2024年4月辺りに吸ったもの

 漫画をいっぱい読んでいる。相変わらずkindleの様々なセールを滅茶苦茶活用しており、ありがとうございます。映像作品を観るのが実は苦手なのと、活字は読み始めるのに体力が必要なため、結果として漫画をたくさん読んでいる。
 なんでいっぱい読んでいるのかと言うと、心を別の何かでいっぱいにしたかったからです。その理由は一つ前の記事です。助けて。
 なんか全体的に今回の記事感想っていうか感想じゃなくてそれを摂取したことによる私の"""思想"""とかキショイ部分めっちゃ出てるから真面目に読まなくていいよ。


映像作品


・ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
 アニメ。原作はなろうの方でちょっとずつ読んでいるので、アニメ放映中にアニメ範囲を追い越した感じになった。しかし声優が豪華だな…タイトル通りいわゆる悪役令嬢物なのですがマジの初期ぐらいしか出ない婚約破棄する王子のCVが岡本信彦なのは豪華すぎるだろ。
 なんで観たのかと言うと、主役が低音の島﨑信長だったからです。助けてくれ。初手で終わりになってきた。ストーリーもきちんと面白くてちゃんと作られていて、原作小説も面白いのですが、わたしは悪いオタクなので声優目当てに滅茶苦茶毎週楽しく観ていました。いや、声優目当てって別に悪じゃないんだけどなんかオタクってこういうこと言いがちで良くないな…なんなんだろうな…声優目当ても立派な一つの理由だと思うんだけどその理由が更に同CVの別キャラの夢女だからかな…もう島﨑信長が出るだけで動揺する肉体になってて…俺は…壊れてて…。
 あと小野大輔も出てきたからびっくりした。すみません、私の人生を狂わせたキャラクターを二人挙げるなら二人のCVが小野大輔と島﨑信長です。狂っちゃった。いや良いキャラクターだったよ。アニメ本当に良かったです。原作の続きもゆっくり読もうと思います。
 本当に有難いタイプの低音のCV島﨑信長だったんだ…………。

・マッシュル-MASHLE-
 アニメ。原作の漫画は何かの無料キャンペーンでちょろっと読んでて、良かったからアニメ一期観た状態でぼーっとしてたらいつの間にか二期始まっててOPがめっちゃバズっててびっくりしながら追い掛けて観た。この作品はずっと心穏やかに流していられるので有難いですね。OPもスルメだけどEDの映像がひと昔前のアニメ雑誌の謎版権イラストをそのままアニメーションにしたみたいでオモロで好きだった。
 ところでこっちにも島﨑信長出てきてびっくりした。売れっ子声優ですごい。びっくりした。好きな感じの糸目だったから余計にびっくりした。弱点多すぎ。マジでびっくりした。
 カップリングの話をするなら素直にマッシュさん総攻めだしマッシュさんとレモンちゃんって幸せになるのかな…なったらいいな…と思っています。 ずっとマッシュさんの空気感が一定で本当に心穏やかだ…。

・黄龍の村
 映画。前々からTLで名前見掛けるけどその配信サービスは…と思っていたらアマプラに来たので観た。めっちゃ良かったね!!! こういうのでいいんだよこういうのでってこういう作品に使う言葉だと思う。監督氏がTwitterで気軽に消費してほしい! みたいな感じの言い方をされていて、有難いことだな~と思いました。ネタバレ禁止なのもまあ納得できるというかなんも知らんで観て爆笑して終わってほしいって感じ。私もそうだったし。いや~良かったな…こういう作品何回も観たい。また数年後くらいに観たいです。


漫画作品


・プリンタニア・ニッポン
 webでたまに読んでかわいいな…………って普通にすあまさんに夢中になってたんですけどやっと単行本買った。お前はいつもそう。作り込まれたディストピア(ディストピアかな?)(管理社会?)の中で全部が明かされているわけではないけど明かされている中から察するにこれはこういう…これは…みたいな色々が想像できて楽しい。すあまさんをはじめとするプリンタニア・ニッポン達は本当にかわいい。もちもちだ。ぬいぐるみなどを買うべきだったと強く思う。人間関係もすごいななんか…その…オタクが…好きなやつで…。でももちもちで何も分からなくなる。

・オメガ・メガエラ
 発売した頃に我々(一人称単数形)が欲しているオメガバースってこういう作品なんじゃないか? と思って二巻くらいまで読んでそれからなんとなく読めてなかったんだけど、完結ということでかなりの部分を無料にして頂いており、そこから入って全部読みました。良かったね…。やっぱりオメガバースの設定をきちんと成立させようと思ったらこれくらい世界観を構築する必要があるよね? という感じ…。作中でβ女とΩ女がパートナー関係にあるのがかなり良かったです。私もなんだかんだ言いつつオメガバースの都合の良い所を用いた二次創作をしたことはあるけどやっぱりさ~~~難しいってこの設定!! ってすごい思う。だからそれを用いたこんな壮大な物語を描いてくださったことに本当に感謝というか読めて良かった、本当に良かった。そりゃこんな設定でジェンダーや弱者からの搾取を描かないの無理あるって。本当に…。
 全然関係ないけど丸木戸先生のBL作品、ドラマ化していてその主題歌が鬼束ちひろで曲の方はめっちゃ聴いてるので作品にもその内触れたいです。

