでテンポが良くて面白かった
(傀儡島編だけは個人的にちょっとつまらなかったけど)
是非、続編放送されるなら観たい!と思わせる作品でした。
特に最終回のダイナミック入湯は見て欲しい、面白かった笑!
慶余年
評判がよかった分、自分の中の期待値が高すぎたのかもしれない作品。
15話あたりまでは皇太子争いものかと思ったが、20話あたりでナウシカのような世界観(新人類と旧人類)の設定が飛び出してきたりする。
それらのさまざまな設定は三部作とのことで、解決されない。とても消化不良…。
良かった点は
・主人公の役者さん。イケメン!て感じでないのにかっこいいし愛嬌がある。
・飄々としているが孤独感を抱く主人公とそれに寄り添うヒロインの恋愛関係
・慶帝を筆頭に考えの読めない人や王啓年のようなコミカルな人など多彩なキャラクター
・迫力のある戦闘シーン(贅婿は物足りなかったので)
微妙な点
・全体的なストーリー展開(ご都合主義・超展開)
・キャラクターの思考を理解できない
・海棠朶朶がサブヒロインぽいところ
「聖女」と呼ばれてるけど聖女要素は…?
全体的に納得感がないせいで、ぼんやりとした感想。
・旧人類問題→五竹アンドロイド問題含む
・主人公の生まれ問題
・第二皇子と長公主の悪事問題
・北斉との関係?
・ヒロインとの結婚問題
ぱっとあげただけだけど、本筋っぽいのは上記かな。1シーズン目は風呂敷広げまくる段階なんだから、わざわざ北斉行かなくても良かった感じあるけどなぁ…。
続きを見るか問題の前に続きが作られるかどうかも未知数な作品。本筋掴めてないせいで続きが気になる!て感じでもない。他の方の感想見ていて「上下巻の本の下巻が出るかわからない状況で上巻を読むか?読まない人にはおすすめできない」という言葉があって、すごく納得した。まさにそんな感じ。
続編に慶帝の役者さんでないと聞いたけどそれ大丈夫!?慶帝はこの作品の核に近い気がするけど…
陰陽師 とこしえの夢 new
夢枕獏さん原作の陰陽師を中華ファンタジーとして映画化された作品。琵琶や蜜虫など原作のエピソードを取り入れている部分はあれど、登場人物の人物像にアレンジを加えられすぎているので、正直原作とは別物として見た方が楽しめる。小説の映像化というより、ゲームの実写化みたいな映像美・迫力・演出というべきか。
本筋のストーリーもどこを主軸としてみるかによって感想が変わりそう。
①主軸を晴明
本当に守りたい人間がおらず、守護陣を張れなかった晴明が博雅と出会ったことで人間的に成長するという成長ストーリー
要素…晴明と博雅のバディ関係
②主軸を蛇を宿した女帝
彼女の正体、目的、そして彼女を守るため暗躍(?)する男のラブストーリ
個人的には②を主軸にした方が楽しめそうかなぁというのが感想。
ここからネタバレあり
①を主軸にするとあまりに説明不足な部分が多い。
この世界の死の基準(腹に穴が開いても生きていたり、首絞められて死んだり、式神になっても普通に復活したり)
式神の序列(殺生石が一番強いの、一番新入りでは…??)
朱雀を蘇らせる=博雅が式神というのはどういう理論?
守護陣の効果 などなど。
最初 守護陣を張れなかった晴明がラスト 守護陣を張れるようになるという展開は綺麗でいいなと思ったけど、結局6層くらい張った守護陣を破られたシーンで「負けるんかい!」て突っ込んでしまった。
②は最後まで見ると公主と鶴守月(ともすれば晴明の師匠である忠行)の関係がはっきりして、ラブストーリーとして見直したら、鶴守月(忠行)の深い愛、愛したものに置いて行かれてしまう公主の孤独や切なさがわかって、ぐっとくるシーンもあった。鶴守月を止めてともに死のうとするシーンとかで公主として民を愛していた気持ちもあったんだなと思って、好きなシーンだと思った。
「次は式神としてではなく人間として生まれたい」という鶴守月のラストあたりのセリフ、ラブストーリーとして完璧。
ただ初回鑑賞時、公主と鶴守月の関係が険悪なのかなんなのかわかりづらいせいで入り込むのに時間がかかるのがもったいない。たぶん、自分(忠行)の死期を隠す鶴守月によるすれ違いということだったんだろうけど。
最初から二人が結託してる感じだったらもう少し印象違った気がする。
ちなみにこちらも、髪の毛の妖怪を操っていたのは鶴守月だったような気がしたけど公主を1回殺してるのはどういうことなのか
蛇を産み落とす下りの意味
公主はなぜ死ねたのか(蛇を産み落とすことが禍蛇からの解放なのであれば過去回想でも産み落としていた気がするし、もっと早くに解放されていたのでは?) など自分の理解力の問題かもしれないがいまいち理解できない部分は多々あった。
総評:細かいことは気にせず、舞台美術や映像の迫力を楽しむ作品!
途中脱落
成化十四年
ジャッキー・チェンさんプロデュースの初ドラマ
でも、そこまでアクションはなかったような気がするかなぁ…
ちょっとお人よしで美食家貧乏な主人公 唐泛と
男前で料理上手な隋州、いろいろ暗躍してそうな汪植と
キャラクターは個性豊かで、唐泛と隋州のブロマンス関係性も魅力的!
というわけで十四話くらいまでは見たのですが…
唐泛が推理してせっかく見つけた犯人がことごとく自害していく(させていく?)展開が続いて食傷気味になり脱落。残念…!
大宋少年志~secret mission~
飄々とした仲辛、品行方正な王寛とキャラ設定は結構好みだったのですが、ヒロインである趙簡が演出過多 且つ 性格も苦手だったので脱落。
慶余年の脚本家さんだけど、大宋少年志ではしっくりこなかったなぁ
超展開っぽいのが多くて3,4話を続けて見ていると食当たり起こしたみたいな感覚になってしまった…
仲辛と王寛の関係性は気になったんだけどな…!ちょっと陳情令の忘羨みたいな感じして。
花様衛士
今、見てる
琉璃(中断中)
~4話くらいまで見てる。陳情令以上のCGがツボ
有翡(中断中)
2話まで。
個人的に王一博の顔そこまで好みでもないからだいぶゆっくり見る感じになりそう。
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