【オピニオン】些細な延期

パーティーをしたかったが、タイミングが合わなかった。
バイエルン戦を控え、シベーレスで祝わなかったことをMARCAはこう書いていた。言い得て妙だ。

それにしても、カルロ・アンチェロッティに毎週のようにブラジル代表監督就任の質問が浴びせられていたのが遠い昔のようだ。
今日彼はジネディーヌ・ジダンを抜き、レアル・マドリーで12個目のタイトルを手にした。
この手のランキングで常に名前の上がる、14個トロフィーを持つ伝説的名将のミゲル・ムニョス(ディ・ステファノの時代の監督)を射程に捕らえている。

これはどういうことか?レアル・マドリーは再び黄金時代にあるということだ。
伝説的な監督が率いて、それぞれの世代随一のとんでもなく優れた選手達がチームに揃っている。
今年の夏には、さらにもう1人歴史的な名手が増えるかもしれない。

パーティーが延期になったのなんて些細なことだ。
なぜならパーティーはおそらくこれから何度もあり、これはその何度目かの1回に過ぎないからだ。

カディス戦ではカマヴィンガが王様のように中盤を牛耳っていた。
彼が21歳なんて信じられない。フェデ・バルベルデは25歳、ヴィニは23歳だ。
今日のジュード・ベリンガムの落ち着き払ったふてぶてしいゴールをもう一度見て欲しい。皆さんご存知だろうが、彼は20歳だ。

彼らはいずれキャプテンマークを巻くだろう。
そうなった時、彼らがタイトルに飢える未来があるだろうか?

そうは思わない。
ここにもし今夏、エンバペが加わるなら尚更だ。

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