・黄泉のツガイ
 去年ぐらいに買っておもしれ~~~ってなったんですけど最新刊出て買って積んでいたので最初から読み返してた。これくらいの巻数ならまだこういうことができる。十冊以上になると厳しくなる。本当に面白いな…。私は鋼の錬金術師がクソデカい青春の一つなのですが本当に…荒川先生のキャラクターってすごい…生きてて…好きだな…世界観も設定も好きだな…。いい加減銀の匙とか読もうと思います。"生死"の話が動物に及ぶと急に二の足踏みまくるの良くないな。人間のキャラクターなら平気なのなんでだろうな。映画で犬死ぬの無理です! のアレに通じる気がする。
 マジで分かり易くて恥ずかしいんですけど左様に夢中です。強くて格好良くて筋肉質で背が高くて戦闘大好きな女性、好きです。

・アイ・セイ
 朝田ねむい先生の短編集。何故か表題作だけ読んだ記憶があるんだけどなんでだろう。どっかで単話購入とかしたのかな…? 本当にここ十年? くらい商業BLに触れる機会がないんだけど朝田先生の作品は肌に合う。
 一作品目の「ディーン」、私は好きなキャラクターが怪我したり傷を負ったり欠損したりする、いわゆるリョナとかグロに入る二次創作のことが好きなのでワーーーーーーー!!!!!!!!! になって死にました。生きていてすみません。二次創作に限らずそういう創作物が好きです。だから、殺してくださいってなりました。この主人公もある種そうした嗜好を持ちそれが性欲に繋がっておりそれは別に消し去ることもできないけどそれでも生きていくしかなくって……………………ラスト美し…………………。
 二作品目の「クラスメイト」が本当に本当に本当に本当に本当に大好き。本当に好きで。あの、朝田先生の描く「他者へ対する好意や性欲って一種の加害行為だよね」みたいなのを勝手に感じ取ってそれ………………ってなるオタクなんですけど、マジでこれがマジであの。その。あ~~~~~~~やってることマジで最悪なんですけど私は最悪の攻め厨だし上述の嗜好を持つ最悪のオタクなのでこの加害者くんのことが好きになってしまって。もう好きで。本当に。あの。殺してください。殺してください…………。
 三作品目の「ハレの日」めっちゃ好き!!!!!!!!!! どう説明していいか分からないというかこれはあんまり良くない系の嗜好だと自分では思っているんですけど(こいつこんなんばっかだな)(死にたい)、LGBTQを絡めたファミリードラマみたいなやつが好き、みたいなのがあり、今市子『大人の問題』とかまんだ林檎『コンプレックス』とか先の記事のドラマの方ですが「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」などが良くて、こういう系統の作品があったら教えてください。この短編もそういう風な意味で好きです。いやマジで良くない嗜好というかこれどう説明したらいいんだ? 私は二次元のマイノリティな方々の人生を消費している人間です生きていてすみませんってこと? いやそれは本当にそうだからなんか死にたくなってきたんだけど。なんで漫画の感想書いててこんなことになってるんだよ。こういう嗜好を一言で的確に表現したい。難しい。
 四作目表題作の「アイ・セイ」は心穏やかに読むことができ…いや、できたか? あんまりできていない。読んでてなんかこれ前読んだことあるな~と思って読んでてア~~~~~~ってなった。なんで恋愛感情と性的欲求って紐づいてるんだろう(繁殖のためじゃないですかね?)。なんか朝田先生のTwitter見に行ったらここの二人今後普通に別れるっぽいんですけど。なるほどね。なんかいっつも恋愛感情と性的欲求を別個として扱うことに拘泥がめっちゃあるキショいオタクをやっているんですけどだからなんか ワーッてなっちゃった。
 なんかクソ長くなったな。え? 漫画の感想じゃないなこれ…まあいいか…。

・スリーピングデッド
 これも朝田ねむい先生の作品。上下巻で、上が出てから結構日が空いてから下が出たような気がする。下出るまで寝かせるね…つって多分下出てからもそれなりに日が経ってたんだけど漸く読んだ。うわ~~~~~~~~~~好き。
 好意って加害だよなぁ!!!!!!!!!! って殴って頂き光栄です。勝手に作者の意図をキショい読み取りするな!!! いやなんかほんと、創作で、「二人はラブラブハッピー死ぬまで一緒に暮らしました」をよくやる人生なんですけど人間と人間って別個の生き物だからどんなに言葉を尽くしても超能力者でサトリでもなきゃ心が通じ合うなんて無理だよな~~~wwwという思想を下敷きにしてそういうハピエン厨をやっているので読んでて全然心バラバラになった。ラスト。オチ。すっごいな。すっごい。こうなるんだ。こうするんだ。すっごい。すごくないですか? 商業作品でこれをするの。朝田ねむい先生ってすごい…………。
 全然関係ないんだけど私のHNの苗字が「佐々田」だから「佐田くん」って名前の男性が主役で結構ずっとフフッてなってた。
 あと血がいっぱい出てて人がいっぱい死んでて嬉しかった。あ~こいつの嗜好ほんと最悪だな。

