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他人にトップダウンさせる

こんにちは、アウトライナーをこよなく愛するセムです。なんとこの記事、100本目です。おかげさまでひとつの目標を超えました。

前の記事から少し間があいてしまったのですが、トップダウン思考についての話の続きです。

トップダウンを批判してボトムアップだけで動くと、筋の通らないものが出来上がってしまう、だからトップダウンも重要なんだという話をしました。

そのトップダウンですが、自分で自分のことが俯瞰できれば苦労はしません。自分を外から見つめる視点、メタ認知を身につけるには、それなりの訓練が必要です。

とくにまだ経験が浅い場合や、その業界、世界に詳しくない場合にいきなりトップダウンを求めるのは土台無理な話です。そもそも登りきってもいないのに、低い視点でトップダウンしても、見えるのはそれなりの世界だからです。

そこで、トップダウンに他人を利用するという手があります。さくっとアウトラインレベルの下書きを同僚や上司や家族とかに見せて、「まだ下書きレベルなんですけど、こういう流れはどう思いますか?」と意見を求めるのです。ダメ出しされた時のダメージを最小限にするためにも、相手は身近な人がいいでしょう。そして最初の前置きも、自分のメンタルを守るためにとても大事なのでお忘れなく。

人間の特性として、他人の粗や論理のねじれはよく見えるのです。そしてなぜか、他人のことになると広く、高い視点が持てるのです。本当不思議ですよね。自分が同じことをやったら、これまた不思議なことに、視点は低くなります。言うは易く行うは難し、という言葉はこういうところから来ているのでしょう。

だから、わからないことはあっさり他人に半分思考を丸投げするのも、新米の処世術としては有効です。巻き込んでしまえば、相手の期待に大きく外れることもありません。(たとえその先の相手の期待に外れた場合でも、責任を負わされるリスクは減ります)

それなりの低いトップダウンをするくらいなら、人の視点を借りてしまいましょう。下書きのシェアは、プライドも守られつつ、他人の視点が借りられる手軽な方法なので、ぜひ試してみてください。

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