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ジャックジャンヌ 根地黒門先輩

根地先輩ルート終了しました。
なかなかしんどいと噂に聞いていたので身構えていたのですが、そこまででもなかったかな…?
違う意味ではしんどさは感じました。

というわけで、今回は主に少し厳しめの感想も含まれるかと思いますので、ネガティブな感想は読みたくないな…と言う方はご自衛ください。



※以下、スチルネタバレ含みます


ルート概要

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クォーツの組長を務めながら、舞台脚本、演出、作詞などなんでもござれな天才
いつもふざけたような言い回しをしているけど、しっかりと各個人の才能を見極めているので、どの公演でも皆に乗り越えなければならない壁を与えてくる。
そんなちょっと超人的な根地先輩。
彼には1つ恐れていたものがあった。

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自分と同じように舞台に関して多才だった父の死。
その死をもたらしたであろう女性(愛人)の存在。
恋が才能を枯渇させるというならば、自分は女性に関わることから避けたい
そんな気持ちで入学したユニヴェールで根地先輩は才能の底が知れない主人公に興味惹かれていく…

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主人公のジャンヌの引き出しを広げるために口説き落とそうとする根地先輩。
それが、自分へのダイレクトアタックになるとは知らずに…。

テーマは父の呪縛からの解放




田中右先輩が後輩してる(個別ルートの感想)

完成された才能を見守るより未成熟な才能を磨くことが好き。
だからこそ、根地先輩は才能の底の見えない主人公との関わることが楽しくて楽しくて仕方なかった
と言うのが秋公演くらいまで。

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少しずつ疑念は確信へ代わり、冬公演を経てクリスマスへ。

秋公演時、ジャンヌの引き出しを広げるために行った口説き落とす即興劇。
秋とは逆に「根地先輩を女として口説け」と言われた主人公は躊躇いつつも全力でそれに応える

でもキスはダメでしょー!\( ॑꒳ ॑ \三/ ॑꒳ ॑)/
※後から心理描写もされ、恋愛感情から距離を縮めすぎた旨が語られるので一応納得はしました笑

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からの、性別バレ。
すっかり騙されたよ、と主人公を突き放す根地先輩に対して、彼の安寧の地を奪ってしまったことを悔やむ主人公。
そして根地先輩は恐れていた才能の枯渇を目の当たりにして、どう舞台に関わればいいか全て見失ってしまう…

と言うのが個別ルートのあらすじ。
個人的に根地先輩ルートは盛り上がりどころが分からなくてしんどかった…!

物語の起承転結で言うと、
起:性別がバレて、2人の距離が開いてしまう
承:元のような態度で接してくれるけれどどこかが違う根地先輩(才能の枯渇に気がつき始め焦っている)
転:才能の枯渇に耐えきれず逃げ出す
結:自分の状況を受け入れ、舞台との向き合い方を改めて考え直し、最終公演を迎える
※ここでそんな根地先輩を受け入れたクォーツ勢が一丸となる
ていう構成だと思うのですが、
どの段階においても一応関わってはいるのだけど、どこか主人公が第三者目線というか…
主に根地先輩が心配だという感情のみで、主人公自身の葛藤があまりない感じが強いんですよね

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例えば、親に愛を与えられる人間でなければその役はできない的な田中右くんの言葉から父親の死を見つめ直す必要性を感じ
遺品整理の中で父のノートを読み返したことをきっかけに父の死の見方が変わり、乗り越えていく
のですが、そこには主人公の介入がない。
帰ってきた根地先輩の話を傾聴するくらい

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その影響で台本ができあがらない焦燥感や
出来上がった時や根地先輩がクラス全員に打ち明け受け入れてもらった時の喜びに感情移入ができないまま終わってしまった。
しっかり感情移入しながら体験できたら受け止め方は違ったんだろうなと惜しい気持ちでいっぱいです… (´ •̥ ̫ •̥ ` )


根地先輩ルートでとても良かったのは、田中右くんとの関係性!後輩してるよ!

主人公以外にはあまり声をかけない田中右くんも根地先輩には声をかけるし、なんなら稽古場にもきちゃう。
概ね主人公大好きマンな田中右くんが根地先輩目線で「根地先輩にとって主人公は死神」と言ってのけるのもヒュー!てなりますね。
そして、根地先輩も田中右くんのことを後輩として慈しんでいて、彼の成長を期待している。

田中右くんを素直だったか真っ直ぐな子と表現する根地先輩に愛を感じます⸜(๑’ᵕ’๑)⸝

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主人公、田中右くん、根地先輩が揃った舞台見たいなー!


終わり

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『カフェにて大声での求婚』と はた迷惑でしかないシーンNo.1

このカフェでの求婚騒動がラストの伏線になるとは…!(性別バレ時の態度の落差を感じさせるため意味合いのイベントかと思ってた)
最後まで気が抜けない男 根地先輩でした!

さーて、次は寿々くんかな!

©Sui Ishida/BROCCOLI

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