・アンダンテ
 再読。小花美穂の作品。集英社がクソデカセールやってるな…待ってりぼんコミックスって集英社!? ってここで気づいて買い直した。小学生だったか中学生だったかの頃に読んで、私の中だと小花先生は『こどものおもちゃ』よりこっちなんだよな。当時の友人が吹奏楽部に入ってて彼女から借りて読んだとかだったような気もするし存在しない記憶かもしれない(怖い人間)。
 今となっては「近親相姦だよ~~~~!!!!!!!!!」ってデカイ声で言うキショいオタクになっちゃったんですけども。真実近親相姦だから。血縁がある方もない方もあるから。三冊で完結しててスッと読めて有難い。いやしかしこの年齢でこういう…いやまあ小花先生の作品だからブラックな部分も強くてあの…助かります。汚い大人のオタクだから一層こういうのが有難く感じる。

・紳士同盟クロス
 これも再読。なんだかんだでここまでは種村有菜全部真面目に読んでた。人間関係の入り乱れ入り交じり狭さすごいな。いつものことか…。こういうのを摂取したい瞬間ってあるんだけど食事に譬えると二郎系ラーメンとかに該当すると思う。
 好きなシーンは千里が潮に「ごめん!ごめん!」つって抱き締める所です。このシーンずっと覚えてんな。こういう感じでキッズのとき漫画作品にブン殴られてずっと覚えてるシーンって無限にあるから覚えていたらその内そういうのを纏めておきたい。
 この漫画も近親チャンスと3Pチャンスなんかめっちゃ多いね。

・メダリスト
 フォロワー(複数人)がいつも言っている漫画が三巻までブラウザ無料やね…めっちゃ顔面が強い攻めの成人男性が喫煙している宗教画(一コマ)とめっちゃ強い中国任侠みたいな名前した攻めの女子がいることしか知らないで読んだんですけどこの漫画攻めしかおらんことない? このオタクは攻めを誉め言葉だと思っているキチガイなので気にしないでほしいんですけどそれにしたって攻めが多いな…。
 私は最悪のオタクなので「女児各位の解像度が高すぎてちょっとLO作品読んでる気分になるな…」という瞬間がままあったのですが皆さん本当に輝いていて、美しくて、光が強ければ強いほど影が色濃くなってつらかったです。こういうジャンルの作品を読んでいたらどうしてもあることだけどこの歳になるとマジでつらいな。でも滅茶苦茶面白い。絶対読んだ方が良い漫画ってこれだ。
 原作者氏の特定声優氏のファンとしてのエピソードが強い。読み終えてググってびっくりした。そしてアニメ化が決定していてその…色々が…叶ってるんだ…強いな…。

・バトゥーキ
 以前クソデカ無料で途中まで読んだ作品。完結したので全巻買った。自分からは選ばないジャンルというか作風の作品なので、当時デッケエ声でTwitterで読んでって言ってたフォロワー本当にありがとうね。
 迫先生の作品に触れるのはこれが初めてだったんですけど、ありえん超絶画力から繰り出されるありえんと思いきやギリ現実かも…? みたいな様々な異種格闘バトルと思春期の少年少女の人間関係、そしてなんか独特のギャグ。全部知らない味がして面白かったです。B.Jっていう異常者がずっと面白くて無理。なんなんだよこいつ。全ての元凶と言っても過言ではないキャラクターを無理矢理萌えキャラに仕立て上げてくる鬼の剛腕何? 多分読者全員B.Jのこと異常者だと思ってるけどB.Jのこと好きだろ。私も好きです。
 色々とこれは…色々…描き切れなかった部分があるんじゃないかな…! と思いつつも美しかったからええか…になった。なりがち。最後が美しいから全部良かった…ってなるしいや全部良かったのは事実だからな…。ユダ編も最終決戦も好きなんだけど鉄マン編の盛り上がりがやっぱりとんでもねえよ。何度読んでもすごい。

・めだかボックス
 西尾厨なのに実は最後まで読んでいなかった、ので漸く読んだ。善吉が生徒会長になった辺りまでは読んだから多分…不知火編とやらを読んでいない…! と思ったら間にマジで知らん花嫁編があった。マジで知らんかった。どういうこと? 西尾が週刊少年ジャンプのことめっちゃ好きなんだな~ということが分かって嬉しいです。さすがにこれは小説とファンブック的なやつ(あるらしい)もその内買いますね。まだ買ってない。
 なんか普通に阿久根高貴と球磨川禊のことめっちゃ好きやね。と思ってたんだけど急に鶴喰鴎と反転院さんに強めに殴られてえ??? みたいな顔してる間に読み終わった。お前っていっつもそうなんだ。混沌悪ブルベ極寒悪役令嬢男体化みたいな男キャラクターでシコるタイプのオタクなんだ。あ~あ。って思いました。最終話の鶴喰鴎で本当に滅茶苦茶になって。俺は。俺は…。
 西尾維新のネーミングセンスって本当に信じられる。ありがとう…。

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